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ミーは常識はずれに長時間”モミモミ”をする。

この物語は、ここ30年でノラ出身のネコを12匹保護し、一緒に生活し、ついに全員を看取ったと思ったら、今また一匹のネコと暮らしている中年男の喜怒哀楽に満ちた日常の回顧録である。

ミー(仮名)がきた! 第9回“揉”

ネコのクセといえば、噛むだの、壁で爪研ぎするだの、よく鳴くだの、マーキングのオシッコをそこら中にするだの、人間が困ることばかりではない。

当然のように何の悪いこともないクセもある。クセというか個性っていえばいいんですかね。ミーにもひとつ、まったく困らないクセがある。

“モミモミ”が常識っぱずれに長いのだ!

“モミモミ”ってのがネコのどんな行動なのか、ネコ好きの人ならば、「あ~アレのことね」ってすぐわかるとは思いますが、なかにはワカラナイ人もいるかもしれない。それどころか、「モミモミってオッパイ?」とか、「そんなハレンチな!」とか思っちゃう人もいるかもしれないんで説明します。クッションとか布団とか、そういう柔らかいモノの上に、ネコが前足を置いて、足踏みのようにクッションを、まさしく“モミモミ”する行動。これを“モミモミ”といいます。

ウチだけの用語かと思っていたら、知り合いのネコ好きも“モミモミ”って言ってたんで、たぶん多くの人がこう呼んでるかもしれない。この手の自然発生的なネコ用語って他にもありますよね。ドライフードのことを“カリカリ”って呼んだり。

それはともかく、この“モミモミ”。もともとは、まだ母ネコのオッパイを呑んでいた時、オッパイを絞るといいますか、オッパイを押すようにして呑んでいた時の記憶の名残りらしい。そういう意味では、「ひょっとしてオッパイ的なヤツ?」っていう連想は決して的外れっていうワケじゃないんですが、まぁハレンチではない、幼児返り行動みたいなヤツらしい。


↑これです。これがモミモミしているところです。モミモミしている紺色のブランケットはモミモミするモノとしてミーのお気に入りとなっている。

ミーなんですが、その時間がいや~本当に長い。過去にウチにいたコも、よくモミモミするコはいましたが、せいぜい2~3分。長くても5分程度だよな~という感じだったのですが、なんとミーに関しては、最低でも15分くらいはやっている!長い時になると30分くらいやっている!一体なにをそんなに長い間やる必要があるのか?と思うくらいやり続けている。

で、そういうことしてる時のネコの視線って、他のものを見ないでやるじゃない?モミモミしているクッションだけをただただ見続けてやるじゃない?だからその姿は、もはや一心不乱というか、取り憑かれているといってもいいほどの鬼気迫るものがある。映画『シャイニング』のジャック・ニコルソンに通じるものすらあるッ!

「ちょっとそのへんにしといたら?」そう声をかけるのも悪いくらい集中している。で、よ~く見ていると、もう全方位からモミモミするのね。モミモしている部分を中心に、自分の体を少しずつ回転させるように移動させて、モミモミし続ける。

そんな回転モミモミを10分も続けていると、自分でもなんで自分がこんなことしているのかワケわからなくなってくるんでしょうね。そのうちに関係ない後足まで自然と動き出してきて、その場で足踏みしてるような状態になったりする。

そうなってくると、さっきまでは“取り憑かれている”ような怖いイメージだったのが、なんだかそれどころか、足踏みしながらグルグル回ってるワケで、これはもう讃岐ウドンを作る時によくやる、ウドンの生地を踏んでいる動きにしか見えなくなってくる。この足踏みしている足の下に本当のウドンの生地でもそうっと置いておけば、コシの強いウドンができそうですらある。


↑横から見ると、けっこう腰入れて踏んでるんですよねェ。いいウドンができそうだ!


↑アップにすると、目つきもなにやら職人のようなひたむきさが感じられる。

いや、それどころか『ネコが踏んだウドン!』という宣伝文句で売れば、話題となって大売れするかもしれない。もしや一攫千金か?そんな人間の汚らしい欲望をよそに、ミーといえば、その“ウドン踏み”を10分くらい続けると、満足したのか、その踏み尽くしたクッションの上でコトッと寝るのであった。

以上、ミーはそんなウドン踏み毎日繰り返している。一体何がしたいんだろうか……。ネコとくらして早や32年。まだまだわからないことばかりである。

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カーツさとう
コラムニスト。グルメ、旅、エアライン、サブカル、サウナ、ネコ、釣りなど幅広いジャンルに精通しており、新聞、雑誌、ラジオなどで活躍中。独特の文体でファンも多い。

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