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大切な魚、エビ、ハト、雄鶏の命を奪ったのは確かに野良猫だけども。

猫大好きな人間になる前の僕が抱いていた猫への鬱屈とした思い…

子供の頃から、色んな動物に囲まれて過ごしてきた。

犬、うさぎ、セキセイインコ、うなぎ、キジ、ミツバチ。それからカレイ。

目に映る生き物をとにかく飼育してみたいと思ってしまう血筋に育ったようで、これに付き合わされる生き物たちも大変だったことだろう。

今でこそ自宅には3頭の猫と、それからタモロコという淡水魚とメダカしかいない。

が、元々僕は猫に対して、今ほどの愛着はなかった。

というかむしろ、嫌いな動物だったように思える。

今回はちょっくら、今現在猫という動物に魅了されまくっている僕が、何故昔は猫嫌いだったのか。

その理由を書いていきたい。

猫は我が家のペットを狙う狡猾なプレデターだった!

車の下の野良猫

ご存知の方も多いように、猫は狩りの天才である。

類まれなる身体能力を持ち、獲物に対しての興味と執着心も強い。そのため、残念ながら世界中で繁殖している野良猫たちは、自分たちが分布してきた各地の在来動物を次々に襲って食べている。

もっとも、日本もそうだが猫が必ずしも食物連鎖の頂点ではなく、今では同じ外来種のアライグマに襲われることもある……。

しかし僕がまだ子供の頃には、アライグマもそこまで殖えてはいなかった。

そしてこの頃。平成の初期ぐらいだろうか。

僕は自宅の小さな庭の一角に池を作ってもらい、そこで魚やテナガエビを育てていた。一応逃げないように金網を池に被せていたが、この魚たちを狙って近所の野良猫はひっきりなしに襲撃してきた。

しまいには力任せに網を曲げられ、とうとう僕の小さな友人たちは野良猫の餌食となってしまった。

池のふちに、エビの頭だけが転がっていた様子は、今思い出してもつらい。

それからしばらくして、ケガをしたところを近所のおじさんに保護された白いハトが、うちのペットになった。

もう飛べないので普段は家の中でケージに入れて過ごしてもらっていたんだけど、あるとき家族が窓を開けっぱなしにしていたところを、またも猫に襲撃されることに……。

僕が最後にそのハトを見たとき、ハトはもう首根っこを近所のボス猫にガブリと組み付かれて瀕死の状態になっていた。そういうことが続くと、さすがに猫嫌いにもなるってものだ。

極め付けは懐いた雄鶏を狙われて…

野良の三毛猫

さらに時間が経って、今度は庭に大きな鳥小屋が作られた。そこに入ることになったのは、縁日で買ってもらった100円のカラーひよこだった。

僕はこのひよこが大好きで、それこそ寝るときも小屋から寝室に連れ込んで、一緒の布団で寝ていたほどだ。

ひよこはみるみる成長し、立派な雄鶏になった。

さすがにこの頃には部屋に入れないようにしていたが、たまに庭を自由に散策させていると(今ならこんな無防備でうかつなことはしない)、僕を見つけて駆け寄るほどに懐いてくれていた。

その雄鶏が、ある日僕が学校から帰ると、鳥小屋から消えていなくなっていた。小屋の中には、彼の羽と、血が残っていた。

「野良猫にやられたのよ」と祖母が教えてくれたが、亡骸は見せてくれなかった。酷い有様だったので、もう埋めた後だったという。

こうして僕は、都合3度に渡って、ペットを猫に奪われた。

おわりに

鳴いている野良の仔猫

そのような経験もあって、長いあいだ猫を見ても「可愛いな」と思うことはなかった。

だけど、立て続けに身寄りのない猫を半ば仕方なく拾ったり引き取っていくうちに、猫そのものに悪意はないことに、当たり前ながら気が付いた。

猫に対して嫌なイメージを、20代の前半ぐらいまで抱いていたのは事実だ。

ただこの嫌なイメージの源泉は、野良猫が増えるままに任せた人間の不手際の賜物である。

そう考えるに至ってからは、猫を憎むのではなく、接し方を改善しようと思うようになった。

我が家にいる猫は、捨て猫やネグレクトを受けた被害者の側面の大きい連中ばかりで、彼らは人間社会の被害者でもある。

猫を嫌ってばかりいても、状況は改善しない。

嫌いと感じて接することをしない人ばかりでは、野良猫だって減らない。そして野良猫という生き方は、本来愛玩動物として生み出されてきたイエネコたちにとっては不幸だ。

僕の可愛い魚、エビ、ハト、雄鶏の命を奪ったのは確かに野良猫だが、野良猫たちは本来享受するべき幸福を、人間の管理不徹底のせいで奪われている。

そういう猫たちが少しでも減って“ずっとのおうち”で暮らせることを願ってやまない。

文/松本ミゾレ

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