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ヤマネコとイエネコは交雑するのか?「ケラス猫」という存在に見る可能性

ヤマネコとイエネコは交雑するのか?

しばしば、人間が品種改良した動物が、類似する野生種、もしくは改良前の動物と交雑するということがある。

その結果、いわゆるハイブリッド種が生まれることになるんだけど、たとえばブタとイノシシが交配した結果、イノブタと呼ばれる動物が生まれることはよく知られている。

そのイノブタがもしも屋外に出て行った場合はどうなるか。
面白いことに、当然彼らはイノブタのまま一生を終えるわけだが、彼らが野生のイノシシと交配すると、生まれてくるのはイノブタではなくブタでもなくイノシシばかり。

数世代もこれを繰り返すうちに、見た目もDNAもイノシシそのものに先祖返りする。
イノブタはあくまでも特殊な交配例で誕生するものであって、イノブタ自体が勝手に繁殖して栄えることはないのだ。

ちょっとこれを念頭に、今回はケラス猫という存在の話をしていきたい。

猫版「イノブタ」か?謎の動物ケラス猫

スコットランドには、数々の妖精伝説が存在する。

その中にケット・シー(カット・シーとも)という妖精がいる。

この妖精は猫の姿をしていて、王政を敷いている。
彼らの多くは普段は人のペットとして過ごしているが、本当は言葉も発することができるし、二本足で立つことだってできる。

文献にはやたらと黒い体毛の目立つ姿で描かれている。
日本の有名ゲーム作品にもケット・シーが登場したことがあるが、このときも黒の被毛多めの姿をしていた。

恐らくちゃんとした書籍に残るイラストを参考にしてデザインしたんだろう。

さて、そんなケット・シー伝承の残る当地で昔から生息が噂されていたのがケラス猫だ。

正直、この猫についての情報は日本ではほとんど皆無。
せいぜい、ちょっと普通とは違う黒猫、という程度の情報しかない。

ただし特殊なのが、剥製が現存しているという点。
ケラス猫、いわゆる世界中の未確認生物とはここが異なっている。
実在した証拠はあるのだ。

ケラス猫は40年近く前に発見されていた!

この剥製は、1984年に撃ち殺された個体のものだという。
見た目はちょっと顔立ちが個性的な黒猫という感じで、悪い言い方をすればあまり特徴はない。

もっとも、身体は普通のイエネコよりもやや大きめ。
これにはある理由が関与している。

冒頭で挙げたイノブタの例と同じく、ケラス猫はイエネコと現地に生息するヤマネコの交配によって生まれたと考えられているからだ。
となると、基本的にはケラス猫はその特徴を受け継ぐ子孫を作らないということになるのだろう。

仮にケラス猫が成長して子供を作ったとしても、イノブタの例と同じく、その親世代どちらかの特徴を引き継いだ子が生まれるに違いない。
現にケラス猫は現地でもほとんど伝説に近い存在だし。

おわりに

それで、ここからは個人的な憶測まじりの話なので、まさに話半分で読んでいただきたいんだけど、先ほど書いたように妖精ケット・シーは王政を敷いている。
王は基本的には、いつの時代も王国の中では1人しか存在していない。

そしてケット・シー伝説には、王が逝去すると次の王を立候補制にしているという面白い記述がある。

つまりこれは、王に子供がいなかったことを意味する。
毎度毎度、どの王も子供を作らないのではなく、恐らくこれは作れなかったということなんだろう。

そしてケラス猫はハイブリッド種なので、仮に子孫を作ってもイノブタの例と同じことになっている可能性がある。

もしかすると、昔のスコットランドでは、たまに生まれてくる珍しいケラス猫を例にケット・シー伝承を作ったんじゃないかと、個人的には思うのだ。
信じるか信じないかは、あなた次第です!

文/松本ミゾレ

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