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嫌いなわけじゃない?猫が食べ物に砂をかける意外な理由。

猫の「砂かけ」は、「食べたくない」アピールじゃない

◎一切、砂をかけなかった初代猫

新しいフードやおやつをあげると、前脚で砂をかけるしぐさをする…。好き嫌いの多い猫が日常的に見せる動作ですが、超がつくほど猛烈な食いしん坊だった初代猫は、一切、そのしぐさを見せたことがありませんでした。

初代猫がそのしぐさを初めて見せたのは、病気で亡くなる少し前。急に食欲が衰えてきて、何を出しても、前脚で砂をかける動作をするばかり。初めて猫と暮らした私達はその意味がわからず、おろおろして病院に相談。「今は食べたくないという意志表示ですよ」と教えてもらって、びっくりした記憶があります。

その後に暮し始めた二代目の猫は、超グルメで小食。ちょっとでも口に合わなかったり、量が多かったりすると、すぐにこの「砂かけアピール」をします。あまりにしょっちゅうするので気にもしなくなりましたが、でもなぜ、食べたくない時に砂をかける動作をするのでしょう? 気になって調べてみました。

◎保存しようとしている

猫が食品に砂をかけるような動作をするのは、「食べたくない」という意志表示、というのは誤り。じつは後で食べるために、保存をする行為が「砂かけ」です。

野生の猫は1回の食事量は少なく、回数を分けて食べます。そのため狩りで獲物を仕留めても、一回で食べきらないことが多いのです(3kgくらいのニワトリだと、3回くらいに分けて食べるそうです)。その場合、後で食べようとして、獲物を隠します。つまり「嫌いだから食べたくない」というアピールというよりは「今は結構です」「後でいただきます」と言ってるんですね。

◎カラスの横取り対策

外を飛んでいるカラスを観察すると、常に下を見ながら飛んでいます。これは、獲物が無いか探しながら飛んでいるのです。そのため、外猫が仕留めた獲物は高い確率で、カラスに横取りされてしまいます。すぐに食べられない食物を隠そうとするのは、カラスから隠すためでもあります。

◎実は砂ではなく、葉っぱと泥をかけているつもり

野生の猫が食べ残した獲物を隠すために実際にかけるのは、砂ではなく、落ち葉と泥です。落ち葉と泥をかけるのは、バクテリアの働きで獲物の腐敗を遅らせることができるため。たとえ一度も狩りをしたことがない家猫でも、本能的に「空気にさらしたままではすぐに食べられなくなる」ことを知っているのです。

◎トイレの砂かけの意味は

食べ物を前にした砂かけ動作とは別に、猫は排泄の後に、実際に猫砂をかけて隠そうとしますよね。これは砂をかけることで排泄物の臭いを消し、外敵から存在を隠そうとするため。家庭内には外的はいないので、これも“カラス対策”同様に必要のない行為です。

一方、排泄をしても砂をかけない猫もいます。一説には、臭いを残すことで、他の猫に自分の縄張りを主張する意味もあるとか…。「砂をかける」という動作も、掘り下げてみると深いですね。

文/桑原恵美子

参考資料:「今泉先生教えて! 一度は猫に聞いてみたい100のこと」(今泉忠明著、宝島社)「ねこの事典」(監修/今泉忠明、成美堂出版)

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