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【田代島ドンベエ通信 vol.2】お〜いケンゾー

ドンベエの頼れる相棒

漁師さんたちはオラのお尻を見て「とってもキュートだ!」と言いながら、都会じゃ高級魚と言われているメバルをいつも貢いでくれるっちゃ()。オラもメバルは大好きだけれど、時々マブダチのケンゾーに横流しするっちゃ。彼が美味しそうにバリバリ音を立てながら食べる姿を見るのが大好きだからね。そう、ケンゾーは物心がついたときからずっと一緒にいる大切な大切な友だちなんだっちゃ(ドンベエ談)。
「~ちゃ」、「~だっちゃ」は島の方言。

ドンベエを呼ぶとかなりの高確率で一緒に登場するのが白黒ハチワレ猫のケンゾー。鼻の下にちょび髭っぽい模様があるのが特徴で、プヨプヨなドンベエにに対してどちからというと筋肉質。とてもクールで人には媚びないヤツだけれど、なぜかドンベエにはベッタリ。

ケンゾーの素性を知る島民はほとんどいないらしく、気がついたらいつの間にかドンベエと一緒に行動し、姿を見せるようになったという。

今でこそ田代島の猫は三毛猫や茶トラ猫が増えてきたが、基本的にモノトーン系が多く、沢山いる島猫の中で幼少期からよほど縁があったり、特徴があったりしない限りその存在をなかなか覚えてもらえない。ケンゾーも単独で行動しているとごく普通の白黒ハチワレにしか見えないが、いつもドンベエと行動をともにすることで、その存在が意識されるようになったのであろう。

ケンゾーとドンベエは年齢的に近いこともありよくつるむ。餌をもらうときも魚を盗むときも、とにかくナイスなコンビネーションを見せつける。その攻めはまさに「大泊のツートップ」とも言える。そして、クールなケンゾーと対象的なドンベエは、漁師さんや釣り人からよく魚を分けて貰えるが、その貰った魚をドンベエは必ずケンゾーに分け与える。その姿は親子の関係でもなくしかもオス同士でとても珍しい光景だ。

ある時、近寄ってきたケンゾーを見ながら「そういえばケンゾーって誰が名前を付けたの?」と漁師の祐太に聞くと「俺と昔の漁師仲間で付けたんだよ。俺が島で一番尊敬していた人の名前から三文字だけいただいてケンゾーと付けたんだよね」。ということはケンゾーに対してよほど強い思い入れがあるのかと更に聞けばそんなことはないらしい(笑)そして「四文字中、三文字ってほとんどそのまんまじゃね?」と港で大笑いをした。

ここ何年かで仁斗田港から大泊港へ移住してきた猫たち(流れ者の猫)の数も増え、ドンベエ、ケンゾーを中心に小さな集団もできた。どことなくやさぐれている面立ちから、僕は「大泊のチーマー軍団」と呼んでいるがそれぞれが個性的。

いずれこのドンベエ通信でも彼らのことをお伝えできればと思っています。

文・写真)ケモノの写真作家。小山 智一
https://ne-cozou.com/

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