2020-09-27 猫愛とアートが融合!猫アートの祭典「藝大の猫展2020」に行って来た。【彫刻作品編】 アートプラザ猫展 猫が魅せる一瞬の所作が、彫刻作品によってカタチになった。 藝大ゆかりの「猫派」アーティストが、藝大の美術学部構内にあるアートショップ「藝大アートプラザ」に集結! 2019年5月に開催され、大好評を博した猫アートの祭典「藝大の猫展」(入場料無料)の2回目となる「藝大の猫展2020」が2020年9月18日からスタートしました。今年は参加アーティストも出品作品も一気に増え、さらにパワーアップ。展示作品はすべて購入できるため、初日には人気作品目当てのお客様の行列ができ、入場制限を行ったほど。 猫好きもアート好きも見逃せない、大注目の「藝大の猫展2020」をさっそくチェックしてきました! 前編の「彫刻作品編」、後編の「絵画作品編」、2回に分けてレポートします。 フォト・スポットで、あくび猫ちゃんがお出迎え ▲松原維子「あくび 小」(66,000円) 入口で出迎えてくれるのは、大きな口を開けてあくびをしている等身大の猫ちゃん。 アートプラザ全体が撮影OKですが、特にお勧めは入口を入ってすぐにあるこのフォト・スポット。あくびちゃん(勝手に命名)とのツーショット記念写真を撮影できます。 等身大の猫アートと見つめ合える「キャットウォークSHOW」が出現! 今回の「藝大の猫展2020」最大の見どころは、なんといっても「キャットウォークSHOW」。藝大の学生と卒業生有志によって制作された等身大の彫刻作品が、高さ1200㎜という、ちょうど鑑賞者と目が合う高さのキャットウォークに展示されているのです。猫の生き生きとした一瞬を切り取った刺激的な作品ばかりで、思わず目が釘付けになりました。 ▲川合香鈴「ちょっとみちくさくってるの」(66,000円) お散歩中に虫でも見つけたのでしょうか。一心不乱に追いかけるまなざし、つかまえようとして前に突き出した手…。好奇心いっぱいの子猫の姿が目に浮かびます。 ▲三谷和花「blessed」(82,500円) 表情も、ポーズも、無防備すぎる!360度、どこから見てもスキの無い可愛さ!このままおうちに連れて帰りたい…。 ▲北郷江 「パトロールねこ」(75,900円) なにかあったらすぐに逃げ出せるように体を低くしているこのポーズや表情、臆病なのに好奇心旺盛な猫ちゃんの心の逡巡や、息づかいまでもが伝わってきそう。 ▲鈴木友晴「皮猫」(88,000円) 無毛種の代表といわれるスフィンクスでしょうか…。「皮猫」という作品名との併せ技でドキッとするインパクトがありますが、それでもなぜか可愛いのが、猫のすごさ…。 ▲(左)藤崎りら「帰りを待つ猫」(38,500円)(右)藤崎りら「家族になった猫」(55,000円) どちらも、“家族になった猫”特有のやわらかい表情をしています。 ▲田村嶺麿「ひかげ」 コンペティション入賞作品、オープン日即完売の人気作品も! ▲平良光子「loving」(220,000円) 本展開催に先立って学内で行われたコンペティションで、「準猫大賞」を受賞した木彫り作品。まつ毛といい、毛並みといい、まるで生きているような質感にびっくり。 ▲東條明子「いつもの背中」(308,000円) ▲東條明子「待ち人」(165,000円) 藝大アートプラザ随一の人気彫刻家の作品だけあって、オープンと同時に売約済みに。木彫に水彩絵の具や色鉛筆で彩色した作品は、かわいらしさや温かさとともにどこか、寂しさや孤独感も感じられます。 ▲白井雪音「Look at Me」(176,000円) フォルムといい毛並みといい表情といい、猫特有の高貴なオーラが炸裂していますが、素材はなんと「新聞、割りばし、アクリル絵の具」だそうです。 作品名にこめられたアーティストたちの猫愛に、涙… その作品名から、アーティストと猫との物語が鮮烈に浮かび上がってくる作品は、とりわけ心に残りました。 ▲石下雅斗「猫がいた」(198,000円) いつも傍らにいたのに、ある日、小さな羽根で天国に飛び立ってしまった愛猫…。たった4文字の作品名から、アーティストと猫が紡いできた歴史が浮かび上がってくるよう…。 ▲佐々木怜央「ある日から見ない白猫のために」(55,000円) 消えてしまったために、ずっと記憶に残り続ける猫もいます。 ▲佐々木怜央「君の心臓は僕より少しだけ早い」(99,000円) 最初、「なぜこれが猫…?」と思いましたが、作品名を見て胸を突かれました。哺乳類は種類によらず一生の心拍数は一定なので、寿命が短い動物ほど、心臓の鼓動が速いことになります。表面の金属箔のすき間から見える透明なガラスの気泡は、はかなくもろい生命を象徴しているよう。人間より小さく、人間より短い生しか与えられていない猫、それゆえの愛しさを、こんな風に表現できるのがアートなんですね。今回見た中で、一番感動した作品がこれかもしれません。 後編では、とりわけ多くの作品が展示されていた絵画から、特に印象に残った作品を紹介します。どうぞお楽しみに! 企画展:「藝大の猫展2020」 2020年9月19日 (土) – 11月15日 (日) 11:00 – 18:00 入場無料 休業日: 9月23日(水)、28日(月)、10月5日(月)、12日(月)、19日(月)、26日(月)、11月2日(月)、9日(月) 関連URL/藝大アートプラザ(https://artplaza.geidai.ac.jp/) 2019年の「藝大の猫展」レポート/猫好きがキュン死する珠玉の猫アートだらけ!「藝大の猫展」に行ってきた。(https://petomorrow.jp/news_cat/91925) 取材・文/桑原恵美子 \ この記事をみんなにシェアしよう! / この記事をみんなにシェアしよう! なぜ?「脱走した猫」が2頭になって帰ってきた事件 (1.25) 人生の中で避けて通れない”恋”。あなたの恋愛タイプを診断【心理テスト】 (1.24) なんか様子が変。猫の「しぶり腹」って何? (1.24) 悪徳業者に気をつけて!信頼できるブリーダーの見極め方 (1.23) 注目のグッズ 犬猫どっち派?村松誠の「2021年版 犬猫カレンダー」 ドラえもんに大変身!犬猫用『ドラえもん コスチューム』 お待たせ。「俺、つしま」グッズ大特集! ヘビロテ確定。「俺、つしま」のTシャツが登場! いま話題の「一読(わんどっく)」ってなんだ? 猫が死んでもう10年。その間、私は何をしてきたのか。 人生の中で避けて通れない”恋”。あなたの恋愛タイプを診断【心理テスト】 思わず嫉妬!?毎晩同じベッドで眠る犬と猫(笑) \ PETomorrow をフォローするには下のボタンをクリック! / PETomorrow をフォローするには下のボタンをクリック! Facebook にいいね!する Twitter をフォローする Instagram をフォローする Pinterest をフォローする