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猫飼い主がクリスマス・シーズンに注意したい植物ワースト5

猫の誤飲に注意したい代表的な植物

12月に入ると、街はクリスマス一色。普段はお花を飾る習慣がないおうちでも、ウキウキ気分で鉢植えや生花を買って飾ることが増えるではないでしょうか。でも中には、猫が誤食すると危険な植物もたくさんあります。

肉食動物である猫は、植物中の成分(アルカロイド、配糖体、サポニンなど)を肝臓で解毒できないため、植物を口にすると中毒を起こしてしまうことがあるのです。日本でこの時期よく飾られる植物で、毒性のある代表的なものをあげてみました。

1…ポインセチア

クリスマスの雰囲気を出すためにこの時期によく飾られるポインセチアは、猫にとって毒。茎や葉をかじると刺激物質を含む乳液のような汁が出て、猫の口や胃に刺激を与えます。時には嘔吐の危険があることも。

2…シクラメン

シクラメンもまた、クリスマス・シーズンによく出回る冬の風物詩。色彩が豊かで華やかな雰囲気があるからでしょう。でも球根の部分には、毒となる「シクラミン」が集中していますので、ご注意を。猫が大量にかじってしまうと、強烈な嘔吐や消化器官の炎症、心拍数異常、痙攣を引き起こし、最悪の場合は死に至るケースもあります。

3・・・ユリ

猫と暮らしている人が室内に持ち込んではいけない植物の代表が、ユリです。獣医師172人を対象にした犬猫のアンケート調査で、「鑑賞用のユリの誤食による診察経験がある」と答えた34人中、「死に至った経験がある」と答えた医師も12人いました。これは診断・死亡ともに、植物では最も高い数字となっています。

毒となる成分についてはまだはっきり解明されていませんが、猫が1~2枚の葉をかじったり、花を食べたりしただけで、3時間以内に嘔吐などの症状があらわれるといわれています。「うちの子はフード以外のものを食べないから大丈夫」と思っても、体についた花粉を毛づくろいでなめたり、誤って倒した花瓶の水をなめて中毒を起こすことも…。

症状としては、抑うつ、食欲不振、元気消失、意識の混濁、多飲多尿など。皮膚炎や膵炎を起こすこともあり、急性腎障害を起こした場合は最悪、死に至ります。口にした場合は緊急事態ととらえ、すぐに受診を。

4…チューリップ

春を代表するかわいらしい花ですが、猫にとって最も危険な植物であるユリと同じユリ科。球根に心毒性の有機成分「ツリピン」が集中していますが、根をかじらなくても、活けてある水が危険となる場合もあります。さらにチューリップには、「ツリバリン(AとB)」というアレルギー性物質が含まれ、人でも長期的に接触すると皮膚炎が起こる場合があります。

そのほかに、猫では腎臓の機能に影響が及ぶという報告もあります。2018年、イギリスでチューリップの球根を口にしたために、急性腎障害で亡くなった猫がニュースとなりました。写真映えするために、チューリップとのツーショット写真もSNSでよく見かけますが、くれぐれも猫が触れたり、口にしたりしないように注意を。

5…クリスマスローズ

クリスマス・シーズンは真冬で、本来なら花が少ない季節。そんな時期に花を咲かせる常緑の植物のひとつが「クリスマスローズ」です。しかしクリスマスローズは、猫にとって毒とされている「キンポウゲ科」の植物(猛毒の「トリカブト」もキンポウゲ科の植物です)。

刺激性の油性配糖体「プロトアネモニン」のほか、複数の強心配糖体が毒となります。全体が毒ですが、特に危険なのは根。誤食すると、口腔内や腹部の疼痛、嘔吐・下痢などの症状を引き起こします。また循環器にも影響を与えるため、末期症状では不整脈や血圧低下、心臓麻痺を引き起こす恐れもあります。

クリスマスローズのほか、クレマチス、アネモネ、福寿草もキンポウゲ科なので、猫にとって危険です。

特に子猫は注意を!

植物による中毒の約半数は、1歳までの子猫が起こすとの報告もあります。好奇心の強い子猫がいる家庭は上記の植物を絶対に持ち込まないようにしましょう。また成猫であっても、植物に興味を示すかどうかは個体差がありますので、くれぐれもご注意を。

文・桑原恵美子

参考資料/「猫が食べると危ない食品・植物・家の中の物図鑑 ~誤食と中毒からあなたの猫を守るために」(東京猫医療センター院長 服部 幸 著//霜田有沙 イラスト/ねこねっこ)

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