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オーン!発情期を迎えた「春の猫」がうるさくなる理由

発情期を迎えた「春の猫」がうるさくなる理由

今年は既に多くの地域で桜が散ってしまったが、季節の上ではまだまだ春。僕の家の周りにも、よく観察すると春の風物詩でもある“つくし”がたくさん生えている。

春というのは生き物が一斉に活動するようになる時期なので、個人的には大好きな季節。

そこかしこに冬の間は冬眠していた動物や昆虫が顔を出すので、屋外を出歩くのも嬉しい。もっとも今年は新型コロナウィルスのせいでそれも難しいけど……。

さて、春と言えば猫の発情期でもある。

毎年この時期になると、いろんな人から「最近一晩中野良猫の鳴き声がうるさいから眠れない」みたいな話を聞く。

春、発情期を迎えた猫は自分の子孫を残すために必死で動くことになる。だけど、その声もうるさいったらないので、迷惑に感じる人たちの気持ちも分かる。

春、飼い猫の声がうるさい感じる飼い主さんへ

発情期のキジトラ猫

ほんの少し昔まで、日本では猫は外に出すのが当たり前の飼育スタイルだった。そのため避妊・去勢をしていない場合、そういう猫たちと野良猫が次々に子供を作ってしまっていた。

そうして日本中に野良猫がはびこることとなったわけだ。猫の繁殖能力は高い。ひるがえって現在では、そういう飼い猫は徐々に減りつつある。

これに併せる形で、飼い主さん各位も猫の発情期対策については、基本的な知識を頭に入れている方もずいぶん多くなった。

避妊・去勢を施すことで飼い猫の春先のうるさい発情期ボイスをそもそも上げさせないということができるなんて知識などは、その具体的一例だろう。

もしも今「春になると飼い猫の声がうるさいのが悩み」という方がいれば、まずは避妊・去勢をさせること。これが一番の対処法となる。

ただ、こうした処置を施しても猫によっては発情期シーズンになると、どこかしら普段と違う行動を見せることがある。

やっぱり避妊・去勢手術をしたとしても、100%その習性を失わせることはできないようだ。

うるさいだけじゃない。春の猫の発情期アクション

発情期の茶トラ猫

発情期の猫の声って独特だ。

人間みたいな声で一晩中鳴くメス猫も結構いるので、人によっては「なんか気持ち悪い」と感じる部分もあるだろう。

しかし命をつなぐための必死の活動なので、あまり怖がっても可哀想ではある。

発情期中の猫は、なにもうるさいだけではなく、その時期ならではの特殊な行動を見せることも。代表的なのがスプレー行動だろう。

尻尾を高く上に向けて伸ばし、小刻みに振動させながらする排尿行為。これがスプレー行動と呼ばれる。

その名のとおり広い範囲に吹き付けるようなおしっこであり、これは縄張りを示すための効果があると考えられている。

そしてスプレーされた尿は非常に臭い!

家の中でやられちゃうと、その都度アルコールなどを染み込ませた脱脂綿できれいに拭き上げなければならないほどだ。

オス猫のスプレー行動は、去勢をしていない個体が春などの発情期によく見せるもの。

我が家の場合でも、2年ほど前に当時生後8か月から10か月ほどだった猫が未去勢のまま過ごしていたが、春先にベランダに出したところ、発情期のメス猫の声を聞いてしまって様子が一変。

他の同居猫を“地獄の底から響くような声”で威嚇し、そこかしこにスプレー行動をするようになり、あわてて去勢してもらったという経緯がある。

発情期には、直接発情したメス猫と触れることがなくてもスイッチが入ってどうしようもなくなることがあると、身をもって理解した次第だ。

猫の発情期は春だけじゃない!

こちらを見つめるキジトラ猫

と、ここまで猫の春からの発情期について色々と書いていったが、猫の発情期は別に春だけではないことはよく知られているところ。

犬の場合は1年のうちにおよそ2回であるが、猫の場合は日照時間が発情時期に密接に関与しており、日照時間が長いと発情しやすくなり、これが短くなると収まることがほとんど。

春にまず1回、発情期が到来し、これが2月から4月頃まで。次に発情期シーズンになるのが夏場。6月から9月頃となっていて、この時期もまた猫がうるさい夜を過ごすこととなる。

日照に誘発されて発情するのはあくまでもメス猫であって、オス猫はその発情したメス猫のうるさい声や匂いなどを察知して二次的に発情が促されるという仕組みになっている。

この仕組みを逆手にとれば、たとえば完全室内飼育でオス猫だけを飼育しているという場合なら、外の発情期を迎えたメス猫の気配を察知させない限り発情しないということになる。

ただし人の出入りがある以上、外気の流入は避けられないし窓越しとはいえうるさいメス猫の声は聞こえ漏れてしまう。

前述のように我が家でも、直接春にメス猫の声を聞かせていないにも関わらず、気配、匂いといった要素のために発情するオス猫が出てしまった。

飼育下において猫が発情してしまうと喧嘩も多発し、スプレー行動にも悩まされることになる。

こういうことが起きないためには、避妊・去勢は欠かせないだろう。

おわりに

年間での猫の最初の発情期の到来は、春の訪れを私たちに知らせてくれるもの。

たしか俳句でも、「猫の恋」は春の季語として昔からよく知られているところである。

発情した春先の猫の声はたしかにうるさいし耳障りなんだけど、それもすべては子孫を残すための必死の行動。

元々外来種である猫が外でうるさいのはたしかに迷惑な話だが、元をただせば私たち人間の飼育の不手際の結果であることは、忘れないでおきたい。

文/松本ミゾレ

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