2020-06-17 誤飲リスクは猫それぞれ…出しっぱなし厳禁・危険なアレコレ 猫猫にとって危険な花猫の室内飼い猫の誤飲 新人飼い主さん必見!誤飲リスクは猫それぞれ…出しっぱなし厳禁・危険なアレコレ ここ最近、僕の周りで「子猫を拾った!」という人がチラホラ出てきた。 おお、そうだそうだ。今は子猫が生まれる時期である……本来外来種であるイエネコたちが、屋外で野良猫として繁殖しているという事実には閉口する部分はある。 しかし、生まれてきた命は飼育という形で、環境に悪影響を及ぼさない状況で守ることは有意義だ。 我が家にも、捨てられていたり、彷徨っていた子猫を迎える時期はあった。 そのような猫たちを育てて大きくするのもまた、素晴らしい経験に通じるものである。 が、子猫に限らず、屋外から連れてこられた猫というのはどうにも好奇心が旺盛過ぎて、個体によってはなんでも食べようとしてしまうことも。 猫という動物の飼育経験が浅いと、何が危険で、何がそうでないかは実際にヒヤッとする事態に遭遇しないとなかなか判然としないもの。 そこで今回は、猫の誤飲リスクをあらかじめ回避するために、家に置きっぱなし、出しっぱなしにしておくと危ない物品のリストを紹介したい。 このコラムを読めば、新人飼い主さんも一気にレベルアップすること間違いなし! 是非このリストを参考にしていただければ幸いだ。 まず、口に入るサイズの物全てが危険と心得ておこう! 動物を飼っている方ならみんな理解している“当たり前”の話に、「口に入るものを置いてはいけない」というものがある。 動物は、口に入っちゃうものならとりあえず口に入れてしまおうという、やんちゃな習性を持っている者も多い。 猫の場合もそういう傾向はあるし、しかも猫の場合は舌の表面のざらつきのせいで、一度口にいれた異物が引っかかって吐き出しにくい形状となっている。 だからこそ、まず第一に小さな物をその辺に出しっぱなしにしてはいけないと思っておこう。 これは猫のおもちゃについても同様のことが言える。 「市販のおもちゃだから大丈夫」と安心して、猫の口の中に余裕で入る物を与えてはいけないということだ。 例を挙げると、ネズミの形をした小さめのおもちゃ。アレはどこにでも売っているが大変危険だ。 サイズが小さいというのもあるが、目はピンで留められているだけだし、内部には小石が詰まっている。猫が気に入って噛んで遊べばすぐに壊れる。 そして壊れたおもちゃを誤飲し、体内に石が入ってしまうという事故が実際に起きている。 ヘアゴムは、危険! 女性の方が猫を飼う場合に特に注意していただきたいのが、ヘアゴムを猫の手の届かない場所に置くこと。 これは徹底すべきである。 猫はヘアゴムで遊ぶのが結構好きで、伸びるし丸くなるしで、何かと興味を惹かれてしまうのだろう。 だから当然誤飲リスクも高くなる。 以前、僕の知人の飼い猫が、うっかり置きっぱなしにしていたヘアゴムを飼い猫が飲み込んだことがあった。 この時は不幸中の幸いにもその後吐き戻したものの、体内で凝縮され、黒い塊のようになっていたそうだ。 もしこれがそのまま腸まで運ばれていたら、最悪の場合は開腹手術が必要になっていたことだろう。 たかがヘアゴム、されどヘアゴムである。 ビニール袋を噛みたがる猫は多い… また、我が家の猫のうちの1頭は、とにかくビニール袋の感触が好きなのか、すぐに噛みつきたがる。 だから室内にはビニール袋は出しておらず、引き出しにしまっている。 そうでなければ、誤飲のリスクは0%にはならないので……。 ビニール袋を噛むのが好きな猫は、基本的に噛むことを楽しんでいる。 決して食べようとしているわけではないんだけど、そうは言ってもちぎれたビニール片を器用に吐き出す猫は少ない。 少量でも食べてしまう可能性がないわけではないし、そうなったら健康面に悪影響を及ぼさないという保証もない。 ビニールに目がない猫がいる場合は、本当に出しっぱなしには注意しておこう。 その生け花、毒はない? 猫が誤飲することで体に悪い影響が出るものなんて、室内にいくらでもある。 生け花もまた、その中の一つだ。 猫は案外様々な植物に弱いのだ。 ナス科やバラ科の植物は、彼らにとって有害。 さらに生け花として愛されているユリ科の植物は特に命にかかわるほどに危険でもある。 室内では基本的に、植物を置かないぐらいに徹底したほうが良いかもしれない。 ただしイネやムギなどは無害な種が多い。 どうしても室内に植物が欲しいなら、これらを置くのがいいだろう。多分、齧られちゃうけど……。 おわりに ということで、誤飲リスクの高いものをいくつか紹介したんだけど、最初に書いているように猫は誤飲の天才だ。 口に入る物や、魅力的な物を出しっぱなしにしがちでは、猫によっては飲み込んでしまうリスクがある。 家にこれまで普通に置いていた物も猫にとっては結構危ないということを、初心者の飼い主さんたちには認識していただければと強く願う。 \ この記事をみんなにシェアしよう! / この記事をみんなにシェアしよう! 25歳を迎えた3本脚のご長寿猫ちゃんは「ワガママ」が長生きの秘訣? (4.13) 爪とぎは、猫にとって“精神安定剤”だった (4.12) 「猫飼い主にプライベートはない」ことがわかる証拠写真 (4.11) 猫が「あいつは地雷男だ」って教えてくれた。 (4.11) 注目のグッズ 犬猫どっち派?村松誠の「2021年版 犬猫カレンダー」 ドラえもんに大変身!犬猫用『ドラえもん コスチューム』 お待たせ。「俺、つしま」グッズ大特集! ヘビロテ確定。「俺、つしま」のTシャツが登場! 「パソコン作業をやめて俺と遊びな!」ワガママワンコはやっぱり可愛い。 獣医診断市場、2022年には36.2億米ドルに到達 爪とぎは、猫にとって“精神安定剤”だった 猫たちの喧嘩が始まった!と思ったけど… \ PETomorrow をフォローするには下のボタンをクリック! / PETomorrow をフォローするには下のボタンをクリック! Facebook にいいね!する Twitter をフォローする Instagram をフォローする Pinterest をフォローする