TOP>ニュース > 里親探しを止めて「うちの子」に。猫の名前は「とんぼ」。

  • ニュース

里親探しを止めて「うちの子」に。猫の名前は「とんぼ」。

僕の名前は「とんぼ」!その理由はね…

昆虫の「とんぼ」が名前の由来になったとんぼくんは、まお母さん(@mao_my_love)の大切な愛猫。その名づけの背景には、とんぼくんの人生が詰まっています。

人慣れした野良猫に出会って葛藤…

昨年の8月、預かった友人の愛犬を散歩させていたまお母さんは、生後2~2.5ヶ月ほどのとんぼくんに遭遇。

2〜3週間前に現れたというとんぼくんは人慣れしていたこともあり、散歩中の人たちや餌やりAさんによってかわいがられ、命を紡いでいました。「頃合いを見て去勢手術をしようとは考えていましたが、その時は餌やりさんもいるし、みんなにかわいがられているならこのままでもいいかな…と思っていました。」

しかし、その晩、考えは揺らぎます。「あんなに人馴れした子は家で飼われたほうがいいだろうから保護して里親さんを探すべきだと思いましたが、自分にそれが出来るのだろうかと悩みました。」まお母さんはすでにおうちで先住猫のまおちゃんと生活中。

https://twitter.com/mao_my_love/status/1245156007438778370?s=20

過去に他猫の預かりをした際、預かった猫が特発性膀胱炎や真菌が見られ、中途半端なサポートしかできなかった経験が頭をよぎったのです。

「とんぼ」に込められた猫愛

決心をしたのは、それから数日後のこと。きっかけは適切ではない餌やりをしていた餌やりBさんがご近所さんとトラブルになってしまったこと。「この方も優しい気持ちでごはんをあげていたのは分かりますが、近所の方から野良猫たちによる糞尿被害や車へのキズで迷惑しているとの声が上がったんです。」

またその頃、超大型の台風が近づいていたことも保護の理由に。この子にもしものことがあれば絶対、後悔する。そう思い、夜中にケージを組み立て、翌日の早朝に保護。「いつも出会う場所でとんぼを見た時はホッとしました。」

https://twitter.com/mao_my_love/status/1165109311560769536?s=20

とんぼという名前は、餌やりAさんがつけたもの。とんぼくんが暮らしていた場所は、犬の散歩やウォーキングを楽しむ人の休憩所となっていた河川敷。野良猫たちのために河川敷の生い茂った草を刈っていたAさんがふと上を見上げると、空にたくさんのとんぼが。それが新参野良猫として現れたとんぼくんの名前なったのです。この話に餌やりさんの猫愛を感じたまお母さんは名前を変更せず、とんぼと呼ぶようになりました。

里親探しを止めて「うちの子」に

保護後、とんぼくんは一度トライアルに行き、里親さんが決まりかけましたが、先住猫との仲がうまくいかず戻ってきてしまいました。

https://twitter.com/mao_my_love/status/1199850911280951296?s=20

また、幼いのに歯肉炎を患っていることが里親辞退の原因になってこともあったよう。「譲渡を難しく思ったし、何より私自身が手放せなくなってしまったので、うちの子にしようと思いました。」

https://twitter.com/mao_my_love/status/1254943914068344832?s=20

気がかりだったのは、まおちゃんとの仲。現在、2匹は同じ部屋で過ごせていますが、最初は別々の部屋で過ごしてもらいました。しかし、まお母さんが見ていられる時だけ、まおちゃんをとんぼくんがいる部屋に連れていくと、最初は仲良く遊んでいてもとんぼくんが噛みついたりすると、まおちゃんは嫌がり、ストレスから胃炎を起したこともあったそう。

現在の2匹は仲がよさそうに見えますが、実際はまお母さん自身もいまだにふたりは相性が良いのか悪いのかよくわからないと言います。「6才でおっとりしているまおにとって、若くてパワフルなとんぼの相手をするのはかなりのストレスではないかと思うこともあります。」

しかし、コロナによる自粛でまお母さんが家に引きこもっているのが猫たちにとって良い影響となったのか、最近では急にぴったり寄り添って寝るように。

https://twitter.com/mao_my_love/status/1251985003862355968?s=20

2匹は少しずつですが、着実に心の距離を近づけているようです。

地域猫に抱く想い

とんぼくんとの出会いを振り返り、まお母さんが一番伝えたいのは保護から現在に至るまで、お世話になった方々への感謝。野良時代のとんぼくんをかわいがってくれたご近所さんや餌やりさんの中には去勢手術用にと、寄付金をくれた方もいたそう。

「知人の紹介で譲渡会にエントリーさせてもらえた時も、友人たちが応援にかけつけてくれたり、トライアルが決まったときも戻ってきたときもたくさんの応援と励ましの言葉をいただき、みんなの温かい気持ちが身にしみて本当にありがたかった。」

そんなまお母さんは、福岡県動物愛護センターのボランティアとして週末や連休中に譲渡対象の子犬を預かり、社会化と育成のお手伝いをする傍ら、手術のための捕獲や病院送迎などといった地域猫活動のお手伝いもしているそう。

「地域猫で迷惑していらっしゃる方も多くてまだまだ課題が多いですが、野良猫を減らしたい、なくしたいと思う気持ちは私たちも同じ。お互いの気持ちを尊重し合って優しく住みやすい街にしていけたらいいなと思っています。」

動物に優しい社会を作りたいと願う、まお母さん。そんな動物愛に包まれ、2匹の愛猫たちは今日も心の交流を図っています。

取材協力:まお母(@mao_my_love)さん
https://twitter.com/mao_my_love

文/古川諭香

\ この記事をみんなにシェアしよう! /
この記事をみんなにシェアしよう!
関連記事
関連記事
  • ニュース

【猫クイズ】短足・小型・巻き毛が特徴の「ラムキン」ってどんな猫種? (3.3)

  • ニュース

ぼくたちは猫を育てているのではない。猫に育てられているのだ。 (2.27)

  • ニュース

雪の降る中、お姫様抱っこで登校しました。 (2.27)

  • ニュース

タヌキは人を化かす!?ただしどうやら猫には勝てない (2.27)

もっと見る

注目のグッズ

犬猫どっち派?村松誠の「2021年版 犬猫カレンダー」

ドラえもんに大変身!犬猫用『ドラえもん コスチューム』

人気記事
人気記事
\ PETomorrow をフォローするには下のボタンをクリック! /
PETomorrow をフォローするには下のボタンをクリック!


ページトップへ戻る