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病気の子供たちに寄り添うファシリティドッグ

病気の子供たちに寄り添うファシリティドッグ

専門的なトレーニングを積んだ、病院に勤務する犬・ファシリティドッグのラブラドール・レトリバー「アイビー」が東京都立小児総合医療センターで活躍しています。

ファシリティドッグは臨床経験のある医療従事者がハンドラーとなって、犬と一緒に病気の子供たちに寄り添います。小児がんや重い病気の子供たちを支援する認定NPO法人シャイン・オン・キッズが支援して、実現しました。東京都ではアイビーが初めての導入ですが、日本国内では2010年に静岡県立こども病院に、2012年に神奈川県立こども医療センターに導入されています。


ファシリティドッグ 左からヨギ、アニー、アイビー、ベイリー

アイビーは2017年にカリフォルニア州で生まれ、アシスタンス・ドッグス・オブ・ハワイでファシリティドッグになるための特別な訓練を受けました。性格的にはとても真面目な女の子だそうです。

ハンドラーの大橋真友子さんとともに、アイビーは手術室まで行く子どもに付き添ったり、触れ合うことで入院生活のストレスを解消してくれます。セラピー犬と違って、毎日同じ病院に勤務し、それぞれの子供たちに応じた対応を行います。

セラピードッグのハンドラーは無償のボランティアであることが多いのですが、ファシリティドッグの場合は医療従事者です。アイビーのハンドラーの大橋真友子さんも、看護師として病院を勤務していた経歴をもっています。


ハンドラーの大橋さんとアイビー

ファシリティドッグに関する公式のデータはありませんが、欧米では2000年頃から増加しています。盲導犬以外の補助犬育成で世界最大の団体であるケーナイン・コンパニオンズ・フォー・インデペンデンスにおいては、2015年度にはすべての育成数309チームの約14%にあたる43チームがファシリティドッグとして育成されていました。

アイビーはラブラドール・レトリーバーですが、ファシリティドッグを育成しているアシスタンス・ドッグス・オブ・ハワイではラブラドールかゴールデンを選定しています。その理由として「人が大好き」「人と一緒に仕事をすることが大好き」「性格が穏やかで優しい」点をあげています。

導入にあたって、看護部長・佐野美香さんは、「どうしても歯磨きのできないお子さんに、ハンドラーの大橋さんとアイビーが『アイビーはこんな風に歯磨きをするよ』とやって見せてくれたら、その子が歯磨きをできるようになったのです。そこで医療従事者に無い力を感じさせられました」と語っていました。


そっと寄り添って励ましているよう

アイビーは導入直後から大人気だそうです。子どもたちの力になってくれるだけでなく、治療を見守る両親や家族からも「アイビーに元気をもらえる」と言われ、感謝されていました。多くの病院でたくさんの人々の力になってもらいたいファシリティドッグですが、育成から導入まではたくさんの人々の協力が必要です。アイビーが今後も活躍を続けるためには、年間約1000万円もの費用がかかるとか。現在、クラウドファンディングで支援を募集しているので、詳しく知りたい方はhttps://readyfor.jp/projects/facilitydogをご参照ください。

取材・文/柿川鮎子

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