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純血種の猫ちゃんを迎える前に知っておきたいこと

猫を飼うなら猫種ごとの特徴をしっかり理解しよう

猫好きには、「猫でありさえすればどんな猫もいとおしい」と思うタイプと、「自分が一番かわいいと思う理想の猫と暮らしたい」タイプの2通りがあるような気がします(わが家はかなり前者寄り)。理想の猫を追求するタイプの人は、その特徴がはっきりあらわれている純血種の猫を選ぶことが多いのですが、注意したいのは、純血種はその猫種ごとに、性格やかかりやすい病気の傾向があること。そのため、ルックスだけで選ぶと、飼い主との相性が意外に悪いことも…。

初めて猫を迎える際に純血種の猫を検討している方は、以下の特徴を知っておきましょう。

たくさん遊んで欲しい猫種

好奇心が旺盛で遊び好きなアビシニアン、ベンガル、マンチカンなどの猫種は、積極的に遊ばせないと欲求不満になりやすいので、遊ぶ時間がたくさんとれる人向けです。共働きだったり、一人暮らしで残業が多かったりして在宅時間が短い飼い主には向いていないかもしれません。


▲エチオピア原産のアビシニアンの最大の魅力は、毛の一本一本にシマがあることで生まれる毛のツヤ。

こまめなお世話が必要な猫種

ペルシャ猫、エキゾチックショートヘアなどの鼻ぺちゃな猫は、鼻涙管(びるいかん)の閉塞によって目頭が涙で汚れやすい傾向があります。清潔さを完璧にキープするためには、数時間おきにぬぐう必要があるので、こちらも在宅時間が短い飼い主向きではありません。

垂れ耳のスコティッシュフォールドは、耳道が狭いうえ通気性が悪くなりがち。また逆に反り耳のアメリカンカールは耳の内部構造が複雑で、汚れが溜まりやすく、放置すると外耳炎を起こすことも…。こちらもこまめな耳掃除が必要な猫種です。


▲ペルシャとアメリカンショートヘアーを交配してつくられたエキゾチックショートヘア。少しつぶれたお鼻がチャームポイント。

暖かい場所が必要な猫種

毛が無い猫として知られるスフィンクスは、寒さに弱いので、冬は洋服を着せたり、温かい場所を用意したりと体温キープのための工夫が必要です。また皮脂がベタつきやすいので、やさしくこまめに体をふく必要があります。


▲映画『E.T』の宇宙人のモデルにもなったといわれているスフィンクスは、カナダ原産。冬は暖かく過ごせる工夫が必要です。

猫種ごとにかかりやすい病気もあります

飼い犬の場合は9割近くが純血種ですが、飼い猫は2割以下。症例が雑種より少ないうえ、新しい猫種も毎年のように誕生しているため、獣医師の間でも猫種ごとにかかりやすい病気に対する知識に差があるのが現状です。そのため純血種の猫を迎える場合、飼い主自身がその猫種がかかりやすい病気の症状や治療法をあらかじめよく調べておき、病院の得意分野もリサーチしておくのが望ましいでしょう。また純血種の場合、親から受け継いだ遺伝情報がなんらかのきっかけで傷突くことでかかる遺伝性の病気(品種好発性疾患)のリスクがあることもおぼえておきましょう。

スコティッシュフォールドが100%かかる病気があります


▲カワイイ垂れ耳ゆえに、こまめなケアが必要なスコティッシュフォールド。

折れた耳と丸い顔の愛らしさで大人気のスコティッシュフォールドですが、遺伝性疾患がある猫種の代表としても知られています。折れ耳の場合、100%の確率で「骨軟骨異形成症(こつなんこついけいせいしょう)」にかかるという報告があります。これは、関節を保護する軟骨が硬くなり、悪化すると歩行困難になったり、痛みを感じたりする病気。特に折れ耳同志で交配した場合に症状が強くあらわれるといわれています。かなり強い痛みがあり、「うちの子はおとなしい」と思っていたら、痛みで動きがにぶくなっていたという例も…。“スコ座り”と呼ばれる独特の座り方も、関節への負担を逃がすためのポーズと考えられています。

ただし、だからといってスコティッシュフォールドがほかの猫と比べて短命という報告はされていません。というのは、ほかの猫種に多い、わかりにくい内臓疾患と違い、外見や痛みから症状がわかりやすく、早期発見・早期治療がしやすいからです。

代表的な品種がかかりやすい病気

*メインクーン、ラグドール…心臓の壁が厚くなって体に血液が送られにくくなる「肥大性心筋症」


▲メインクーンの名前の由来は「メイン州のアライグマ」。かなり大柄で、オスだと10kgを超えることも。

*ペルシャ、スコティッシュフォールド…腎臓に多くの嚢胞ができて、腎臓の機能が落ちる「多発性嚢胞腎」

*アビシニアン、ソマリ、シンガプーラ…酵素の一種が足りず、赤血球が破壊されて貧血を起こす「ピルピン酸キナーゼ欠損症」

*ベンガル・・・胸部の肋骨が変形して、胸がへこんでしまう「漏斗症」

ミックスだから強いとも限らない

ここまで読んで、「そんなに病気が多いなら、ミックスの猫ちゃんのほうがいいのかな…」と思う方もいるかもしれません。確かに一般には「ミックスの猫のほうが強い」というイメージがありますが、どちらかというと「生命力の強いミックスが生き残っている」「生き残った強いミックス同士が交配し、さらに強い個体が生まれている」という傾向もあるようです。

とはいえ、成育環境によっては特定の病気にかかりやすいミックスもいます。純血種と違って特定の傾向があるわけではないので、ミックスであっても細かなチェックが必要なことは変りません。

 

文・桑原恵美子

参考資料/「猫からのおねがい 猫も人も幸せになれる迎え方&暮らし」(東京猫医療センター院長 服部 幸・ Riepoyonn 著/ねこねっこ)  「ねこの事典」(監修/今泉忠明、成美堂出版)

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