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近隣トラブル、虐待、感染症…猫にとって屋外は、多くのリスクがある危険地帯

近隣トラブル、虐待、感染症…外の世界に安心なし。

ペットとの向き合い方は飼い主によってさまざまです。

家族として接している世帯もあれば、あくまでもペットはペットとして、割り切って管理している世帯もありますよね。

どちらにしても、飼育者としての自覚を持ち、責任のある育て方をしていれば、どういう向き合い方をしていても正解ではないかと思うところです。

ここ数十年のうち、犬の飼育者は実に良く“犬への向き合い方”に取り組んだと思います。今や野良犬は非常に珍しくなり、適切な飼育方法を誰もが実践できる時代になりました。

そこで残された課題が、飼育頭数が犬を抜いて日本一となっている猫の飼い方です。

筆者はこちらのコラムで、何度か完全室内飼育をおすすめしてきましたが、元々はこういう飼育方法に懐疑的でした。

だって、猫を窮屈な家の中にだけ閉じ込めるなんて、なんだか可哀想に思えるじゃないですか。

今回は、そんな筆者が考えを改める羽目になった過去に失態について懺悔したいと思います。

かつての猫の飼い方は、猫をいたずらに危険に晒していただけだった

今から15年ほど前、筆者はトメというキジトラのメス猫をペットにしていました。元々トメは、近隣に住んでいた野良猫の生んだ子だったのですが、数頭いた兄弟たちはすぐに見かけなくなり、不憫に思って家で飼うようになったわけです。

と言っても、全ての飼い主がそうだったように、当初は全く猫の安全を意識しない飼育方法だったと記憶しています。

基本的には屋外に出たがるトメを好きなだけ散歩させ、夜中に戻ってきたら餌と水をあたえる。糞尿の始末については知らんぷり。

我ながら最悪な飼い主でした。

加えて近所は道幅も狭く、そのうえ交通量も多かったため、付近には車に撥ねられる猫もしばしば出ていたほどです。

そういった状況だったので、やがてトメにも飼い主であった当時の筆者の傲慢で無責任な飼い方のせいでツケが回ってしまいました。

愛護センター職員に連れて行かれた子猫を追って死なせてしまった最低の飼い主

これは思い出すのも、文字にするのも本当に情けない話なのですが、あるときトメは妊娠し、すぐに数頭の子猫を抱えるようになりました。

「これは困ったことになったなぁ」と内心焦りつつ、トメとその子猫を家で育てるようなった頃、近所で野良猫トラブルが問題になり、あるとき付近の方が愛護センターを呼び寄せて、子猫を残らず捕獲してしまいました。

今考えれば、相当に糞尿被害に困っていた方の通告を受けてのセンター側の対処だったのでしょう。

申し訳なさでいっぱいです。

筆者はこのとき仕事で外出しており、詳細は近所の方から聞くことになりました。

ケージに押し込められた子猫を心配し、すぐに姿を現したトメでしたが、首輪をしていたので捕獲はされず、ひとまず子猫だけをセンターに送致する形となったようです。

が、トメは自分の子供を追ってセンターの車を追いかけて車道に出てしまい、そこで対向車と接触してしまいました。

これが、無責任な屋外飼育をしてしまっていた筆者の招いた結果です。

100%飼い主の不始末のせいで、飼い猫が割を食ってしまった形となります。トメにはどれだけ謝っても謝りきれません。

この経験をして以降、筆者はこれまで正直軽く見ていた「猫は完全室内飼育すべきだという」考えに向き直り、実際にそのメリットについても知るところとなりました。

そして3年ほど前に現在飼育している白猫の八太郎を拾ってから、今に至るまで室内飼育を徹底しています。今後もこの飼育方法を変えることは考えていません。

おわりに

トメを飼っていた頃の自分のことを考えると、我がことながら情けなくてしょうがない思いは今後も恐らく拭えないはずです。
猫が生態系に及ぼす悪影響のことや、安全面に配慮できなかったことは、ひとえに自分に知識がなかったこと、知識を得ようともしなかった怠慢に尽きます。

交通事故、糞尿被害による近隣トラブル、虐待に感染症リスク。

飼い猫にとって屋外とは、いろんなリスクがある危険地帯です。

しかし室内にはそれがありません。

猫にとって安心できて、遊ぶ環境も整った室内であれば、終生そこで暮らすことが一番です。

完全室内飼育だけが、今の時代に大切な飼い猫と終生穏やかに暮らせる世界があります。

糞尿だって、用意した猫トイレでしてもらうからこそ、健康状態をチェックできますし近所の誰にも迷惑もかけません。

「猫は本来自由に屋外を散策したい生き物だから」という主張があるのは分かります。筆者もやはり、トメと暮らしていたときにはこれをお題目にしていました。

でも、自由と危険の割合が釣り合っておらず、みんなに迷惑をかけるのがこの飼育法です

屋外と室内を自由に行き来できる環境は、飼い猫に時として残酷な仕打ちをもたらします。

そしてその結末を呼び込んでしまうのは、いつだって飼い主本人です。

文/松本ミゾレ

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