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迷い犬猫と再会するための備えとして、ベストな方法は?

SNSでよく目にする「探しています」「保護しています」情報

Twitterに流れてくると、必ずリツイートで拡散するのが、「迷い猫」「迷い犬」の情報。飼い主はどんなに心配しているだろう、迷い犬や迷い猫はどんなに不安な気持ちでいるだろうと思うと、他人事ながらいてもたってもいられません。

一方、「保護しています」というtweetが流れてくると、多く見られるのが「飼い主があらわれても安易に返さないで」と心配する声。中には虐待が目的で、飼い主を装って引き取ろうとする人がいるからです。わが家では、愛猫の写真がそれこそ売るほどありますが、しかし日本で最も種類が多いといわれているキジトラ柄の猫…。スマホに保存されている写真を見ても、説得力に欠けるような…。それにすごいビビリなので、知らない環境だと、飼い主であっても警戒する可能性大。では、飼い主であることを証明するにはどうすればいいのでしょう?

猫には鑑札が無いので、迷子札…?でもデメリットも

東日本大震災の時、保護施設に引き取られたペットのデータを見ると、鑑札を身に着けていた犬は100%、身元がわかっています。


(環境省「東日本大震災におけるペットの被災概況」より転載)

監札とは、どんなものでしょう?厚生労働省のホームページには、以下の説明があります。

犬の飼い主には、

(1) 現在居住している市区町村に飼い犬の登録をすること

(2) 飼い犬に年1回の狂犬病予防注射を受けさせること

(3) 犬の鑑札と注射済票を飼い犬に装着すること

が法律により義務付けられています。

この手続きをすると、犬の登録をした際には「鑑札」、狂犬病予防注射の接種を受けた際には「注射済票」が交付されます。

この鑑札と注射済票は、飼い犬に着けておかなければなりません。鑑札には登録番号が記載されていますので、もしも飼い犬が迷子になっても、装着されている鑑札から確実に飼い主の元に戻すことができるのです。猫にはそういう物がないので、犬がうらやましいと思うのですが、とはいえせっかくこんないいものがあるのに、「犬の鑑札と注射済票を飼い犬に装着すること」が法律で義務付けられていることを知らない人も意外に多いとか…。

猫の場合、鑑札はありませんから、それに代わる方法として、飼い主の連絡先を収納した迷子札を首輪につける、という方法があります。ただ迷子札の場合、以下の注意点もありますので注意が必要。

*首輪が木の枝などに引っかかると、はずれてしまう

*はずれにくい首輪だと、首を絞めてしまう可能性がある

*猫が嫌がって首輪をしなければ、つけられない

*迷子札の文字は消えやすい

*盗難にあい、首輪をはずされると飼い主証明ができない

マイクロチップにも、デメリットがある?

となると、猫の場合はマイクロチップのほうが確実な気がします。マイクロチップとは小さな電子標識器具で、直径約2㎜、・長さ約8㎜~12㎜の円筒形のガラスやポリマーのカプセルに包まれています。猫の場合は、首の後ろに埋め込むのが一般的です。装着は獣医療行為なので、必ず獣医師が行います。装着にかかる費用は動物病院にもよりますが、数千円ほどです。

マイクロチップの場合は体内に埋め込むので、はずれたり、字が薄れて読み取れなくなくなったりすることはありません。ただデメリットとしては、ワクチン接種よりも太い針の注射で挿入するため、多少の痛みがあること。全く気にしない猫もいますが、子猫のうちか(生後4週齢期から装着が可能で)、不妊・去勢手術で麻酔をかける時に埋め込むのが理想です。

また迷子札なら誰が見てもわかりますが、マイクロチップの場合、読み取る機械が必要。被災時など、動物病院が機能していなかったり、動物病院がない地域、マイクロチップの存在を知らない人に保護された場合は役に立ちません。なので、迷子札とマイクロチップを両方つけておくのがベストといえます。

マイクロチップを装着していても、飼い主が見つからない場合がある?

ただ、先に述べた東日本大震災の時に保護されたペットのデータを見ると、「マイクロチップを装着していても、AIPOへの登録がされていなかったため、飼い主が判明しなかった事例あり」というのがあるのです。わが家で愛猫にマイクロチップを装着した時の記憶をたどると、確かその時に病院から登録用のハガキをもらって投函した記憶が…。登録していなかった人は、それをうっかり忘れてしまったのかもしれません。

動物愛護協会のHPよるとAIPOとは、マイクロチップによる動物個体識別の普及推進とデータ管理を行っている組織。装着されたマイクロチップの識別番号と、飼い主名、住所、電話番号などを「動物ID普及推進会議(AIPO)」に登録しておくと、AIPOは、保健所や動物保護管理センターからの問合せに対して飼い主情報を提供して、飼い主を探し出すことができます。登録費用は1,000円ほど。引っ越しなどで情報を更新する場合の費用はかからないそうです。

どんなことがあっても絶対に離ればなれにならないために、今できることはすべてしておきたいですよね。

文・桑原恵美子

参考資料:「猫からのおねがい 猫も人も幸せになれる迎え方&暮らし」(東京猫医療センター院長 服部 幸・ Riepoyonn 著/ねこねっこ)

環境省「東日本大震災におけるペットの被災概況」

https://www.env.go.jp/nature/dobutsu/aigo/2_data/pamph/h2508c/01.pdf

日本動物愛護協会 マイクロチップについて

https://jspca.or.jp/microchip.html

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