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これだ!わが家の引きこもり猫の気持ちがわかった映画「ルーム」

「引きこもり猫」の気持ちがわかる映画
【あん時の猫映画。vol.1】

連れてきてから、2か月も引きこもっていたわが家の2代目猫

わが家の初代愛猫の「きなこ」は、わが家に来た瞬間からなじみまくっていた人懐っこい猫でしたが、彼が病死してから迎えた二代目の「ドーラ」は、野良で辛酸をなめていたせいか、あるいはもともとの性格か、超ビビリ。ケージからあっという間に脱走し、約2か月というもの、リビングのソファの下に隠れて姿を見せませんでした。すぐそばにいるはずなのに姿を見せず、フードが減っているのとトイレだけが生存確認の日々…。

1か月くらいで、少しずつ姿を現すようになり、2か月くらいからやっと触らせてくれるようになり、あっという間に、同じ猫とは思えないくらいデレデレになりました。でもその2カ月間は本当に精神的にハードだったので、SNSなどで「うちに来て何年もたつのに、いまだに押入れにひきこもっています」というような話を聞くと、「それは、お辛いですね…」と身につまされます。

ドーラが少しずつソファから出て、部屋のすみっこをこそこそ歩き回るようになった時の、先輩猫飼いの方々のアドバイスが、「絶対に目を合わせない」「いても気づかないふりをする」ということ。その意味がその時はよくわからないまま、近くを通るドーラを必死で無視していたのですが、そのアドバイスの重要性を教えてくれたのが、たまたま見た「ルーム」という映画でした。

初めて、ドーラの気持ちがわかった!


映画「ルーム」(販売元/ Happinet)第88回アカデミー賞?主演女優賞受賞、他3部門(作品賞、監督賞、脚色賞)ノミネート作品。

これは実話をもとにした映画で、狭い部屋に7年間も監禁されていた女性が、犯人との間にできた幼い息子・ジャックとの脱出に成功した物語。じつはこの映画の見どころは、脱出後にあります。監禁部屋しか知らない5歳のジャックにとって、初めて触れる普通の社会は、見るもの聞くもの恐怖の連続。特に怖かったのが、自分に愛情や同情、好奇心など、過剰な感情をぶつけてくる見知らぬ人々でした。

そんな中、唯一、安心して接することができたのが、ジャックに全く無関心な祖母の恋人でした。映画を観ている私達も、ジャックの恐怖心がヒリヒリするほど伝わってくるだけに、彼になんの興味も持たないその男性が出てくると、ホッとしたものです。そしてそんなジャックの目を通して、わが家に連れて来られたドーラの気持ちが初めて心から、わかりました。

例えは極端かもしれませんが、宇宙人に誘拐されたとしたら、話しかけられるだけで恐怖ですよね。でも自分に全然興味がない、ただそこにいるだけの宇宙人なら、少しは安心。ドーラもきっと、そんな気持ちだったのでしょう。猫の引きこもりに悩んでいる方は、ぜひこの映画を観ることをオススメします!

引きこもっていればそれなりに幸せ、ではない

25年にわたって猫の問題行動のカウンセリングをしてきた猫の行動専門家のジャクソン・ギャラクシーさんは、多くのこうした「猫のひきこもり」の悩みを解決してきました。ジャクソンさんによると、引きこもり猫にとって自分がいる場所はあくまでも「逃げ場所」であって、安心できる「隠れ家」でも、ましてや自信を持って行動できる「縄張り」でもありません。そこにいる限り、自分を小さく無力な存在だと感じているので、全然幸せではないのです。

最もいけないのは、「出てこないから」と、隠れている場所の近くに安易にフードやトイレを置くこと。その中で暮らしている限り、猫は自信が持てず、自分を小さい存在だと感じて不安を抱き続けることになります。

引きこもり猫を、外に連れ出すには

こうした問題を解決するにはまず、猫が入り込むスペースをふさぐことが大切。逃げられる選択肢を無くせば、どんなに内弁慶な猫でも、新たな挑戦をせざるを得なくなります。

この時大切なのが、移動可能な、いつでも逃げ込める「隠れ家」(キャリーなど)を提供すること。「この中に逃げ込めば安心」と思える場所を確保してあげ、それを人間が暮らすスペースに少しずつ近づけるように移動していくのがいいとのこと。猫の “挑戦ライン”を自分たちに近づけるには、おいしいおやつを置くのも有効だそうですよ。

ただしこの時、一度にすべての逃げ場所をふさぐと、猫がパニックに陥り、ますます人見知りするようになります。逃げ込むスペースをひとつずつ減らして、「隠れる場所がない」新しい環境に猫が順応していけるようにしつつ、新たな隠れ家になじませることが必要です。

文/桑原恵美子

参考資料/「ジャクソン・ギャラクシーの猫を幸せにする飼い方」(ジャクソン・ギャラクシー/ミケル・デルガード著 プレシ南日子 訳 エクスナレッジ)

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