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肉食じゃないネコ科動物「スナドリネコ」とは…?

肉食じゃないネコ科動物「スナドリネコ」とは…?【ねこのはてな】

ネコ科動物は肉食だというイメージを持っている方は多いかもしれません。しかし、実はネコ科動物の中には魚食である種も存在しています。そこで今回はネコ科としては珍しく魚食な「スナドリネコ」について、詳しくなってみましょう。

スナドリネコはインドネシアや中国、インドの、水が豊富な地域に生息しています。体はおよそ57~78mで平均体重は5.5~8.0kg程度。一般的なイエネコよりも顔が大きく、がっしりとした体型をしています。また、スナドリネコはネコ科動物としては珍しく、爪を自由に引っ込めることができません。これは爪を収める鞘が発達していないことが原因だとされています。

そして、スナドリネコは一般的な猫と同じように陸上ではネズミを食べますが、水を苦手に感じず、泳ぎも上手いのでカエルや貝類、魚類なども捕って食べます。そのため、指に水掻きも見られます。ちなみにスナドリネコという名前は「漁(すなど)り」から来ているのだそうです。

そんなスナドリネコに会いたいときは、動物園ではなく水族館へ足を運んでみましょう。日本国内であれば、下記の水族館で見ることができます。

・鳥羽水族館(三重県)「奇跡の森」内

・神戸どうぶつ王国(兵庫県)「熱帯の湿地」内

なお、スナドリネコとよく間違われやすいスナネコは体長40cm~53cm、平均体重は1.5kg程度。スナネコはスナドリネコよりも小柄で、北アフリカから中央アジアにかけての砂漠にのみ生息しています。スナネコは暑い砂から皮膚を守るため、足の裏も長い毛で覆われています。

このように、スナドリネコとスナネコは名前こそ似ていますが、両者は全く違う特徴を持ったネコ科動物です。ただし、どちらも年々個体数が減少しており、スナドリネコは絶滅危機に、スナネコは準絶滅危惧種になっています。希少なネコ科動物を守っていくためには、どうすれば人間と動物がうまく共存していけるのか考えていく必要がありそうですね。

<参考>『世界の野生ネコ』(今泉忠明(監修)/学研パブリッシング)

文/古川 諭香

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