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【田代島ドンベエ通信】オラ、ドンベエだっちゃ

記念すべき第一回!!【田代島ドンベエ通信 vol.1】

オラの名前は「ドンベエ」だっちゃ(1)。島のおばあちゃんからは「トラ」とも呼ばれているけれど、他の人たちはみんな「ドンベエ」と呼んでいるから、一応返事をしておくっちゃ。本当はもっとカッコいい名前を期待していたけれどアイツ(2)のせいでドンくさい名前になっちまって。好きなもの?そりゃメバル、魚はやっぱり生に限るっちゃ。カリカリは子供の食べ物だっちゃ!(ドンベエ談)。
1「~ちゃ」、「~だっちゃ」は島の方言。
2「アイツ」とは名付け親の漁師の祐太

ドンベエは田代島にあるふたつの港のひとつ「大泊港」にどこからともなく現れ、漁から漁船が帰ってくると近寄ってきて魚を強請るのトラ猫。港で釣糸を垂れたりしている人を見つけても様子を伺いながら隙あらばくすねて逃走する輩の一員。

しかしその太々しさを持つ外見とは程遠く、性格はとてもナイーブで、しかも超が付くほどビビリ。そして名前に負けないドンくささ。他の猫たちに餌を横取りされたりしても文句も言えない。じっと耐える「おしん」体質で、ニャーニャーと人に近寄ってくるくせに、彼の間合いに一歩踏み込んだ途端に後退りをして逃げていくヤツ。いまだかつておそらく彼をモフった人間はいないだろう(ちなみに僕は一度だけモフりに成功したが、その後、爪と牙で腫れ上がるほど手を負傷したことが)。

そんな彼だが、田代島の看板猫として君臨した「たれ耳ジャック」、その次の世代を担った「猫太郎」などの座を密かに狙っているらしく、ブサカワとビビりを売りに緩やかではあるが観光客の心を掴みはじめている。

ドンベエの名付け親は漁師の祐太。彼が港で指笛を吹きながら名前を呼ぶと、山の上から駆け降りてきてニャーと餌を強請る。どことなく「似た者同士(体型のみ)」のところもあり仲が良いのも頷ける。しかし「それ以上(餌)の関係はないんだよね少しぐらい触らせてくれてもいいのにさ」と祐太はときどき不満を口にする。そう、彼でさえまだモフらせて貰えていない。

ドンベエはあの東日本大震災後、もともと猫が少なかった大泊港に仁斗田港から移住してきた猫たちの間に生まれた子と言われ、正確な年齢は誰も把握していないがおそらく8~9歳だろうとのこと。島の猫の寿命が3~4年と言われている中、そろそろ長老の仲間入りの時期に差し掛かっている。

そんなドンベエにもとても仲の良い友だちや、群れる仲間がる。次回はドンベイのマブダチ「ケンゾー」を紹介したいと思う。

「田代島ドンベエ通信」では田代島の個性的な猫の「人(猫)となり」や、その生活をお伝えしていきます。

文・写真)ケモノの写真作家。小山 智一
https://ne-cozou.com/

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