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冷え切った心もほっこり!韓国発・ヒーリング猫ムービー 「私と猫のサランヘヨ」

【本気の猫映画レビューvol.10】冷え切った心もほっこり温めてくれる!韓国発・ヒーリング猫ムービー 「私と猫のサランヘヨ」

人生につまずいた4人の男女と、4匹のキュートな猫の物語

「どんなテーマでもきっちり楽しませてくれて、ハズレなし」と定評の高い韓国映画。しかも主人公が猫と聞いて、猫バカの映画マニアとしては、見に行かないわけにはいきません。期待どおり、いや期待以上に素敵な猫映画でしたので、さっそく紹介します!

この映画は、4つのエピソードからなるオムニバス形式。性別も年代もまるで違う4人の主人公ですが、みんな冒頭では、「失恋」「失業」「孤独」「死別」と、人生の壁に突き当たり、落ち込んでいます。そんな時にそっと寄り添ってくれた猫が、それぞれの運命をハッピーに変えていくのです。

【エピソード1】元彼に押し付けられた猫、サラン

猫映画「サランヘヨ」6

主人公は、熱烈に愛し合っていた彼からひどい形で捨てられた20代のナレ。2人仲良くペットショップで選んだ猫・サランなのに、愛が冷めると同時に彼は邪魔もののように、ナレに押し付けます。失恋のショックから荒れた生活を送るナレを、まるでやさしい兄のように心配しながら見守るサラン。やっと失恋から立ち直りかけ、彼を思い出させるものすべてを断捨離しようとするナレを見て、サランは気づきます。見守っていたつもりだったけど、自分自身こそが、彼との日々を思い出させるつらい存在であることを…。

途中はハラハラしてしまいますが、最後はハッピーエンドなので、ご心配なく。余談ですがこのエピソードの最後に一瞬、(ナレとの愛の芽生えを予感させる)すごいイケメンが登場しますので、お見逃しなく・・・!

エピソード2…幸運を呼ぶ猫(?)、福ちゃん

猫映画「サランヘヨ」7

職を失ったのに、海外留学中の娘と、娘に付き添っている妻に告白できずに悶々としている40代のキム。自暴自棄になっているところに、なぜか自分の後をどこまでもついてくる野良猫に出会います。特に猫好きでもないのに謎の警備員に押し付けられ、困惑しつつもいっしょに暮らすことにするキム。すると猫が縁で、願ってもない転職のチャンスが訪れます。有頂天になり、猫に「福」という名前をつけるキムですが、転職話が一転、思わぬ方向に…。

福が気づかせてくれたのは、「愛する家族といっしょに暮らしたい」というキムの隠された本心。福を抱いた時のぬくもり、やわらかさが、生まれたばかりの娘を抱いた時の幸福感をよみがえらせたのですね。家族っていいな、と思わせてくれるラストも、秀逸。

エピソード3…孤独なバレエ少女がひとめぼれした美猫

留守がちな共働きの両親と暮らす、孤独な少女スジョン。彼女は友達の飼っているペットの写真を見せられて、どうしても猫が飼いたくなりますが、「習い事が忙しいから、世話は無理」と両親はとりあってくれません。そんな時に偶然、キュートな野良猫と出会い、こっそり部屋で飼い始めます。それがバレて両親に怒られると、「バレエの発表会で優勝するから、飼わせて」と嘆願。発表会で、猫になり切って踊るスジョンの美しさも見どころです。

発表会は、スジョンの猫愛が深すぎて思わぬ結果になりますが、最終的に猫を飼う許可が得られますのでご安心を。じつはベランダで外飼いされている間、猫が毎日、両親に貢ぎ物(?)をして、懐柔しまくっていたのです。最初は冷たく見えていた家庭が、猫によって少しずつ温かい雰囲気に変わっていくのに、ほっこりしました。

猫映画「サランヘヨ」4

猫映画「サランヘヨ」1

猫映画「サランヘヨ」5

エピソード4…亡くなった妻の生まれ変わり!?スンジャ

号泣してしまったのが、この4つ目のエピソード。妻と死別し、自身も認知症が進行している70代のおじいさんが主人公。妻に対して冷淡で、「猫を飼いたい」と言い続けた妻の願いを聞いてあげなかったことを悔やみ続ける毎日を送っています。そんなおじいさんが住む家の庭にやってきた1匹の猫。(認知症の影響か)おじいさんはその猫が妻に見え、「妻が戻ってきた!」と有頂天に…。お料理を作ってあげたり、手をつないで海辺を歩いたり、してあげられなかったことを取り戻すかのように妻(じつは猫)に尽くし、デレるおじいさんの姿に、笑ったり、泣けたり…。

猫映画「サランヘヨ」3

そして最後は、猫の存在が、不仲だった娘(獣医)との誤解をといてくれます。この猫はもしかしたら本当に、天国からおじいさんを心配して見ていた奥さんの使いかもしれません。態度に出せなかっただけで、本当は深く愛していたおじいさんの気持ち、奥さんはきっとわかっていたんですね。

猫映画「サランヘヨ」2

韓国と日本の“猫愛”の微妙な違いも、興味深い!

この映画に出てくる猫は、(エピソード3はミックスっぽいハチワレちゃんだけど)、すごく高そうな、コンテスト級の美猫揃い。エピソード3と4は野良猫設定ですが、「こんなフレンドリーで手入れのいい美猫が、野良…?」とうっすら違和感も。整形大国といわれる韓国には、ブサイクなほど愛らしいという“ブサカワ愛”は存在しないのかもしれない、と感じました。また、エピソード2と3は、野良猫を室内飼いする設定なのに、トイレの話が全く出てきません(猫飼いはスクリーンに向かって「フード買うなら猫砂も買って!」と心で叫んでいたはず)。監督のシン・ヘジンさんは、13年間猫と生活を共にする大の猫好きとして知られていますし、監督の呼びかけのもと、猫好きのスタッフ・キャストが集まったということなので、トイレを連想させるシーンをあえて封印したのは、監督の美学なのでしょう。

笑えて、ハラハラさせられて、最後に泣けて、猫のシーンが山盛りいっぱい。最後に「人間っていいな」と思わせてくれる、猫好きにもそうでもない方にも、自信を持っておすすめできる映画です。

※10/30(金)よりシネマート新宿、12/4よりシネマート心斎橋にて公開

【予告】https://youtu.be/LqkQIVZsGu

取材・文/桑原恵美子

取材協力/アットエンタテインメント

公式HP http://www.at-e.co.jp/2020/nekosaran

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