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付かず離れず。地域猫と私たちの最良の距離感って?

付かず離れず。地域猫と私たちの最良の距離感って?

先日、Twitterをぼんやり眺めていると、野良猫を拾ったという人が動物病院にその猫を連れていき、健康診断等々を依頼したという趣旨のツイートが目に入った。

地域猫の仔猫

時期的に今は子猫も多いので、こういうケースは全国的に増えるとは思ったが、「ん?」と思ったのがこの後だ。

この人は自分で拾った猫を飼うつもりはなかったが、きっと見過ごせなかったのだろう。

だから猫を動物病院にまで連れていったんだけども、獣医さんとしては当然、診断に発生した料金を持ち込んだ人に対して請求することになる。ところがこの人、自分が持ち込んだ猫なのに「野良猫の診察にもお金を取るなんてありえない」とひと悶着を起こしたというのだ。

しかもこのツイートには「そんな獣医さんには、私もお金を払いたくないです」という賛同の声もチラホラ。

これには頭を抱えるしかなかった。

靴屋に行って売り物の靴を履いて「はいさよなら」とダッシュで退店しちゃおうとする人と変わらない。ところがこういう事例って、別にこれに限った話でもない。

地域猫活動をしている団体、保護を行っている団体に対しては、昔から猫を持ち込んで「面倒みてあげて」と言い、そのまま帰ろうとする人は結構いる。獣医さんも保護団体も、叩けばお金の出る打ち出の小槌を持っているわけではないのに……。

似たような問題点はまだある。それが、野良猫、地域猫に過干渉になって事態をどんどん深刻化させてしまう第三者だ。

こっそりやってきて勝手に餌やり。猫好きなのは分かるけど…

ご存知のように、今各地では地域猫活動が行われている。その目的は、屋外で暮らす猫たちを避妊・去勢させて、これ以上不幸な猫が増えないようにするためのもの。

時間はかかるが、この活動を徹底することで、いずれはコミュニティから屋外で暮らす猫はいなくなる。そうすれば交通事故や虐待に遭遇する猫もいなくなるという算段だ。

まん丸に寝ている猫

でも、それを無意識に邪魔している人たちも多い。これはマジで多い。

地域猫活動をしている地域住民やNPO団体の方たちとは、筆者も少々付き合いがある。そういった方々がしばしば地域猫に過剰に干渉する人について「困ってるんですよね」とぼやくことがある。

たとえば冒頭で書いたように、よそで拾ったり、飼えなくなった猫を地域猫のコミュニティに持ち込んでしまうというケース。

たとえば給餌の際に投薬が必要な個体に、勝手に餌をあげて満腹にさせてしまい、投薬を困難にしてしまうケース。

たとえば地域猫たちに無造作に大量の餌をあたえて、食べ残しは処理せず不衛生な環境を生み出してしまうというケース。

どれも全国的に見られる、大きな問題だ。とりわけ、勝手な餌やりは筆者もしょっちゅう見かける。そして十中八九、食べ残しのは虫がたかっている。

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