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カフェで耳にした女子高生二人の「猫バナ」に心が温まった。

虹の橋を渡る日まで

営業途中、カフェでひと休みしていた。コロナで閑散としていた店も活気を取り戻し、女子高校生二人が何かの課題をやっている。日常が帰って来た手ごたえがあった。

「マイ、今日はホントに助かったわ~」

「いいの、いいの。間に合って良かったね」

一つ席を隔てた向こう側の二人は、この近所の高校の制服姿で、一人は眼鏡の美人さんで、もう一人はショートヘアーの可愛い子。眼鏡の子がショートの子に両手を合わせてしきりに頭を下げていた。

「ありがと、ホントにマイがコピーしててくんなかったら、死んでたよ」

「うん。でも、トモってたまにやらかすよね。課題のプリントを存在ごときれいさっぱり忘れていたなんて、何かすごい」

「いや、もうホント、マイがコピー持ってなかったら、学校に親、呼び出されてた」

トモと呼ばれた方は、眼鏡でいかにも優等生という雰囲気だけど、たまにドジって、それをマイがフォローする、そんな素敵なコンビらしい。

「あ、そういえば、トモのところのチビちゃん、手術したの?」

「それが、病院に連れて行ったら、いつの間にかまた妊娠していたの」

可愛い女子高校生二人が妊娠!?チビちゃんて誰?ドキドキしながら聞き耳を立てる。

「仕方が無いから今回だけ産ませて、子育てした後、獣医さんが避妊手術するって。だから里親探さなきゃいけなくて……マイ、もう一匹、猫どう?」

「うちもう二匹いるし、さすがに三匹目はどうかなあ。お母さんに聞いてみるけど」

「いつもすまないねぇ」

「それは言わない約束でしょ」

何歳なの君たち、と危うく突っ込みそうだったが、妊娠・手術は猫の話だった。よかった、おじさんは安心した。

課題のプリントをフォローし合うだけでなく、良い「猫友だち」らしい。二人はスマホで猫写真を見せ合い、カワイイ~なんて盛り上がっている。恋バナならぬ猫バナの女子高校生、平和だな。

「妊娠したチビちゃん、拾った時はまだ生まれたてだったんだよね?」

「そうそう、ウチの生け垣のところに放置されてて、手のひらサイズだった」

「よく育てたよね」

「家族全員で暖めて、スポイトでミルクあげて、大変だった。お父さんがミルクあげながら『この子はオスだな』って、断言したんだよ。でも間違えちゃったねぇ」

「えと、トモのお父さんって、ひよこ鑑定士だったよね」

「そう」

思わず飲んでいたコーヒーを吹き出しそうになった。もちろん、子猫とひよこでは全く別物だとはわかっているけど。

おじさんがコーヒーでゲホゲホむせているのも恥ずかしいので、全力で飲み下し、そそくさとカップを下げに立った。

ひよこ鑑定士でも、生まれたての子猫の雌雄の見分けは難しいのか。意外なこと知ってしまった。それとも単純に、トモちゃんのお父さんの単純ミスだったのか。

何より「この子はオスだな」と断言したお父さんの姿を想像したら、愉快でたまらなくなった。案外トモちゃんの性格は、そんなお父さんに似てしまったのかもしれない。

(文/木村圭司、編集/柿川鮎子)

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