2020-07-25 犬も猫も夏場の体温調節は下手!飼い主はどうすべき? パンティング夏の室内飼い犬の体温調節猫の体温調節 猫は肉球からの汗、犬は舌からの気化熱で。2大ペットの夏場の体温調節方法とその手助けの手段 動物はさまざま。 そしてその生態もまた、さまざまだ。 たとえば体温調節。 人間の場合は全身から汗をかいて、これで体温を下げる機能を有している。 汗かきは世間では疎まれがちだけど、生き物としてみればかなり体温調節機能に優れた個体と言えるのだろう。 では、私たちの相棒である犬や猫は、どうやって体温調節をするのか。 そして飼い主に、その手助けをする余地はあるのか。 今回はこの2点について話をしていきたい……犬猫と暮らす人にとっては、当たり前で退屈な話だけど(汗)。 犬はパンティングで体温調節! まず基本的に抑えておくべき知識として、人間は体温調節機能が比較的優秀な部類であるという点。 全身の汗腺から汗をかけるので、体温調節も他の動物よりはやりやすい。 しかし犬や猫の場合はそうも行かない。 双方ともに、人間ほど暑さ、寒さには広く対応できないと考えておくほうがいい。 犬の場合はご存じのように、体温を下げるためには舌を出してハァハァと荒く息をする。 これをパンティングと呼ぶ。 パンティングの目的は、放熱が間に合わないほどに体温が高くなった際に、ハァハァと荒い息遣いをすることで口の中の水分を蒸発させるというもの。 つまり体の高温を気化熱として外に逃がすわけである。 こうすることで犬は、夏場の体温調節を行う。 猫は肉球からの発汗で体温調節! 次に猫の場合だが、猫はパンティングはめったにしない(できないわけではない)。 彼らの体温調節の方法は、肉球からの発汗が一般的によく知られている。 犬も猫も、肉球から汗をかく動物だが、そうは言ってもこれは放熱としてはかなり効率が悪い。 そこで猫は、冷たい陶器に体を預けるなどして体温を下げようとする。 もちろん、これもそこまでしっかりと体温を下げる効果は期待できないけど、やらないよりはマシと考えているのだろう。 暑い時期には、洗面台に体を入れて涼をとろうとする猫の姿を、あなたもどこかで見たことがあるんじゃないだろうか。 犬も猫も、夏場の体温調節は下手!飼い主が手助けしよう! まあ、パンティングでの気化熱頼りの体温調節にしても、肉球からの発汗による体温調節にしても、そこまで体温を下げる力はない。 夏場の犬猫の体調管理で大切なのは、彼らが努力しなくても体温をしっかり安定できる環境を用意することだろう。 その手段自体は簡単だ。 湿度を下げつつ室温にも気を遣うこと。これである。 つまりエアコンをドライにして運用しておくことで、犬も猫も快適に暮らせる。 湿気は人間にもそうだが、動物にもよくないのでドライ一択だ。 飼育環境が蒸し暑くならないようにさえしておくと、犬も猫も酷暑だろうと室内で快適に過ごせるわけだ。 おわりに まあ、ただ世帯によってはエアコンの効果の範囲外にも部屋があるという場合も考えられる。 そういう場合には市販のアルミシートなど、体がふれると涼しく感じられるペット用品を置いておくのも手。 あるいは犬猫の侵入をそもそも防ぐというのも悪くない手段となる。 ペットの熱中症は案外室内で発生するもの。 室内の温度管理は飼い主でないとできないので、細心の注意を払っておきたい。 文/松本ミゾレ \ この記事をみんなにシェアしよう! / この記事をみんなにシェアしよう! 【猫クイズ】短足・小型・巻き毛が特徴の「ラムキン」ってどんな猫種? (3.3) ぼくたちは猫を育てているのではない。猫に育てられているのだ。 (2.27) 雪の降る中、お姫様抱っこで登校しました。 (2.27) タヌキは人を化かす!?ただしどうやら猫には勝てない (2.27) 注目のグッズ 犬猫どっち派?村松誠の「2021年版 犬猫カレンダー」 ドラえもんに大変身!犬猫用『ドラえもん コスチューム』 ボディケア用品からお菓子まで!猫好きな彼女や妻に喜ばれるホワイトデーギフト4選 【猫クイズ】短足・小型・巻き毛が特徴の「ラムキン」ってどんな猫種? 愛犬がまさかの“犬嫌い”…その原因はどこにあるのか? ぼくたちは猫を育てているのではない。猫に育てられているのだ。 \ PETomorrow をフォローするには下のボタンをクリック! / PETomorrow をフォローするには下のボタンをクリック! Facebook にいいね!する Twitter をフォローする Instagram をフォローする Pinterest をフォローする