猫にとっては重大な病気「猫風邪」の症状と改善策【ねこのはてな】

みなさんは、風邪をひいたことはありますか？

筆者は身体が弱いのでしょっちゅう風邪で寝込んでしまうのですが、市販の薬を飲んで寝てるだけでも、ほとんどの場合は重篤化せずに治まってくれます。

でも、仮に薬を飲まなかったり、十分な休養と栄養の補給をしないままだと、どんどん体調は悪くなってしまうことでしょう。

たかが風邪と侮らず、しっかりと対策をすることは重要です。

そしてそれは人間以外にだって当てはまります。

人が風邪を引くように、猫も猫風邪を患うことがあります。

猫風邪ってどんな症状を引き起こすの？

この猫風邪、比較的メジャーな症例ですので、ともすれば他の病状よりも軽視されがちな症状かもしれません。実際、健康な成体ならほとんど無縁ですし、最近はワクチンを接種している個体も多いため、そもそも縁がありません。

しかし、だからと言って安心してばかりはいられません。

猫の体調や年齢次第では、猫風邪だって決して油断はできない症状なのです。

そもそも猫風邪とはどういった理由で発症するのでしょうか。

猫風邪とは、いくつかのウィルス性の感染症の総称です。

そのウィルスにも色々と種類があるのですが、たとえば猫ウィルス性鼻気管炎なんかは、代表的な猫風邪として多くの飼い主に知られています。

この猫風邪の場合、毛づくろいなどの比較的よくある接触程度でも猫同士で感染することが多く、発症すると人間と同じく熱が出たり、鼻水や咳に苛まれることとなります。

また、猫カリシウィルスが原因で発症する猫風邪もよく知られているところ。

この猫風邪の場合は、子猫の多くが発症することとなり、咳、鼻水、目やに、それから口内の炎症などが症状として発生することとなります。