TOP>ニュース > わが家の老猫が突然、若さを取り戻した理由

  • ニュース

わが家の老猫が突然、若さを取り戻した理由

虹の橋を渡る日まで

田舎に越してきて一番良かったのは、窓から見える野鳥観察だ。庭に水台を置いたら、たくさんの野鳥が水を飲みにやってくる。この野鳥たちを一番喜んだのがわが家の老猫である。

一日中、ずっと窓から外を見て、鳥がやってくるのを待っているのだ。朝起きてから鳥が見えなくなる夜まで、夢中になって見続けている。

都心のマンションにいたときは、寝てばかりいたのに、田舎の家では朝から晩まで窓際に陣取って、勤勉かつ熱心に監視を続けている。

寒さ対策のため、窓辺にヒーターとベッドを置いた。ついでに水飲み場と餌台、トイレも作ってやって、窓辺の環境を快適に整えた。

窓の外を見ながらの生活が快適なのか、猫は都心のマンションにいる時より良く食べる。緊張して鳥を観察しているせいか、表情も引き締まって、若いころのような精悍で生き生きとした顔つきになってきた。

二重の窓ガラスだから絶対に飛び出すことはできないけれど、うずうずしている様子が伝わってくる。狩りの本能なのだろうか。こんな野性味のあるうちの子を見たのは初めてだ。

鳥がやってくると、猫の背中の毛が寝て、さっと緊張が走る。熱心なわが家のバーダー(猫)が一番好きなのがシジュウカラで、やってくると、体をぐっと低くして狩りのモードに入る。

愛猫がシジュウカラ好きとわかって、私たち家族もシジュウカラが飛んで来るとなんだかうれしい。ツツピーツツピーという鳴き声もかわいいし、意外と強気で水場で仲間とケンカもする、地味だけれど魅力的な野鳥なのだ。

今朝、猫が私たちを呼ぶようにニャッニャッニャッという短い声を出したので、何があったのか見に行くと、めずらしい緑色のインコのような鳥が来ていた。変わった鳥を私たちにも見せたかったのか、警戒警報だったのか、久しぶりの鳴き声に感動した。

猫がこんなに鳥を見るのが好きだと知っていたら、もっと早く田舎に行けばよかった。「生活環境が変わるのは猫の負担が大きい」と獣医師に言われて、引っ越しを延期していたのに。

マンションでは寝てばかりだった猫が、庭に来る野鳥でこんなに生き生きとしている。年齢を重ねても、生活環境で若返ることができるのだと、猫が教えてくれたような気がする。

文/柿川鮎子
東京都動物愛護推進委員、東京都動物園ボランティア、愛玩動物飼養管理士1級。著書に『動物病院119番』(文春新書)、『犬の名医さん100人』(小学館ムック)、『極楽お不妊物語』(河出書房新社)ほか。

\ この記事をみんなにシェアしよう! /
この記事をみんなにシェアしよう!
関連記事
関連記事
  • ニュース

運動は効果なし…?デブ猫ちゃんは「食事制限」でダイエットを (6.12)

  • ニュース

野生目覚めよ!猫の本能をくすぐる猫じゃらし「ばねじゃらし」登場! (6.12)

  • ニュース

2人が寒そうだったから、ブランケットかけたらこんな感じに。 (6.12)

【ランドセル猫】93ー1
  • ニュース

小さすぎ!?世界の珍しい小型猫種3種 (6.11)

もっと見る

注目のグッズ

犬猫どっち派?村松誠の「2021年版 犬猫カレンダー」

ドラえもんに大変身!犬猫用『ドラえもん コスチューム』

お待たせ。「俺、つしま」グッズ大特集!

ヘビロテ確定。「俺、つしま」のTシャツが登場!

人気記事
人気記事
\ PETomorrow をフォローするには下のボタンをクリック! /
PETomorrow をフォローするには下のボタンをクリック!


ページトップへ戻る