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天国に旅立った姉ちゃん猫は見えないけど、確かまだそこにいる。

天国に旅立った亡き姉ちゃん猫はまだそこに居る。

先日、ツイッターで見かけた2枚の写真にぼくは目が止まりました。

椅子の上でくつろいでいる「はちちゃん」は、もう、居ません。
2020年8月16日、天国へ旅立ちました。

しかし、ずっと一緒にいた2歳年下のおにぎりちゃんは

今も、あの日と同じようにお姉ちゃんの傍で過ごしています。

長年、共に暮らしてきたはちちゃんの存在をいつまでも感じていたいのか、亡き姉に寄り添うおにぎりちゃんの姿に多くの人が感動。「見えないけど、いる。なんて温かいショット」「透明になったけど、おるんかな」というコメントが寄せられました。

血の繋がっていない姉と妹。正直言うとそれほど仲良くなかったふたり。

けれど、いつもそばに居て当たり前の家族。失ったときに初めてそれは大きな存在であったと実感するのかもしれません。

虹の橋を渡ったはちちゃん、そしておにぎりちゃんとの思い出の日々を飼い主のうずらさん(@uzurahiro)にお聞きしました。

–はちちゃんとの出会いから教えて下さい

「当時、私は愛猫を亡くし、もう猫は飼うまいと思っていましたが、京都で沢山の猫を保護している叔父から1匹引き取ってほしいと言われました」

「その頃、高校生だった娘が引き取りたいと言い出したので、会いに行くと一番に出迎えてくれたのがはちでした。他にも沢山猫はいましたが、はちが一番どんくさくて何をするにもワンテンポ遅れをとっていたんです。でもその姿を見てはちに決めました。今から20年前の話です」

11月8日に家族になったことから「はち」と名付けられ、以来20年間、元気で病気知らずの猫ちゃんとして暮らしてきたといいます。しかし去年、突如病魔が襲います。

「去年の10月に肥満細胞腫を発症しました。切除手術を受けるも首近くに転移し、また切除。幸いこの癌は予後が良好な場合が多いらしく、はちももう転移する事なく元気にすごしていました。でも今年7月…」

その後の検査では肺もうっすら白かったため、肺の炎症が原因かもしれないという事で降圧剤と抗生剤を処方し、自宅で点滴も行うことに。ところが、

詳しい検査結果も分からないまま、飼い主さんはレンタル酸素室も準備し、抗がん剤治療に備えて強制給餌を開始。やきもきしながら結果を待つ日々が続きました。

その間も、はちちゃんは懸命に生きようとしました。

『息が止まって20分くらい経って病院に着いた。心臓マッサージをやりかけた獣医が呼吸が止まってから何分経過したか聞いてきた。20分…獣医がもう助かる見込みはないけど心臓マッサージを続けますか?って。かわいそう過ぎて、痛そう過ぎて、辛そう過ぎてもう止めて下さいって言うた』

『綺麗にしてもろたはちは紙の棺の中で寝てるみたいに横になって私の腕に帰ってきた。獣医に「色々な思いがあるでしょうが、20歳まで生きたはちちゃんを褒めてあげて下さい」って言われて涙が出た』

『家に着く頃、明るくなりかけた空にお月さんと綺麗に光るお星さんを見つけ、はちはあの星になったんやと思て慌てて写真撮った。はちの20年、それは私の20年でもある。はちは黙ってずっと私を見てきた。大好きやで、はち』

20歳なるまで病気らしい病気もせず誰よりも元気な猫ちゃんだった、はちちゃん。

亡き後に判明した診断結果は腺癌か悪性中皮腫。

愛する家族を突然失った飼い主のうずらさんは、猫と暮らす皆さん、猫を愛してやまない皆さんに伝えたいことがあるといいます。

「猫は優しい嘘をつきます。しんどくないフリをします。だから飼い主はその嘘を見抜けるように普段の呼吸数や咳の有無、呼吸の仕方を把握しておいてほしい。多頭飼いではわかりにくいですが飲水量や食欲もよく見ておいてほしいです」

そして、冒頭で紹介した2歳年下18歳のおにぎりちゃん。

亡き姉を探すように今も「泣き続けている」とか。

「泣いても泣いてもはちを見つけれず最後は絶叫のような泣き声になります。『鳴いている』ではなく『泣いている』んです。今では、はちが入っていた巣におにぎりが入って眠ったりしています」

「人間から見て、はちとおにぎりは取り立てて仲良しではなかったです。でもそれはあくまでも「人間」からの見た仲良しの定義であって、猫の世界には当てはまらないのかもしれません。おにぎりの18年間にはいつもはちがいましたから。付かず離れずの距離に居て当たり前だったはちが急に透明になっておにぎりは戸惑っているんだと思います」

「泣いて泣いて泣き疲れて眠って、また泣いて泣いて、、、の繰り返しです」

失った物が大きすぎて心がついていかない。。。飼い主さんはもちろん、おにぎりちゃんも、はちちゃんが居ないことへの戸惑いと不安でいっぱいなのかもしれません。

「2匹は出会ってから死ぬまでずっと変わらない上下関係でした。本気を出せばおにぎりの方が強いのが一目瞭然な時も、頭をしばかれ目をシパシパさせてました。でも、はちも本気で噛んだりした事はないです。お互い付かず離れず、でも必ず存在を感じる距離感をうまく保ってたと思います」

改めて、天寿を全うしたはちちゃんへの想いを伺いました。

「はちの全部が大好きです。高慢チキなところ。耳が聞こえなくなってからの大声で鳴くところ。イケズなところ。甘えん坊なところ。人一倍うんこがクサいところ。ほんまは優しいところ」

「20年間一緒に居てくれたところ。全部全部大好きです」

最後、うずらさんはこんな話をしてくれました。

「死んでいった者はそれぞれ涙の壺を持っていて、遺された者の涙はその壺に集められると聞きました。あまり泣くと壺が重くて虹の橋に辿り着けなくなると。おにぎりにも毎日この話を言うて聞かせています。まぁ半分は私の涙やと思いますが…」

はちちゃんおにぎりちゃんツイッター

@uzurahiro

取材・文/太田ポーシャ

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