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冬本番。地域猫たちはどうやって寒さを凌いでいる?

野良猫たちの越冬。元は人間が生んだことを忘れてはいけない

気が付けば、もう今年もあと1か月程度しかない。
今年はコロナ禍一色で右往左往する日々だったが、全国の地域猫活動を行っているボランティアの方々は、その喧噪の最中にあっても、給餌や清掃を行っており、頭が下がる思いだ。
人間の都合で屋外生活を余儀なくされる猫は未だに山ほどいる。
そしてそれら野良猫の生活は過酷。

地域猫活動は、野良猫たちを地域の認可と協力のもと避妊・去勢を行い、これ以上増えることがないように、当代かぎりの命を見守るという趣旨のもの。
給餌には投薬なども必須であり、特に冬場は体調を崩す猫も多い。
ボランティアの方々の苦労は、文字にするだけでは到底伝えられるものではない。

そして当の地域猫たちも、これから春まで冬の寒さに耐えなければならない。
今回は、地域猫たちは冬の間、どうやって寒さを凌いでいるのかについて紹介していきたい。

「寒くなっても、僕らはここにいる!」屋外にしか居場所がない猫たち

地域猫たちは、ボランティア団体の庇護のもと、日々を強かに生きている。
当然ほとんど護団体は、管理している猫の里親を募集しているが、規模にもよるが全ての猫に引き取り手が見つかることは、ほぼない。

暖かい環境を知らず、冬の木枯らしを避けるようにして、猫たちはどうやって暮らすのか。
地域猫を見物するためにコミュニティを訪れる人は多いが、そうした方々は冬の寒い時期には滅多にやってこない。
でも、そんな状況下でも猫はそこにいるしかない。

そんな冬の地域猫の生活を、僕はもう何年もウォッチし続けている。

室内飼育される猫とは比較にならないほど毛足の長い冬毛を蓄え、彼らは風を避けてバラック小屋や公衆トイレの中で必死に春の訪れを待っている。

落ち葉に体を埋めて暖をとる知恵を見せる猫も

また、晩秋になると木々の葉も落ちていくが、それを地域の人材センターの方々が一か所に集めるということがあり、その山盛りの枯葉の中に身を投じている猫も見たことがある。
凍えるような外気を避けるためには、彼らはあるものは何でも利用するというわけだ。
そうしないと体調を悪くしてしまう。

それから、この時期はボランティアの方々が設置した発泡スチロール製の猫小屋も人気。
ぎゅうぎゅう詰めになって寝ている猫も目に入る。

普段は険悪な猫同士も、冬の寒さに対抗するため、お互いに密着して寝ている姿もしばしば見かける。
とにかく、なんとかして寒さを逃れるため、地域猫たちは必死の工夫を講じているのだ。

おわりに

地域猫活動に熱心な団体になると、毎日夜遅くまで把握している個体全てを確認するまで、暗い夜道を往来する。
とにかく、冬になると姿が見えなくなった猫が衰弱する可能性は高くなってしまう。
こういう活動を雨の日も、雪の日も無償でやるのだから、本当に壮絶の一語に尽きる。

風邪をひいてしまう猫が出ると、場合によっては一時収容し治療も行う。
そうしなければ、他の猫たちにも次々に風邪がうつってしまう可能性があるからだ。
当然、そのための費用はほとんど手弁当。

個人的な思いになるが、やっぱり猫は屋外で暮らすのは可哀想だ。
元々人間がペットとして改良し、各地に持ち込んだものが野生化しているだけ。

かつて犬がそうだったように、猫が屋外にいるのは不自然だし、彼らにとってリスクも多い。
いつか、外で猫を見かけないようになる日が来てほしい……。

私たちがこの季節、暖かい部屋でのんびり過ごすという当然の権利を、猫にも味わってもらう。
これが一番なのだ。

文/松本ミゾレ

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