TOP>ニュース > 生後9ヶ月でお空に。FIPと闘った我が家の太陽「ハナ」

  • ニュース

生後9ヶ月でお空に。FIPと闘った我が家の太陽「ハナ」

生後9ヶ月でお空に。FIPと闘った我が家の太陽「ハナ」

致死率が非常に高い「猫伝染性腹膜炎(FIP)」は、猫の命を脅かすおそろしい病気。近ごろは日本では未認可の「Mutian(ムティアン)」を使った治療を行うべく、クラウドファンディングで治療費を募る飼い主さんも多くなってきていますが、高額であるため、すべての猫が治療を受けることは困難な状況です。

そんなFIPの怖さを身をもって知ったのが、2年前の春に愛猫ハナちゃんを亡くしたねことっとさん(@tenrokuhananegu)。ハナちゃんは生後9ヶ月でFIPになり、約20日間の闘病生活を経て天国へ旅経ちました。

1年にも満たなかった、ハナちゃんのニャン生。しかし、その9ヶ月は飼い主さんにたっぷりと愛された幸せなものでした。

雨の日に出会った子猫が我が家のムードメーカーに

ある雨の日、道路でカラスに襲われている生後2ヶ月ほどの子猫を見かけたねことっとさんはすぐさま保護し、動物病院へ。子猫は鼻水を出し、片目が目ヤニでぐちゃぐちゃな状態。

しかし、家に連れて帰るとすぐにケージの中で足を広げて爆睡するという大物っぷりを見せてくれたそう。「お風呂で気持ちよさそうにウトウトする姿にも驚かされました。」

抱っこをせがみ、よじ登ってくる人懐っこい姿に、ねことっとさん夫婦は大笑い。早く風邪が治って元気になり、華やかな女の子になりますようにと願い、「ハナ」という名前を授けました。

お腹がすくとご主人の耳をかじったり、猫じゃらしを咥えてきては肩に乗り、「投げて」と催促してきたりするハナちゃんは、いつしかおうちのムードメーカーに。「食器を洗っている時はカウンターで私を眺めたり、水道の水をちょいちょい。小さなコップにお湯を入れて飲ませてあげるのが日課でした。」

ハナちゃんは先住猫のロクちゃんとも仲がよく、2匹はなにをするのも一緒だったそう。

母性本能が強いロクちゃんは、保護した翌日からハナちゃんの母親に。「キャットタワーで眠っているロクの隣にハナがもぐりこむこともありました。ちょっぴり迷惑そうなロクと幸せそうなハナ。その表情を見て、夫と笑い合いました。」

生後9ヶ月でFIPを発症して…

ところが、生後9ヶ月になった頃、活発だったハナちゃんが急に動かなくなり、眠ってばかりいるように。お腹が膨らんでいるような気がしたため、すぐに病院へ連れて行くとFIPだと判明。「まさかうちの子が…という思い。何としてでも完治させたかった。」

https://twitter.com/tenrokuhananegu/status/994197353501347840?s=20

それからは、病院で点滴とステロイド注射を2日置きに行ってもらい、自宅では缶づめとお水を混ぜたものをシリンジであげていたそう。「口に入るものを…と主治医に言われたので、ちゅ~るをあげたら、よく舐めてくれました。ステロイドを投与した後は少し動きやすかったのか、ロクの後をついて回っていました。2匹が階段の小窓に乗って外を眺めていた光景を、今でも思い出します。」

しかし、2018年5月、ハナちゃんはついに危篤状態に。ねことっとさんはずっとそばで声をかけ、撫で続けました。「手にちゅ~るをつけて口元へ持っていくと、少し口が動いた。頑張ってと思う反面、もう楽になっていいよとも感じ、苦しかった。でも、もしかしたら治るかも…という希望は最後まで捨てられませんでした。」

我が家に来てくれて、ありがとう。夫婦で交互に抱きながら、そう伝えているうちにハナちゃんはご主人の腕の中で最期を迎えました。

https://twitter.com/tenrokuhananegu/status/999073365385035779?s=20

「朝方3時、痙攣し、『ニャッ』という声を発した後、息が止まりました。」その亡骸を舐め続けていたロクちゃんも体が冷たくなってくると、死を悟ったのか、少し離れた場所からハナちゃんのことを見守り始めたそう。

最愛の存在を失ったねことっとさんはその後、毎日泣き、食事も喉を通らず、寝込んでしまったのだとか。そんなねことっとさんを救ったのは、ハナちゃんがくれた新しい出会いでした。

亡き愛猫が紡いでくれた「新たな縁」

ある日の朝、ハナちゃんが生前、網戸越しに仲良くしていた茶トラ猫がフラフラの状態で家に出現。「もしかしたら、ハナがお世話してあげてとお願いしているのかもしれないよ。」そうご主人に言われたねことっとさんは茶トラを保護し、看病。それを機にペットロスを乗り越えることができました。

https://twitter.com/tenrokuhananegu/status/1010104723557371905?s=20

「病院ではもって1週間だと言われましたが、今や7kgのおデブちゃん。茶太はハナが救った子です。」

ハナは、まるで太陽。我が家を照らしてくれた。そう語るねことっとさんの中でハナちゃんは、今もなお生き続けています。

不治の病と言われるFIPと懸命に闘い、最期まで愛され続けたハナちゃん。そこのニャン生には、生きた年月だけは計れない「幸せ」がありました。

取材協力:ねことっと(@tenrokuhananegu)さん

https://twitter.com/tenrokuhananegu/media

 

文/古川諭香

\ この記事をみんなにシェアしよう! /
この記事をみんなにシェアしよう!
関連記事
関連記事
  • ニュース

ゴジラみたいな巨大猫現る!大怪獣になっても猫は最高の天使だと気づいた (3.8)

  • ニュース

今やろう!「猫の脱走防止対策」&手軽にできるDIY例 (3.7)

  • ニュース

猫の神様、私と猫吉はずっとこのままで、お願いします。 (3.7)

  • ニュース

「黒猫と暮らすと、プロポーズが殺到する」って本当!? (3.6)

もっと見る

注目のグッズ

犬猫どっち派?村松誠の「2021年版 犬猫カレンダー」

ドラえもんに大変身!犬猫用『ドラえもん コスチューム』

お待たせ。「俺、つしま」グッズ大特集!

ヘビロテ確定。「俺、つしま」のTシャツが登場!

人気記事
人気記事
\ PETomorrow をフォローするには下のボタンをクリック! /
PETomorrow をフォローするには下のボタンをクリック!


ページトップへ戻る