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飼い猫に左右対称のハゲが…これって何?

飼い猫に左右対称のハゲが…これって何?

ふと気が付くと、愛猫が体にハゲを作っていた…。こうしたとき、飼い主さんはノミやダニが原因なのかと思ってしまいがち。しかし実はホルモンの異常によって皮膚炎が引き起こされ、脱毛が起きている場合もあります。そこで今回は、飼い猫が左右対称に脱毛しているときに考えられる「ホルモン性皮膚炎」について詳しく解説いたします。

ホルモン性皮膚炎とは?

ホルモン性皮膚炎とはホルモンの分泌異常が原因で、体の各器官や臓器の働きに異変が起こり発症する病気です。ホルモンの異常は、下記の4タイプに分類できます。

1.副腎皮質ホルモンの異常

副腎皮質ホルモンが過剰に分泌されると、「クッシング症候群」という病気になる場合があります。クッシング症候群になると、胴体に左右対称の大きな脱毛が見られます。主な症状は、腹部が膨らむ、多飲多尿(水を飲む量やおしっこの量が増えること)などです。

さらに、クッシング症候群によって皮膚が委縮し、脆くなると「膿皮症」という病気が引き起こされることも…。膿皮症は菌が異常繁殖し、皮膚が化膿してしまう病気です。クッシング症候群は老猫に発症しやすい病気。糖尿病が併発する可能性もあるので、シニア期は特に気にかけておきたい病気です。

2.性ホルモンの異常

性ホルモンの分泌異常だと、肛門の周辺や生殖器に脱毛が見られます。発情期の周期がいつもと違ったり、繁殖能力が低下してしまったりするのも性ホルモンが異常に分泌されているサインです。ただし、去勢をしたオスは「テストステロン」という男性ホルモンが減少するため、お尻や尻尾の付け根、脇腹などに脱毛が見られることもあります。

3.甲状腺ホルモンの異常

甲状腺のホルモンが過剰に分泌されると、「甲状腺機能低下症」という病気が引き起こされる可能性があります。

甲状腺機能低下症になると、体がむくみ、寒さや暑さに弱くなります。心拍数や血圧が低下し、胴体に色素沈着が見られることもあるでしょう。甲状腺機能低下症はクッシング症候群によっても引き起こり、早期発見するのも難しいといわれています。しかし、ホルモン関係の病気の中では一番発症率が高く、10歳以上の老猫に見られやすい病気でもあるので、こまめな定期健診で早期発見できるようにしていきましょう。

4.成長ホルモンの不足

脱毛はホルモンが異常に分泌してしまったときだけでなく、成長ホルモンが不足してしまったときにも見られます。この場合は、首や太ももの裏側などに左右対称の脱毛や皮膚に色素沈着が表れるでしょう。

成長ホルモンによる脱毛は先天性である場合が多く、生後2~3ヶ月の子猫期に表れやすいといわれています。犬にまれに発症する、生まれつき成長ホルモンを分泌する下垂体に異常がある「下垂体矮小症」は犬だとまれに見られる場合もありますが、猫はほとんど発症しないといわれている。しかし、兄弟猫よりも発育が悪い場合は念のため、獣医師に相談してみましょう。また、成長ホルモンの異常は後天的に発症する場合もまれにあるといわれているので、不安なときは精密検査をさせてみてください。

猫の脱毛は、心や身体が悲鳴をあげているサイン。いざというときに適切な対処をするには、どんな原因で脱毛が起こるのかを事前に知っておきましょう。

文/古川諭香

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