2021-05-12 人気バンド「flumpool」のドラマー、小倉誠司さんの愛猫ライフを直撃! フランプール小倉誠司 ライブに行く先々で、保護猫カフェを探訪するほど猫好き 4人組の人気バンドflumpoolのメンバー、小倉誠司さんは大の猫好きとして有名。先日、このサイトでも紹介したオンライン講座「ねこ検定 にゃんこゼミ」(「オンライン講座「ねこ検定 にゃんこゼミ」に挑戦してみた!」(https://petomorrow.jp/news_cat/137576))の中で、ゲストの一人として参加しているほどです。 オンライン講座「ねこ検定 にゃんこゼミ」で、猫の遊ばせ方のお手本を見せる小倉さん。ドラムスティックを猫じゃらしに持ち替えたその妙技は必見です…! またライブで地方に行くたびに、その近隣の保護猫カフェを訪ねては、twitterにアップしていて、その数は50軒近く。これだけ日本各地の保護猫カフェを訪ね歩いている人は、そういないのでは……?ライブ会場近くに保護猫カフェが無い時は、電車で1時間くらいかけて最寄りの保護猫カフェに行くこともあるそう。 小倉さんが保護猫カフェを訪れた時のtweetの一部。「保護猫カフェの存在をもっと多くの人に知って欲しい」という、小倉さんの強い意志を感じます そんな小倉さんの知られざる”愛猫ライフ”について、お聞きしてみました。 最初の猫は、近所の“猫屋敷”から ――今、いっしょに暮している猫ちゃんは何匹ですか? 小倉さん「15歳のシオンちゃん、キジシロ猫のペンタくんとキジトラ猫のトラオくんの3匹ですね」 ――小さいときから猫はお好きだったんでしょうか。 小倉さん「小学校くらいから犬と暮らしていまして、中学校くらいから猫が家にいました。実家にいた時は、ずっと動物と暮らしていましたね。家を出てひとり暮らしを始めてからは住宅事情もあって動物と暮らすことはできませんでしたが、19歳くらいからはもうずっと猫と暮らしています」 ――最初からずっと保護猫と暮らされていたんですか? 小倉さん「僕が中学生くらいの時にはまだ保護猫カフェみたいなのはなかったのですが、実家の猫は近所の猫屋敷みたいな(笑)、たくさんの猫と暮らしている家からもらってくるのが普通でした。ワンちゃんぐらいですかね、ペットショップで買ったのは」 超老猫のシオンちゃんは、何事にも動じない不思議な子 ――シオンちゃんも、そういう感じでお知り合いから引き取られたんですか? 小倉さん「flumpoolに入る前、埼玉で違うバンドで活動していた時に、バンドメンバーのギターの友達から『猫が産まれたから里親を募集している』という話を聞いて、迎えることにしたんです」 子猫の時に引き取って、15年間いっしょに暮しているシオンちゃん ――シオンちゃんは、どんな猫ちゃんなんでしょう? 小倉さん「若かった頃はやんちゃで、何にでも興味がある子。そして不思議と、何事にも応じない子でした。病院に行っても怯えたりなどせずに、我慢強く泣かずに注射も受けてくれます。甘えん坊は昔からで、今でも夜寝る時は僕の体の上か枕元で寝る子です」 兄弟でも性格が全然違う、ペンタとトラオ ――ペンタくんとトラオくんは、2019年の年末に、大塚にある保護猫カフェ『東京キャットガーディアン』さんから引き取られたんですよね。東京キャットガーディアンはペットモロウでも取材させていただいたことがあるんですが、(「飼い主の万が一」は、猫の死活問題!1日缶コーヒー1杯分の費用で備えられる「ねこのゆめ」とは?)(https://petomorrow.jp/news_cat/108655))、小倉さんがそこから猫を迎えることになったきっかけは何でしょう? 小倉さんが2019年末に保護猫カフェから引き取った兄弟猫。左のキジトラ猫がトラオ君、右のお鼻まわりが白いキジシロ猫がペンタ君 小倉さん「以前、『PATi・PATi(パチパチ)』という音楽雑誌の特集コーナーで訪れて知ったのがきっかけです。以前から兄弟の猫と暮らしたい、という夢があったんですが、たまたまその時に見た2匹にひとめ惚れしてしまって、『タイミング的に今かな』と思ったんです」 ――兄弟で、性格は似ていますか? 小倉さん「性格はかなり違いますね。ペンタは人懐っこいんですが、トラオはものすごいシャイというか」 ――先住猫のシオンちゃんとは、最初から仲良くできたんですか? 小倉さん「最初はちょっと難しかったんですが、時間をかけて慣れさせたら大丈夫でしたね。そもそも2匹が来た時、シオンはもうけっこうおばあちゃんだったので、寝ている時間のほうが長いですし」 ――おうちの猫ちゃんたちとのスキンシップで心がけていることは? 小倉さん「言葉は悪いですけど普段から、スキンシップしながら嫌がるようなこともあえてするようにしています。病院に連れていくと、お腹とか触られるのをすごく嫌がるじゃないですか。でも小さい頃から、遊びながらさりげなくお腹触ったりしていると、病院でお腹を触られてもそんなにストレスにならないんですよね。爪を切るのもそうです。爪を切らない時でもしょっちゅう、手に触っていると、いざ切る時も嫌がらないんです。口の中を見たりとか、そういうことに普段から慣れさせておくことで、病院に連れて行った時のストレスを減らすようにしています。もちろん本当に嫌がるようなことは絶対にしませんが」 自分の目の届く範囲の猫を、精一杯大事にしたい ――小倉さんは、ライブで訪れる先々で必ず保護猫カフェを訪れてtweetされていますよね。