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意外な事実。「ドアを開けない猫」は、「ドアを開けられる猫」より実は賢い?

ドアを開けられる猫」だけが賢いわけじゃない

よくSNSで、自分でドアを開ける賢い猫の動画が「賢い!」と話題になりますよね。しかし、ドアを開けられない猫が開けられる猫よりも頭が悪いわけではありません。ドアの前で入りたそうなそぶりをすれば飼い主が飛んできて開けてくれる場合、わざわざ苦労して自分で開ける必要はありませんよね。つまり猫は、原因と結果を理解して行動しているのです。

猫の賢さは、テストではわからない

猫のこうした特性は、迷路を使った実験でもわかっています。出口にエサを置いた迷路に動物を入れて、「どれだけ早く迷路から出られるか」で動物の知能を比べた実験を行ったところ、猫の成績はよくありませんでした。そこで「猫は知能が高くない」という結論が出そうになりましたが、猫が空腹の時に行った実験では、違う結果が出ました。

つまり猫は、「迷路を抜けられる頭の良さが無い」のではなく、「抜け道がわかっていてもやる気が無い時はやらない」だけだったのです。人間の命令に従う賢さではなく、「原因と結果を理解したうえで、どう行動するかは自分が決める」賢さがあるんですね。そして、常に自分にとって快適なほうを選んで行動するのです。

猫は、その賢さで飼い主を操っている

犬と違い、目的達成の手段として人間を使うのが現代の飼い猫の特徴であり、賢さといえます。

例えば猫は自然界では優秀なハンターですが、人間と暮らしている猫は狩りをしなくても食べ物を手に入れることができます。そこで現代の飼い猫にとって、狩りの対象は「飼い主」に変化。大好物のおやつの容器に近づいただけで、期待いっぱいの目ですり寄ってくるのも、おやつをくれるまで鳴き続けるのも、猫にとっては「狩り」の行為のひとつ。また、おやつの時間になると期待いっぱいの「メシ待ち顔」で飼い主にプレッシャーをかけるのも、猫にとっては狩りの代替行為といえます。

わが家の愛猫・ドーラはこのタイプで、おやつの時間になるとこのとおりすごい「圧」をかけてきます。「獲物を狙うハンターのよう」と思っていましたが、まさにその通りだったんですね…。

犬と猫は、どちらが賢いか?

「猫と犬はどちらが賢いか」という議論で、「警察犬や盲導犬、介護犬はいるけれど、猫はそういう(人間の役に立つ)ことができない、だから犬の方が賢い」、という意見をよく目にします。

でも犬は飼い主の命令に従う賢さは持っていても、猫のように目的達成のために飼い主を使う賢さはありません。「賢さ」の種類が全然違うのであり、比べられるものではないのですね。

文/桑原恵美子

参考資料/「ネコ なんでも交際学」(沼田朗著/高橋書店)「キャット・ウォッチング~ネコ好きのための動物行動学~」(デズモンド・モリス著・羽田節子訳/平凡社)

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