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猫が家の中の高い場所に登ったら、安心してる証拠かも⁉

なぜ、猫は「高いところ」が好き?

ご存じのように、猫の2大好きな場所は

*狭くて薄暗い場所

*高いところ

「いくらなんでも違いすぎるだろ」と不思議に思いますが、どちらも野生時代の本能に根差しています。狭くて薄暗い場所は敵に見つかりにくく、安心して過ごせる隠れ家のような場所。また捕まえた獲物はほかの動物に取られないように、隠れ家に運び込んで食べる習性があったので、そのことも理由のひとつかも。

高い場所が好きなのも、地上を歩き回っている外敵に見つかりにくいから(でも逆に、鳥には見つかりやすいような気がしますが…)。さらにまわりを見回せて、遠くからでも獲物を見つけやすいという理由もあるそうです。

外敵の心配や、獲物を狩る必要がない室内飼いの猫も高い場所を好みますが、それは飼い主が生活している様子をウオッチングできると、安心だからです。

新しく迎えた猫が、高いところに上がりたがらない時は…

成育歴がわからない保護猫を家に迎え入れて高いところに上がりたがらない場合、2つの理由が考えられます。ひとつは、外からわかりにくいケガをしている場合。もうひとつは屋外で、いろいろな危険におびえながら暮らしていた場合です。

というのも、近年は特に都心部を中心に、猫にとって過ごしやすい高い場所があまりありません。野良として過ごしていた場所が比較的、自然が多い場所なら、木の上に登って敵から逃げたりできますが、ビル街ではそれができないのです。都会では車の往来など危険がいっぱい。いろいろと怖い経験をしたトラウマが残っていることも考えられます。ですから、経験したことのない「高い場所」を恐れるのです。

逆にいえば、こうしたトラウマを持つ猫たちが、家の中の高い場所にのぼるようになったら、それは猫本来の性質を取り戻した証拠。「ここは怖がらなくてもいい、安心な場所」と感じているサインなのです。

上ったのに下りられなくて悩んでいるのはなぜ?

時々、電柱など高いところに上がって下りられなくなった猫の話題がニュースになります。なぜ高いところに上がれるのに、下りられないのでしょう?

人間は高いところから下に下りる時、固定された物をしっかりつかんで落ちないようにしつつ、足を動かして下りますよね。猫の場合、人間の手が前脚、足が後ろ脚になりますが、構造的に後ろ脚から下りることができません。

それは爪が弓なりになっているので、下から引っ掛けることは得意でも、逆向きだとうまく力が入らない、つまり、しっかり支えられないのです。だからジャンプして下りるしかないのですが、いざ下を見ると、ジャンプして下りるには高すぎる。だから下りることができず、立ち往生してしまうのです。

高いところから下りることができるケースもある

確かにわが家の初代猫も二代目猫も、高いところが大好き。二代目猫は運動神経がいいので、びっくりするようなところから(例えば本棚の上とか)もジャンプして飛び降りますが、人間がはしごを下りるような下り方はしません。

が、初代猫のきなこは、高いところからのジャンプが苦手で、高いところに上がると必ず私達を呼びつけて、下ろしてもらっていました。

でも忙しくて呼ばれても無視していたら、自分で後ろ向きに下り始めたのです!その時の証拠写真がこれ。


▲三階建てのケージのてっぺんに上り、「下りれないいニャー」「下ろしてー」と訴えるきなこ。忙しいので「ちょっと待って」と放置していたら


▲下を見下ろして「ジャンプは無理ニャ・・・」と判断


▲後ろ向きで下りた!

猫は後ろ向きで下りれないはずなのに…?と不思議でしたが、爪の形が理由と知り、この謎が解けました。ケージなので、力が入らなくても、爪をひっかけやすかったのですね。

猫友に教えられ気づいた、「ジャンプで下りられなかった理由」

それにしても、二代目猫ならこの距離くらい、ラクラクジャンプしてしゅたっ!ときれいに着地します。「これくらいふつー」という顔でスタスタ歩く二代目猫を見るたび、「もしかしたら初代猫のきなこは運動神経が悪くてどんくさかったのでは?」と思っていました。でもその話を猫友にしたところ、猫友(20匹以上の猫と暮らしてきたベテラン)は激怒。「どんくさいだなんて、あんまりだよ。きなこちゃんは目が悪かったのかもしれないよ」。

そういわれて、ハッとしました。確かにきなこは野良から保護したばかりの時、眼病を患っていて、目に瞬膜(しゅんまく)が張り付いたままになっており、手術で取ってもらったことが。もしかしたらその後遺症で、高いところから下が見えずにジャンプできなかったのかも。だから、後ろ向きで下りる技を身に着けていたのかもしれません。「どんくさいどころか、賢い猫だったんだね、誤解していてごめん…」と、心で、今は亡ききなこに謝ったのでした…。

文・桑原恵美子

参考資料/「家ねこ大全285」(藤井動物病院院長・藤井康一著/KADOKAWA)

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