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4頭の子猫が遺棄?警察に通報して、それからのこと。

4頭の子猫が遺棄?警察に通報して、それからのこと。

毎年春と夏は猫の繁殖シーズン。屋外で子猫を見かける頻度も高くなるものだ。

僕もこれまで、遺棄されたり母親とはぐれた猫を発見し、その都度保護して飼い猫にしてきた。

が、これがスムーズに行ったのもあくまで発見した子猫の数が少なかったからである。

「いつか、一度に3頭以上の子猫を拾ったらどうしよう」と常々不安を抱いてきた。その不安が、現実のものになってしまった。

地域猫コミュニティを散策後、帰ろうとしたら駐車場にたたずむ子猫

洋服ケースの中の子猫たち2

7月の頭、彼女と2人で普段よく足を運んでいる地域猫活動が行われているエリアに出かけた。

当日は午前中まで雨だったが、幸いにも午後から晴れていたので、日差しもない中のんびりと散策できた。

管理されている地域猫の状態も良く「ああ、しっかりお世話されてるんだな」と安心して帰ろうとしたそのときだ。

駐車場でまさに車に乗り込もうとしたその瞬間、何か小さな影を発見した。ゆっくり近づいてみると、小さな小さな子猫がたたずんでいる。

そのまま抱きかかえると、既に目はぱっちり開いており、風邪もひいていない様子。

歯も大体生えそろっていて、自力での採餌も可能とみられるほどには成長していた。

1頭だけなら連れて帰って保護も可能だ。

しかし、この子猫に続いて1頭、また1頭とキジトラの子猫が登場し、最終的には4頭にまで増えてしまった。

僕も彼女も、自宅には既に飼い猫がいる。部屋のスペース的に、これ以上増やせば飼育の質も低下してしまうと考え、頭を抱えてしまった。

地域猫団体の指示により、警察に連絡…

パトカー

このまま4頭を連れて帰って、無理して育てるか。
それとも……。

思案の末、ひとまずこの地域の猫を管理している、地域猫団体に電話で連絡する。

だが常時数十頭の地域猫を管理し、さらに自宅でも猫を保護しているためにすぐさまの保護は難しいとの返事だった。

これは仕方がない。昨今は新型コロナの影響で満足に譲渡会も開催できていない。

一方で、まず警察に通報することを勧められた。

たしかに見たところ、猫たちは長らく屋外を彷徨ってきたような疲弊感はなかった。

そのうえでノミやダニがついているようにも見えず、そもそも体が濡れてもいない。

つまりこれは遺棄ではないかと考えられるので、警察に通報するのが妥当との結論に至ったのだ。

しばらく子猫を構いつつ待っていると、最初に白バイ。次にパトカーが駐車場に到着して事情聴取というくだりとなる。

幸いにもこの駐車場には監視カメラが設置されているので、確認を約束してくれた。もし本当に遺棄であれば、これは犯罪となる。

子猫たちはその後警察官の手でキャリーに移され、ひとまず警察署で保護されることとなった。

このあとはまず保健所に移され、それから愛護センターへの移送となる。

が、たまたま前述の地域猫団体の話だと、同様の活動を行っている団体さんに若干の受け入れの猶予があるとのことだった。

何の問題もなければ、その団体に移譲後、4頭の子猫は里子に出されることになると思われる。

ありがたいことに、現場に来てくれた警察官はとても猫好きのようで、大事に扱ってくれた。

と同時に、この付近は地域猫もいることから、安直に猫を遺棄するという事例がしばしば起きるとも話してくれた。

おわりに

洋服ケースの中の子猫たち1

子猫たちをパトカーに託して駐車場を出たあと、車内の空気は当然のように重かった。

「本当は僕らが保護すべきではなかったんだろうか」とか「猫たちもキャリーに押し込められるのを嫌がっていたなぁ」とか、いろんなことを考えてしまった。

あんなに綺麗な体をしていた子猫たちだから、恐らくはこれまで屋内で飼育されていた個体が遺棄されたものなんだろう。

もしも彼らが付近で生まれた子猫なら、母猫が必ず近くにいる。だから慎重に耳そばだてて様子をうかがったが、ついぞ母猫は現れなかった。

子猫もしきりに母親を呼んで鳴いていたが、応じないということはきっとそういうことと思われる。

繰り返しになるが、当日の午前中まで結構な雨が降っていたが、4頭とも体は濡れてはいなかった。

となると雨が止んですぐ、遺棄されたのかもしれない。

とすれば、今頃残った母猫は、きっと子猫を探して途方に暮れているんじゃないだろうか。

色んなことが頭をよぎって、たまらなかった。

もしあれが遺棄であるなら(警察官も、遺棄の可能性が高いとは話していた)、なんで遺棄された猫を保護した側が、こんな気持ちにならなければいけないのだろう。

僕だけじゃない。

警察官だって心を痛めるし、保健所も、愛護センターの職員も、その後引き受けてくれるという団体さんも、みんなが労力を強いられる。

遺棄するぐらいなら、猫にかかわらないでほしいなぁ……。

文/松本ミゾレ

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