TOP>ニュース > 「猛獣からアイドルまで」人が猫に求めるイメージはさまざま

  • ニュース

「猛獣からアイドルまで」人が猫に求めるイメージはさまざま

人が猫に求めるイメージはさまざま

猫を愛する飼い主は、世界中に大勢いる。

元々猫は、リビアヤマネコという野生動物を改良し、イエネコとして作り出された動物。つまりフナを改良して金魚にしたように、人間の手がなければ誕生しなかった生き物ということになる。

もっとも、リビアヤマネコ自体が今のイエネコとかなり似た姿をしているので、改良も最小限で、恐らく人馴れしやすい個体を飼い馴らしていったのだろう。

現存する記録にある、最古の猫飼育例は今から9500年前。東地中海のキプロス島である。この島には元々リビアヤマネコは生息していないので、イエネコを飼育していたと考えられる。

ということは、少なくとも9500年以上も前には、イエネコたちの世界各地への流入はスタートしたということになる。
そして今日に至るまで、イエネコたちは数多くのブリーダーによって品種改良をされ、実にさまざまな品種に分岐するようになっている。

この品種のバリエーションについては、それだけ私たちが猫に求める理想のイメージ、シルエットが多かったことが影響しているはずだ。

さまざまな品種の猫、それぞれに求められた理想

猫の品種3

猫のブリーダーは古今東西、さまざまな地域で独自の品種を作り出そうと苦心してきた。

猫はイエネコの段階ですら体格に差があり、被毛にも個性があり、顔立ちにも違いがあった。そういう違いを意図的に個性化させたい……そういう思いが、きっと昔から多くのブリーダーの胸にはあったのだろう。

だからこそ現在、世界中に数えきれないほどの品種、バリエーションの猫は誕生してきた。

たとえばブリティッシュショートヘアは今でこそメジャーだが、彼らだって1800年代の終わりに差し掛かって誕生した品種だ。1871年にロンドンのキャットショーで展示されて注目され、1890年代に品種として認定されている。

猫の品種1

被毛が極端に少なく、高貴なイメージを持つスフィンクスの場合は、偶然の創出だった。

1966年にカナダのトロントで突然変異として誕生した猫「プルーン」が第1号で、その後プルーンの血統は途絶えてしまうものの、同じように偶然の誕生を経た個体が出た。

その子孫が現在、ブリーダーの血統維持の努力もあってスフィンクスという品種になっているわけである。

イエネコのベンガルをベースに、「トラのような毛皮の猫を創出する」という目的で生み出されたトイガーは、1980年代になって登場した新顔だ。

彼らはアメリカのブリーダーによって生み出された品種で、日本でも近頃人気が高まっている。

名前も「Toy」と「Tiger」と組み合わせたもので、おもちゃのように小さなトラ、という意味を持っている。イエネコとしては比較的大柄な部類なので、育成次第では本物のトラのような風格を持つこともある。

メインクーンに関する複数の出自説

猫の品種2

ところで面白い話ってのはどこにでも転がっているもので、メインクーンの出自については、色んな説がある。
ちょっとそこにも触れておきたい。

巨体と穏やかな気性で人気のメインクーンは、ニューイングランドのメイン州で生まれた品種で、複数の発祥起源が囁かれている、面白い猫だ。

たとえばそもそも彼らは猫とアライグマの混血という説がある。滅茶苦茶な話だし、100%あり得ないんだけど、そういう説があるのだからしょうがない。

次に、これは割と本当っぽいんだけども、元々はクーンという男の手でペルシア系、あるいはアンゴラ系の猫がメイン州に持ち込まれ、その猫を原点にこの品種の始祖が誕生したという説だ。

ロマンがあるのがマリー・アントワネットの忘れ形見が元になっているという説。

なんでもマリー・アントワネットが処刑される直前に、亡命計画を立てていたというのだが、その当時飼育していたアンゴラ猫をメイン州の邸宅に先んじて移送。

そのまま飼い主の到着を待っていたものの、彼女は処刑されてしまったため、二度と再会できなかった……という都市伝説じみた話もある。

もしもこれが事実なら、メインクーンは全てあのマリー・アントワネットの飼い猫の子孫ということになるが、果たして……。

メインクーンは1800年代の終わりごろになってさかんにブリードが行われるようになり、現在に至るまでかなり人気を博している品種でもある。

日本でも、メインクーンと暮らしている飼い主は多い。

おわりに

と、ここまでつらつらと説明したように、、元々はリビアヤマネコを起源とするイエネコたちだが、ブリードの方針によってその見た目は千差万別なのである。猫は紀元前から人々を魅了し、癒しをあたえてきた存在。

犬や金魚並みに多種多様な品種が作られていることも、その証左だ。

そしてきっと、今後も新しい品種が作られるはずである。

文/松本ミゾレ

\ この記事をみんなにシェアしよう! /
この記事をみんなにシェアしよう!
関連記事
関連記事
  • ニュース

ペットの耳掃除、自分でするなら無茶は厳禁 (3.4)

  • ニュース

あの頃も可愛かった…ペットのビフォア・アフター写真12選 (3.4)

  • ニュース

自慢させてください!今年の冬も毎晩、キャットと寝た男 (3.4)

  • ニュース

猫好きならわかるよね。アビシニアンに見られない「目色」は何色? (3.3)

もっと見る

注目のグッズ

犬猫どっち派?村松誠の「2021年版 犬猫カレンダー」

ドラえもんに大変身!犬猫用『ドラえもん コスチューム』

お待たせ。「俺、つしま」グッズ大特集!

ヘビロテ確定。「俺、つしま」のTシャツが登場!

人気記事
人気記事
\ PETomorrow をフォローするには下のボタンをクリック! /
PETomorrow をフォローするには下のボタンをクリック!


ページトップへ戻る