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似てるようで違う!「ネコライオン」の対比に目を奪われる。

「ネコライオン」の対比に目を奪われる

猫は、小さなハンターだ。穏やかな顔で眠っていても、おもちゃを見た途端、目を輝かせて狩猟本能を発揮する。普段、愛くるしい姿を見ていると、つい忘れそうになるが、目の前の獲物に対して真剣になる様はまさに「小さなライオン」だ。

そんなことを、ふと思ったから気になった。猫とライオンは一体どれほど似ていて、どう違うのだろうかと。その素朴な疑問を解決してくれたのが、動物写真家・岩合光明氏が手がけた『ネコライオン』(クレヴィス)。実は岩合氏は数多くの動物を撮影する中でも、とりわけ猫とライオンに多くの時間を割いてきたそう。

同じネコ科でありながら、大きさや住む場所、生活の仕方などが異なる猫とライオンは似ているようで似ていない動物。本書内で岩合氏は同じようなポーズをしたネコとライオンの写真を対比させ、その日常から分かる共通点や違いを伝えている。それらの写真を目にすると、新しい気づきが多く得られた。

中でも特に印象に残ったのが、つめとぎ写真の比較。手を伸ばしてガリガリと爪とぎをするポーズは猫と暮らしていれば、よく目にする光景。そんな身近なポーズ、実はライオンも行うよう。本書に掲載されているライオンの爪とぎ写真を見ると、これまで抱いていたワイルドなイメージがいい意味で覆され、よりライオンという動物にも興味が湧いてしまう。ネコがライオンに似ているのか、それともライオンがネコに似ているのか、どっちなんだろう…。そんなことを延々と考えてしまう。

また、本書で比較写真の下にネコとライオンの特性の違いが簡潔に紹介されている点もユニークだ。似ているのに違う2種類の動物の奥深さをじっくりと味わえる作りになっている。ネコとライオンは、どちらもそれぞれ愛くるしい。そんな思いがこみ上げてくる本書は、ネコ科動物好き必見の1冊だと言えるだろう。

なお、ラストに掲載されている岩合氏のメッセージには、様々な動物と向き合ってきた写真家だからこそ届けられる想いが込められており、胸が熱くなった。

私たちは自分と誰かを比べて安堵したり、みじめになったりする。人間にとって「違い」は、優劣をつける理由だ。だが、動物界で「違い」は個性。動物たちは見た目や特性、性格の違いを受け入れ、他者と関わり合っている。そんな堂々とした姿から、私たちが学ぶことはきっと多い。誰かありきの自分ではなく、自分自身が「私」の個性を受け入れることができたら、他者と関り合う中で感じた「違い」をもっと温かい視点で受け入れられるのではないだろうか。

ネコとライオン。個性あふれる2種類の動物は、私たち人間に自分として生き続けることの大切さも教えてくれているように思えた。

文/古川諭香

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