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大型台風を経験して考える。人とペットの災害対策ガイドライン

 大型台風を経験して考える。人とペットの災害対策ガイドライン

大型台風19号が過ぎたものの、浸水被害を受けた住宅は約8,000棟(NHK NEWS WEB 2019.10.14より)と大きな傷跡を残していった。浸水地域は数知れず、14日20時の時点で37河川52ヶ所の堤防が決壊しているとNHKは報じている。

被害に遭われた方々には心よりお見舞い申し上げるのとともに、まだまだ予断が許されない状況にあっては、くれぐれもご注意いただきますよう。


Photo by NASA on Unsplash

かく言う私が住む地域も水害危険区域にあたり、台風当日には避難勧告レベル5となり、落ち着けない一晩を過ごした。近くには大きな川が2本流れており、溢れんばかりの川の様子にヒヤヒヤしたものだが、幸い、こちら側は被害が少なかったものの、対岸は堤防が決壊し、浸水した箇所があちこちに見られる。

そんな台風被害を目の当たりにし、感じたことをまとめたいと思う。


Photo by Kelly Sikkema on Unsplash

各地域のハザードマップはチェックしてある?
地元にずっと住んでいる人はともかく、特に後から越して来た人は、その地域にどんな災害が起こり得るのか、自治体が公開しているハザードマップを一度チェックしておいたほうがいいのではないだろうか。土地の形状にしても然り。水がたまりやすい場所、建物が崩れやすい場所…というのはやはりある。

ちなみに、私が住む自治体では、地震・洪水・建物倒壊危険度・揺れさすや・液状化危険度などのハザードマップが公開されている。

避難所リストはチェックしてある?

同じく、避難所についても一度チェックしておいたほうがいいと思う。私も避難すべきか?と考えた時、適当な場所が咄嗟には浮かばなかった。もとより、私が住む地域の指定避難所は洪水の時には役に立たないので、もっと遠くの場所に避難しなければならない。となると、その分、土地勘も薄れ、頼りない情報しかもち合わせていないことに今更ながらに気づいた次第だ。

併せて、各避難所はペット受け入れ可能かどうかも事前にチェックできていると安心感も増すだろう。我が自治体の避難所リストは、残念ながらペットについての言及がない。近年、大きな災害をいくつも経験したのであるから、そろそろそうしたことも定着して欲しいと思っているのだが。

避難のタイミングを判断するのは難しい

今回、私が住む地域では、避難勧告レベル5になっても、実際は自宅にとどまり、避難所には行かなかった人のほうが圧倒的に多かったように思う。それは、自分は大丈夫と思うのか、自宅のほうが安全であると思うのか、はたまた自宅から離れたくない、他人と一緒の避難所は嫌だ、高齢者がいて思うように身動きがとれないなど、いろいろ理由はあるのだろうが、危険が迫っているぎりぎりで避難するのは、慌てふためき、困難を要することが多い。夜間の暴風雨の中、徒歩で遠くの避難所まで移動すると想定した場合、なおさらである。

こと、子どもや高齢者、ペットがいる場合は、いつでも家を出られるよう早めに準備だけでもしておくほうがいいだろう。そうは思ってもなかなかしないのが人の常。それが実際の災害では避難行動を左右するというのを実感した。

ペットと言えば、以前の大型台風の折、被災地に住んでいた友人が、「台風が過ぎ、周囲を見渡すと、鎖につながれたままの犬が遺体となってぷかぷか水に浮いていた」と話していたことを思い出す。今回の台風では、「#ナイス犬しまい」というハッシュタグが注目され、外飼いの犬は安全確保のために家の中に入れる飼い主さんが多かったようだ。そう、災害の時に忘れられがちなのが、外で暮らすペットである。台風のような場合は、家に入れるなど早めに安全対策をとってあげて欲しい。
身近な周辺情報を収集しつつ、情報にまどわされない

台風が通過中、私が常時チェックしていたのは、川の様子をライブで見られるサイトであった。

【河川水位情報】
https://typhoon.yahoo.co.jp/weather/river/8404030001/

自治体の緊急放送や携帯会社のエリアメールが届いても、実際のところ今ひとつピンとこない。しかし、ライブ映像で近隣の様子を確認できることは、より現実味があって、判断材料になると思う。一方で、災害時にはいろいろな情報が飛び交い、それにまどわされることもあるが、どれが重要であるのかを見極めることも大事だと痛感した。

避難するなら、とりあえず何が大事?

いざ避難をと考えた時、何を持ち出すか、頭が混乱するものだが、日頃より、どうしてもこれだけは持ち出すという物は決めておいたほうがいいだろう。土壇場であれこれ持ち出し品を選択することは、より落ち着きを奪うことにもなり、結局は携帯とお財布しか持って出られなかったという人も多い。

詳しくは、環境省のホームページをチェックしていただきたい。

【災害、あなたとペットは大丈夫? 人とペットの災害対策ガイドライン<一般飼い主編>】
https://www.env.go.jp/nature/dobutsu/aigo/2_data/pamph/h3009a.html

併せて、こちらもどうぞ。

【災害 あなたとペットは大丈夫?「発災当日」編】(環境省)
https://youtu.be/gGry3-gR4cM

【災害 あなたとペットは大丈夫? 「避難生活」編】(環境省)
https://youtu.be/QHEn_EzGuTM

私は今後、車に寝袋も積んでおこうと思っている。アウトドアが趣味の人は、ある程度のグッズを車の中に載せておくというのも一つの災害対策かもしれない。

いずれにしても、災害はないのが一番だが、地球環境が変化している中で災害も大型化する傾向にあり、自分と大切な相手を守るために、できるだけのことはしておきたい。
文/犬塚 凛(犬もの文筆家)

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