2020-10-25 なぜ猫は窓の外を見て『カカカ!』と鳴くクラッキングするのか。 クラッキング猫猫のしぐさ 猫が窓の外を見て『カカカ!』と鳴くクラッキング。なぜ? 室内で飼育されている猫は、安全圏である家の中から窓を通して外の世界を観察している。 そんな彼らの姿は、外から窓越しで見てもなんとも可愛いものだ。 先日も、散歩中にそんな猫を見かけたので「あ~かわいいなぁ」と思って手を振ってると、その家の人から「どなたでしたっけ」と言われてしまった。 猫のすぐ後ろに、飼い主さんがいたのが見えなかったのは不覚であった。 さて、猫は窓辺でまどろむことの多い動物だが、たまに空を飛ぶ鳥を発見すると、途端に狩猟動物としての本能がうずくのか「カカカカ!」と鳴くことがある。 これを“クラッキング”と呼ぶ。 今回は、猫はそもそもどうしてクラッキングをするのか。 これについて考えていきたい。 獲物に対する興味がクラッキングをさせる? まず、人間は猫ではないのでクラッキングをしている理由を直接理解することはできていない。 また人間は猫と会話もできないので、理由を聞き出すといったこともできない。 さらに科学的にはまだしっかりと解明もされていない。 クラッキングについては、完全には分からないことだらけという前提があることは否めない話だ。 しかし、恐らくこうではないのか? といった理由については大筋で固まっているのが実情である。 たとえばクラッキングは、窓の外を行き来する獲物。特に空を飛んで目を引きやすい鳥や昆虫などを目にした猫が、本能的に出している声ではないかという説がある。 本当のところがどうかは知らないが、我が家の猫たちは地面を行き交う車、通行人、犬などには一切クラッキングはしない。 一方で鳥や昆虫にはかなり興味を抱き、クラッキングをするという光景は日常茶飯事だ。 ああいう姿を見ていると「あ、自分が狩りたい。もしくは狩れそうな標的に対してクラッキングが出ちゃうのかな」と思えるところではある。 クラッキングは、獲物を捕獲できない悔しさのあらわれ? また、「クラッキングは獲物を自由に追いかけられない猫が、不満を抱いて出す音」という説もある。 これも猫に直接聞く術がないので判然としないが、僕は以前屋外で自由に走り回れる野良猫が、鳩を目にして思いっきりクラッキングしていたのを見たことがある。 だから「それはちょっと違うんじゃないかな」と思ったりもするが、これもあくまで僕の推察。全然アテにならないと言って良い。 ただし、我が家では現在ベランダにアシナガバチが営巣しているが、その巣をガラス戸越しに見てはクラッキングをしまくる猫がいる。 その様子を見ていると「やっぱりすぐ近くにいるのに捕まえられない虫を見ていると、色々と歯がゆいのかもしれない」とも思えてくる。 まあ、本当のことは人間には分からないんだけどね。 あ、そうそう。 クラッキングは多くの室内飼育の猫がやるものとされているが、中には全然クラッキングしない猫もいる。 ウチにもそんな猫がおり、他の猫が一生懸命窓の外のカラスに「カカカ!」とか「ケケケ!」とか言ってるのに、1頭だけぼんやりとカラスを眺めているだけなのだ。 その表情を横目に観察すると、別にカラスに気づいてないわけではないものの、そもそも興味がないようで“無”の顔をしたまま、じっと眺めているのみであった。 クラッキングする猫としない猫の違いって、一体どこにあるんだろうか……。 おわりに 僕は在宅の仕事をしているので基本的に目覚まし時計を使わない生活を送っている。 そんな僕の目覚まし代わりになるのが、明け方のカラスの群れを目で追いながら、クラッキングを繰り返す飼い猫たちの声である。 あれを布団の中で聞いていると、「ああ、また朝がやってきたなぁ」という気持ちになってしまう。 でも大概そのまま二度寝してしまい、ご飯を催促する声や前脚での顔面連打などで起こされてしまう日々だ。 そういえば、ネコ科でクラッキングをする動物は少なく、イエネコがその数少ない中の一種という話もある。 ライオンやトラはクラッキングをしないそうだ。 \ この記事をみんなにシェアしよう! / この記事をみんなにシェアしよう! 【猫クイズ】短足・小型・巻き毛が特徴の「ラムキン」ってどんな猫種? (3.3) ぼくたちは猫を育てているのではない。猫に育てられているのだ。 (2.27) 雪の降る中、お姫様抱っこで登校しました。 (2.27) タヌキは人を化かす!?ただしどうやら猫には勝てない (2.27) 注目のグッズ 犬猫どっち派?村松誠の「2021年版 犬猫カレンダー」 ドラえもんに大変身!犬猫用『ドラえもん コスチューム』 ボディケア用品からお菓子まで!猫好きな彼女や妻に喜ばれるホワイトデーギフト4選 【猫クイズ】短足・小型・巻き毛が特徴の「ラムキン」ってどんな猫種? 愛犬がまさかの“犬嫌い”…その原因はどこにあるのか? ぼくたちは猫を育てているのではない。猫に育てられているのだ。 \ PETomorrow をフォローするには下のボタンをクリック! / PETomorrow をフォローするには下のボタンをクリック! Facebook にいいね!する Twitter をフォローする Instagram をフォローする Pinterest をフォローする