もしかしたら自分でも保護猫カフェをやってみたいというお気持ちがあるのでは? 小倉さん「どうだろう……、引き取った猫すべてを里親に出せればいいですけど、なかなかそれは難しいですよね。僕が猫を飼う上での信条は、『両手で抱えられる範囲で飼う』ということなんです。自分の目の届く範囲の猫を、精一杯大事にしたい。今のところはそういう気持ちでいます」 ――特に印象に残っている保護猫カフェはありますか? 小倉さん「地方に行くと、副業として保護猫カフェをやられていたり、古民家や二階建てバスを利用したり、個性的でユニークな保護猫カフェがたくさんあるので、楽しいですね。盛岡市にあった、猫エイズキャリアの保護猫も別エリアにしてお世話しているシェルターも強く印象に残っています。猫エイズの子でもあきらめず、里親を探そうとしているオーナーさんの想いに感動しました」 熊本県荒尾市にある『Catton(キャットン)』(https://catton.jp/catton)は、ジュエリーブランドCattonが運営している保護猫カフェ。写真から立体の猫アクセサリーを作成すUCHINOKO JEWERLY(ウチノコジュエリー)などが人気(https://twitter.com/fp__seiji/status/1324588180968935425) 名古屋市西区の猫カフェ「保護猫カフェひだまり号」(https://hidamari-cat.com/)を訪れた時のtweet(https://twitter.com/fp__seiji/status/1337984577747312641) 猫エイズの保護猫も含めて里親探しをしている盛岡の保護猫カフェ『NPO法人 もりねこ』(https://www.morineko.org/)を訪れた時のtweet(https://twitter.com/fp__seiji/status/1385819448959856641) 保護猫カフェめぐりで、黒猫に好かれやすい体質であることに気づいた(笑) ――でもこれだけ頻繁に保護猫カフェに行っていたら、「どうしても連れて帰りたい」と思う猫に運命的に出会ってしまう確率も高くなりそうですけど……? 小倉さん「うーーーん、どの猫も全部かわいいから、もちろん全部連れて帰りたいですよ(笑)。でも現実的に、自分が面倒を見られる範囲は限られているので、やっぱり『こんなにかわいいんだから、地元で大事にしてくれるいい方にめぐりあえるといいなあ』と思って見ています。自分のtweetがそのきっかけになってくれたら、最高に嬉しいですけどね」 ――いろんな保護猫カフェに行って、気づいたことはありますか? 小倉さん「僕は黒猫に好かれる傾向が強いみたいなんです。地べたにあぐらを組んで座っていると、けっこうな確率で黒猫がするっと入ってくるんです(笑)」 黒猫がひざに乗ってくる確立が異様に高いという小倉さん ――最後に、小倉さんのtweetを見て、保護猫カフェに興味を持った方にメッセージを。 小倉さん「自分もそうですが、『自分より先に死んでしまう、いつかいなくなってしまう存在』ということを心のかたすみにおきながら動物と暮らしている人には、幸せな人が多いような気がします。だからあくまでも自分のできる範囲でいいと思っているんですが、可能な状況であれば勇気をもって犬や猫を迎えて欲しいし、その時に保護犬や保護猫も選択肢のひとつに入れてもらえたらいいな、と思っています」 2021年5月26日発売のflumpoolのニューシングル「ディスタンス」。テレビアニメ「セブンナイツ レボリューション-英雄の継承者-」オープニング主題歌を含む全3曲入り 取材・文/桑原恵美子 ◎関連サイト 「ねこ検定 にゃんこゼミ公式サイト」 (http://bit.ly/nyanko_web0401) flumpool New Single「ディスタンス」SPECIAL WEB SITE (https://www.flumpool.jp/sp/distance/) flumpool 小倉誠司 公式twitter (https://twitter.com/fp__seiji) 東京キャットガーディアン (https://tokyocatguardian.org/) \ この記事をみんなにシェアしよう! / この記事をみんなにシェアしよう! 【猫クイズ】短足・小型・巻き毛が特徴の「ラムキン」ってどんな猫種? (3.3) ぼくたちは猫を育てているのではない。猫に育てられているのだ。 (2.27) 雪の降る中、お姫様抱っこで登校しました。 (2.27) タヌキは人を化かす!?ただしどうやら猫には勝てない (2.27) 注目のグッズ 犬猫どっち派?村松誠の「2021年版 犬猫カレンダー」 ドラえもんに大変身!犬猫用『ドラえもん コスチューム』 ボディケア用品からお菓子まで!猫好きな彼女や妻に喜ばれるホワイトデーギフト4選 【猫クイズ】短足・小型・巻き毛が特徴の「ラムキン」ってどんな猫種? 愛犬がまさかの“犬嫌い”…その原因はどこにあるのか? ぼくたちは猫を育てているのではない。猫に育てられているのだ。 \ PETomorrow をフォローするには下のボタンをクリック! / PETomorrow をフォローするには下のボタンをクリック! Facebook にいいね!する Twitter をフォローする Instagram をフォローする Pinterest をフォローする