猫好きがキュン死する珠玉の猫アートだらけ！「藝大の猫展」に行ってきた。

2019年4月26日から東京藝術大学構内で開催されていて、ＧＷ中も大盛況だった「藝大の猫展」（入場料無料）に行ってきました！

「藝大の猫展」は、東京藝術大学の学生や卒業生、教員の方々が「猫」をテーマに制作した作品の企画展。入口では「藝大の猫展」の猫店長として、人気コミック「俺、つしま」のつーさんのオブジェがお出迎えしてくれて、大感激！　ちなみにつーさんが着ているエプロンは、藝大の染織専攻の卒業生デザインによるもので、アートプラザのスタッフと同じデザイン。

ギャラリー内には、ファン垂涎の「俺、つしま」のグッズコーナーも。4月から発売されているカプセルトイフィギュア（写真上左）をはじめ、まだ市販されていないＴシャツとタオル（同右）などのつーさんグッズも先行発売され、オープン翌日にほぼ完売という人気！　カプセルトイフィギュアは5月8日に再入荷、Ｔシャツとタオルも10日から店頭に再び並んでいます。ただ超人気グッズなので、どうしても手に入れたい方は、藝大アートプラザのツイートのこまめなチェックをおすすめします！

コンペ大賞作品は、まるで生きているみたいな不思議アート！

展示物の中でも注目は、「藝大の猫展」コンペティションで出品作品65点の中から見事、「猫大賞」に選ばれた作品「シュレディンガーの毛玉／Where did we get that cat from?」（山田高央/美術学部修士課程 文化財保存学保存科学専攻２年）。

瓶のなかに猫の毛に見立てた砂鉄と磁石等が入っていて、瓶をゆするたびに形が微妙に変化。砂鉄のなかの目玉が見えると目を開いた黒猫に見え、目玉が消えると背中を丸めた黒猫に見えます。揺らしているうちにだんだん、生きている猫のように見えてきて、不思議な愛しさがわいてきました…。

心がわしづかみされる、アートでキュートな猫彫刻たち！

圧巻はギャラリー中央に展示された、彫刻などの立体アートたち。

のび~をしている猫、何かを訴えるように悲しげに見上げている猫、どれも作者と猫の間に流れている特別な時間が感じられて、思わず見入ってしまいます。展示作品は購入可能（売約済みの作品を除く）で、「おうちに連れて帰りたい！」と思った猫ちゃんも多数…。数千円から買えるアクセサリーや食器もありましたよ！

ストーリーを感じさせる絵画も多数展示

ギャラリー奥は絵画ゾーン。猫の一瞬の表情をとらえたさまざまな絵画が展示されています。

どの作品の猫も個性的で、作者と猫のストーリーが感じられますよね。

ギャラリー内の猫ペインティングにも注目！

開催前から、「シンプルな線に猫のかわいらしさが凝縮されている！」と話題を集めていたポスター。このスケッチを担当された小泉さよさんのペインティングが随所に隠されているのも、今回の企画展のお楽しみ。

「こんなところに!?」と驚くようなところに描かれていて、まるで宝探しをしているよう。何個見つけられるか、友達と競争するのも楽しそうです。

小泉さよさんの猫スケッチが描かれた「マルシェバッグ／猫」（左/1,600円＋税）は藝大の猫展でしか手に入らないオリジナルグッズ。へそ天している猫が描かれた「猫手ぬぐい（右/1,000円＋税）も超キュート！

ギャラリー内の書棚では「猫とアート」をテーマに、猫アート本を展示・販売しています。

「藝大の猫展」は、2019年4月26日（金）から5月26日（日）までの1か月間、東京藝術大学　藝大アートプラザ（台東区上野公園12-8）で開催（入場無料）。まだ見ていない方は、お見逃しなく！
※5月13日(月)、20日(月)は休館

取材・文/桑原恵美子
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