TOP>ニュース > 猫バカが残念な気持ちになってしまう映画3選

  • ニュース

猫バカが残念な気持ちになってしまう映画3選

本気の猫映画レビューvol.7

最近は映画でも、意味なく猫が出てくることが多いと思いませんか?「猫さえ出せば喜ぶと思って」と憤りつつ、可愛い猫だとうかうか大喜びしてしまうのが猫バカです。でも世の中には“名作”といわれながらも、そんな猫バカの気持ちを逆なでし、微妙な気持ちにさせてしまう映画も少なくありません。

たとえオードリーでも、猫を濡らすのだけは許せない!…「ティファニーで朝食を」

「ティファニーで朝食を」といえば、オードリー・ヘップバーンの代表作のひとつで、名作中の名作として知られています。高級アパートでオードリー演じるホリーと暮らす名無しの猫(キャット)は、お利口で社交家。玄関のブザーが鳴ってもアイマスクを付けたまま熟睡するホリーを起こし、どんちゃん騒ぎのパーティーではお客の肩に乗ってグラスのカクテルをなめたりして、愛嬌をふりまきます。

でもこのホリー、(いろいろ事情はあっても)猫と暮らすにはあまりにも情緒不安定。婚約破棄などの傷心が重なり自暴自棄になると、なんと猫をタクシーの中から追い払ってしまうのです。その後、自責の念にかられ、雨の中を泣きながら猫を探し回るホリー。やがてずぶ濡れの猫が姿を現すと、ホリーは「キャット!キャット!」と呼びながら、猫を抱きかかえ、猫探しを見守った作家と固い抱擁をかわします。映画史に残る美しいラブシーンのひとつですが、猫バカが見て思うことは同じでしょう。

「うっとり抱き合ってないで、今すぐびしょ濡れの猫をタオルで拭け!」

「そんなに固く抱き合ったら、猫が挟まれて苦しいのがわからんか!」


右上に見えるのが、雨の中の猫抱き抱擁シーン

まあ、このシーンをよく見ると、ホリーが間にはさまれた猫が苦しくないよう、ほんの少しだけ体を引いているようにも。そこに、大の動物好きだったオードリーの気持ちがあらわれているような気もしますが…。


「ティファニーで朝食を」(2,381円+税)2011年12月16日発売 販売元: パラマウントCOPYRIGHT (C) 1961 by Paramount Pictures and Jurow-Shepherd Production All Rights Reserved.TM, ? & Copyright (C) 2011 by Paramount Pictures. All Rights Reserved.

ノーキャリーで猫を車に乗せないで!…「ハリーとトント」

1975年の第47回アカデミー賞で主演男優賞を獲得し、脚本賞でもノミネート。1974年度の『キネマ旬報ベスト・テン』では外国映画ベスト・ワンに選出。1970年代を代表する傑作ヒューマン・ロードムービーといわれている「ハリーとトント」も、1974年製作だけあって、今の猫飼いから見ると驚くことばかり。

アパートを追い出され、愛猫のトントと一緒に子供の住む街へ向かう72歳の老人ハリー。猫といっしょに引っ越しするのに、持っているのは手荷物を入れたボストンバッグひとつ。キャリーもなく、トントはハーネスにつながれたまま。え。これで長旅を…?

飛行機でもバスでも同行を断られ腹をたてたハリーは、ついに中古車を購入。車で移動することにします。「そのほうが絶対いい」とホッとするのもつかの間、キャリーが無いので、車の中で放置状態。あちこち好き勝手に動き回るトントが、もしブレーキの下に入り込んだら…と想像しただけでドキドキします。そのほかにも、フードはハンバーガーなど、基本的に人が食べているもののおすそ分け。

今見たら猫飼い失格のNGだらけですが、でも当時の日本だって、猫には味噌汁をかけた猫まんまをあげるのが常識だったんですよね…。キャリーに入れずに連れまわしている分、旅で出会う人たちにかわいがられ、撫でられまくりで、心癒されるシーンが多かったのも確か。


ブルーレイ発売中「ハリーとトント」(1,905円+税)20世紀フォックス ホーム エンターテイメント ジャパン (C)2017 Twentieth Century Fox Home Entertainment LLC. All Rights Reserved.

猫にキャビアを食べさせないで…「暗殺者」

「暗殺者」は1995年製作のアメリカ映画。監督は「リーサル・ウェポン」のリチャード・ドナー、主演はシルベスター・スタローン、共演者は甘いマスクでセクシーな魅力をふりまくラテン系俳優の代表、アントニオ・バンデラスとアカデミー賞常連のジュリアン・ムーア! この濃い3人が、ドナー監督のスタイリッシュな演出でスリリングな駆け引きを繰り返すのだから、もうたまりません。

…が、猫バカがたまらないのは、ジュリアン・ムーア演じる天才ハッカーが溺愛している飼い猫、ポーラ。グレーの長毛の猫で、本当に優雅でかわいらしいんです! 最初は敵対していたスタローンとムーアですが、バンデラスの襲撃から逃れるためポーラを連れていっしょに逃げ回るうち、ポーラが異常にスタローンになつき始めます。その演技がまた自然で、油断するとついポーラにデレてしまうスタローンも、かわいさ爆発。冷酷非情な殺し屋のイメージを「いい人」に急変させるため、猫好きのキャラクターにするのは映画の常套手段とはいえ、すごく効果的ですよね。

でも猫バカが引くのは、終盤の食事シーン。ムーアが猫に慣れた感じでキャビアをあげているんです(ちなみに、バンデラスの襲撃から体を張って守ってくれた命の恩人であるスタローンに出しているのは、まずそうなサンドイッチ)。今の常識からすれば、猫に塩分のかたまりみたいなキャビアをあげるなんて言語道断ですが、25年前の映画なのでしかたがないのかも。ちなみにこの飼い猫ポーラは、前作の「スペシャリスト」という映画でもスタローンと共演しています。そりゃ、スタローンになつく演技が自然なわけですね…。


「暗殺者」ブルーレイ ¥2,381+税/DVD ¥1,429 +税 ワーナー・ブラザース ホームエンターテイメント c 1995 Warner Bros. Entertainment Inc. All rights reserved.

文/桑原恵美子

\ この記事をみんなにシェアしよう! /
この記事をみんなにシェアしよう!
関連記事
関連記事
  • ニュース

猫アレルギー持ちの猫LOVERさんに朗報!猫アレルギーの出にくい猫カフェ「CatsHous... (10.24)

  • ニュース

イタリアとイギリスの『黒猫の日』を知ってる?ハロウィンとの悲しい関係も【世界の猫の日】 (10.23)

  • ニュース

白猫が「育児放棄」する驚くべき理由って? (10.23)

  • ニュース

猫が雨の日におとなしくなる理由 (10.23)

もっと見る

注目のグッズ

犬猫どっち派?村松誠の「2021年版 犬猫カレンダー」

ドラえもんに大変身!犬猫用『ドラえもん コスチューム』

お待たせ。「俺、つしま」グッズ大特集!

ヘビロテ確定。「俺、つしま」のTシャツが登場!

人気記事
人気記事
\ PETomorrow をフォローするには下のボタンをクリック! /
PETomorrow をフォローするには下のボタンをクリック!


ページトップへ戻る