2021-03-15 猫の健康に関して、特に注意したい4つのこと 健康猫病気 猫の健康に関して、特に注意したい4つのこと 猫の病気はさまざまありますが、下記の4つの病気はとくになりやすく、注意すべき病気です。 1.肥満 基本的に動物の理想的な脂肪率は15~20%と言われていますが、家猫の半分以上はそれよりも多く、太り過ぎと言われています。猫の肥満は、それにより猫が運動不足になり、糖尿病、関節炎、肝疾患、腫瘍を引き起こす原因にもなります。 もし、あなたの猫が肥満気味なら、まずは食事を変える必要があります。たんぱく質が高く、炭水化物が少ないモノに食事を変え、量の調節をしましょう。 ただし、急激な体重変化は猫に負担がかかるので、1週間で体重の1~2%減まで。かかりつけの獣医と相談しながら行いましょう。 2.下部尿路疾患(FLUTD) FLUTDとは膀胱から尿道までの下部の尿路に起こるさまざまな病気の総称で、尿路結石、膀胱炎、膀胱周辺の腫瘍などがあります。 一般的な症状は、排尿をするのが辛そうになったり、血尿がでたり、性器を頻繁に舐めるようになったりします。尿路にトラブルが起こり、尿が出なくなることは、致命的な問題になります。そのような症状を発見したら、即座に病院に連れて行きましょう。 予防方法は、十分な水分補給、栄養バランスがよい食事、ストレスを与えないなど日常のケアが必要です。また、日ごろから猫のトイレチェックを行い、尿に異変がないか確認しておくと、病気の早期発見に繋がります。 3.歯の疾患 猫の歯の問題は、深刻でこれにより他の健康被害を引き起こすことがあります。3歳以上の猫の85%が何らかの歯のトラブルを抱えていると言われています。 歯の問題は見た目の問題だけではありません。猫の歯はプラークと歯石を蓄える傾向があり、そして、それは口臭を引き起こす原因になります。 また、歯のトラブルにより、過剰な唾液がでたり、食べるのが困難になったり、通常口で息をしない猫が、口で呼吸をするようになったり、無気力になったり、食欲が減ったりします。 歯の疾患は、心臓や肝臓の病気にも関連性があるとも言われています。 定期的に歯の検査と掃除、高品質な食事が歯の疾患予防に繋がります。 4.慢性腎臓病(CKD) 慢性腎臓病はさまざまな原因で腎臓の機能が低下していく病気のことで、どんな猫でもなる可能性はありますが、とくに7歳以上の高齢な猫になりやすいと言われています。原因は感染症や糖尿病、高血圧、肥満、また加齢による変化によることが多く、進行性の病気です。 症状が出ずらく、体重減少、食欲不振、脱水、嘔吐など何かしらのサインが出たときには腎臓の2/3が損傷を受けているともいわれ、残念ながら、その失った機能は治療で取り戻すことができないため、残された腎機能を守っていくことが治療になります。 発症リスクを下げるには、日ごろの食事管理、適度な運動がよいといわれていますが、定期的な健康診断を行うことで早期発見に繋がります。 上記、4つの病気は定期健診や日常の食事管理によって予防もしくはそれになるリスクを下げることができます。日頃から注意を払い、病気リスクを下げ、愛猫が健康で長生きできるようにケアしていきましょう。 参考:Top 4 health concerns in cats [Animal Wellness] 文/舟津カナ \ この記事をみんなにシェアしよう! / この記事をみんなにシェアしよう! 25歳を迎えた3本脚のご長寿猫ちゃんは「ワガママ」が長生きの秘訣? (4.13) 爪とぎは、猫にとって“精神安定剤”だった (4.12) 「猫飼い主にプライベートはない」ことがわかる証拠写真 (4.11) 猫が「あいつは地雷男だ」って教えてくれた。 (4.11) 注目のグッズ 犬猫どっち派?村松誠の「2021年版 犬猫カレンダー」 ドラえもんに大変身!犬猫用『ドラえもん コスチューム』 お待たせ。「俺、つしま」グッズ大特集! ヘビロテ確定。「俺、つしま」のTシャツが登場! 「パソコン作業をやめて俺と遊びな!」ワガママワンコはやっぱり可愛い。 獣医診断市場、2022年には36.2億米ドルに到達 爪とぎは、猫にとって“精神安定剤”だった 猫たちの喧嘩が始まった!と思ったけど… \ PETomorrow をフォローするには下のボタンをクリック! / PETomorrow をフォローするには下のボタンをクリック! Facebook にいいね!する Twitter をフォローする Instagram をフォローする Pinterest をフォローする