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野良犬と野良猫を迎え入れるときに想定される里親の苦労

野良犬と野良猫を迎え入れるときに想定される里親の苦労

昨今、野良猫、野良犬をセンターから引き取ったものの、どうにも飼いならせずに再び施設に戻してしまう方の話を伺うことがちらほらあります。

元々屋外で生きるか死ぬかの狭間を必死で生き抜いてきた個体たちです。これからパートナーとして一緒に歩もうにも、そうそう一筋縄には行かないことは容易に想像がつきます。

もちろん、そういった個体と分かっていて引き取る里親さんたちは素晴らしい方々ばかりです。

ちょっとやそっとの問題、想定外の事態に対しても、広い心で応じる覚悟を持っています。

ただ、それでも現実的に飼育の継続が困難というケースも、ないわけではないんですよね。

そこで今回は、野良犬と野良猫双方を家庭に迎え入れる際にありがちな、里親側の苦労の実例を紹介していきたいと思います。

野良犬を手懐けるのは本当に難しい…日々少しずつ心の距離を縮めよう

犬は元々、長い年月をかけて人間と生活を共にしてきた動物です。そのため、たしかな信頼関係さえ築くことができれば、それ以上ないほどの強い絆で結ばれることとなるでしょう。

ただ、野良犬が相手という場合は話は別。現在は野良犬の数自体はほとんど減ってしまいましたが、それでも未だに山の中で暮らす犬はいますし、そういった個体が近隣からの要請で捕獲され、動物愛護センターに収容されることはあります。

そしてしばしば、そういった野良犬を飼いたいと申し出る、心優しい方々もいます。これは本当に素晴らしいことだと思います。

そうは言っても、野良犬に飼い主との主従関係を教えるのは大きな苦労を伴います。

筆者が以前勤めていた職場の同僚は、野良犬として捕獲された犬を引き取ったのですが、最初の数ヶ月は毎日体のどこかを咬まれて怪我をしているのが当たり前でした。

まずは主従関係を教え込む以前に、主従関係という概念を知らない野良犬に、そのようなものがあることを理解させなければならなかったのでしょう。

悪戦苦闘の日々を繰り返すうち、犬も徐々に心を開いてくれるようになり、そこからやっと躾をするための土壌が開拓されたのでした。

野良犬の里親となって半年ぐらい経過して、ようやくお手、お座り、待てを習得させることに成功したという話を聞いたときには「凄い根気だなぁ」と思ったものです。

もっとも、主従関係を成立させ、最低限の躾をほどこしても、それはあくまでも飼い主との間だけの関係に限定されていたようです。

さらにこの後、他の人間や散歩で遭遇する犬に対しての無駄吠え、威嚇をやめさせるために苦労したという話でした。

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