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絵本は子どもだけのものじゃない!「猫を愛する人のための猫絵本ガイド」

絵本選びの時に大活躍!『猫を愛する人のための猫絵本ガイド』

猫をモチーフにした書籍と出会いたい…!そんな思いを抱いた時は、ネットのレビューサイトや新刊情報などをチェックすることが多いもの。しかし、絵本を選びたい時はぜひ『猫を愛する人のための猫絵本ガイド』(さわださちこ:著・編集/講談社)を手に取り、思う存分、迷ってみてほしい。

『猫を愛する人のための猫絵本ガイド』

猫好き絵本コーディネーターである、さわださんが古今東西の猫絵本から選りすぐった全227冊はどれも個性豊か。子どもだけでなく、大人の心にも潤いを与えてくれる。

絵本には、小説にはない魅力があると思う。ページをめくるたびに飛び込んでくる絵はなぜか心をわくわくさせ、シンプルな文は笑顔や涙を呼ぶ。年齢問わず、心を揺さぶられてしまう。そんな力が絵本にはある。

筆者が読書好きになったのも、もともとは絵本がきっかけだった。夜、寝る前に母親が声色を変えて絵本を読み聞かせてくれるたび、心が躍った。思わず笑ってしまうような不思議な世界にどっぷりと浸れる…。それがとても面白かった。現実社会にはない突拍子もない展開が許されるのは絵本ならではだ。

大人になると興味の対象が小説やビジネス書になるため、読書を習慣化している人でも絵本に触れる機会はどんどん減っていく。特に、内容を知っているメジャーな猫絵本だと、改めて読んでみようとはなかなか思えなくもなるものだ。

だが、年齢を重ねたからこそ心に染みる絵本がある。例えば、泣ける絵本として長年人気を得続けている『100万回生きたねこ』(佐野洋子/講談社)や、誰もが一度は耳にしたことがある『ブレーメンのおんがくたい』(グリム:著/ハンス・フィッシャー :絵/せたていじ:訳/福音館書店)なども、そうだ。

あの頃とは違った角度や考え方で物事を見れるようになった今、絵本は小説とはまた違う形で心に染みる。1冊の絵本がきっかけとなり、自分の人生を見つめ返したくなることもあるはずだ。本作には有名な猫絵本だけでなく、知る人ぞ知る猫絵本も大まかなあらすじと共に多数紹介されているので、ぜひその時々の自分に合った一冊を見つけてみてほしい。

また、どんな絵本を選べばいいのか分からないという絵本初心者の方にも本作をおすすめしたい。なぜなら、作中では全227冊の絵本がジャンル別に紹介されているので、自分好みの絵本が見つかりやすいからだ。「いい味だしてる脇役猫」や「いやしてくれる猫」「友だちになりとてもユニーク。「今日はどんな猫絵本を読もうかな」と自分に問いかけながら、温かい世界に浸ってみてほしい。

絵本は子ども向けの本。そう思っている方こそ、これを機に絵本に触れてみてほしい。社会の荒波にもまれて、いつか夢に見た自分は変わってしまっていないだろうか。そう胸に問いかけてみてもほしいのだ。

 

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