2020-02-14 恋の季節にモテるオス猫の絶対条件は○○だった! キャットトレーニング本猫 メス猫は、紫外線量の変化を感知して恋フェロモンを出す 春が近づき、ポカポカ暖かい日が続くと、猫の恋の季節が始まります。猫の恋の季節は基本的には早春と初秋の年2回ですが、最近の猫は栄養状態がいいので、もっと多い場合もあるとか。 春になり紫外線量が増え始めると、まずメス猫から先に発情が始まります。それは猫の目から入る光の情報が多くなると脳の視床下部が刺激され、ホルモン分泌が盛んになるため。発情していることを示すメス猫のフェロモン(ニオイ)は、400~500m先のオス猫にまで届くといわれています(風向きによってはもっと遠くまで届くとも)。 恋の駆け引きの主導権を握るのは、メス メスの鳴き声やフェロモンで発情を感知したオスは、徐々に交尾できる状態に変化していきます。そして、独特の鳴き声やスプレー行動(フェロモンの含まれるオシッコをスプレー状にまき散らす)などをして、メス猫に猛アピール。その刺激を受けてメス猫の体は、子育てに適した状態に変化していきます。 このように猫のオスとメスは互いに刺激し合いながら、恋の駆け引きに移っていくのです。発情したメス猫は、複数のオス猫から同時にアプローチされることもあります。この時、メスがオスを選ぶ決め手となるのは、顔立ちや毛並みの美しさはあまり関係ありません。多くのメスが選ぶのは、体の大きなオス。また若すぎるオスよりも、6~7歳の経験豊富なオスのほうが選ばれやすい傾向があるとか。猫の6~7歳は、人間でいえば40代前半。猫の世界では若いイケメンよりも、体格のいいおじさま猫のほうがモテるんですね…。 メス猫の得意技は“じらし作戦” この時期のメスが常に発情しているわけではなく、10日くらいの周期で波のように繰り返されます。そして発情がピークになると、オスの前で頭を下げて頬を地面に擦り付けるようにしながら、腰を上げてしっぽを立て、外陰部をアピール(すごい積極的!)。 その姿にクラクラしたオスが近づいても、すぐに交尾には応じず、さっと逃げ出して、少し離れた場所で再アピール。そう、じらしプレイでオスの恋心をさらにかきたてているのです。猫は警戒心の強い動物なので、こうして時間をかけて、自分に対して敵意のないオスなのか、交尾しても安全なのかを確認しているわけなのです。 これに対してオスは、わざとメスの前でくつろいだ様子を見せて敵意がないことを、必死でアピール。なんだかいじらしい…。そしてメスが心を許して油断した瞬間に飛び掛かって、交尾達成。 メス猫は、切り替えが速い! これだけ長い時間をかけて交尾にこぎつけるのに、行為自体はたった10秒ほどで終了(ちなみに犬は30分くらいかかるそうです…)。この交尾でメス猫はほぼ100%妊娠しますが、交尾後、排卵するまでに数時間かかるため、交尾後、近くでスタンバイしていたオス猫とすぐに交尾した場合、一度の出産で父親違いの子猫が生まれるケースもあるのです。人間に置き換えて考えるとびっくりですが、それだけ猫は生命力が地強いのですね…。 文/桑原恵美子 参考資料/「猫脳がわかる!」(今泉忠明著、文藝春秋) \ この記事をみんなにシェアしよう! / この記事をみんなにシェアしよう! 【猫クイズ】短足・小型・巻き毛が特徴の「ラムキン」ってどんな猫種? (3.3) ぼくたちは猫を育てているのではない。猫に育てられているのだ。 (2.27) 雪の降る中、お姫様抱っこで登校しました。 (2.27) タヌキは人を化かす!?ただしどうやら猫には勝てない (2.27) 注目のグッズ 犬猫どっち派?村松誠の「2021年版 犬猫カレンダー」 ドラえもんに大変身!犬猫用『ドラえもん コスチューム』 ボディケア用品からお菓子まで!猫好きな彼女や妻に喜ばれるホワイトデーギフト4選 【猫クイズ】短足・小型・巻き毛が特徴の「ラムキン」ってどんな猫種? 愛犬がまさかの“犬嫌い”…その原因はどこにあるのか? ぼくたちは猫を育てているのではない。猫に育てられているのだ。 \ PETomorrow をフォローするには下のボタンをクリック! / PETomorrow をフォローするには下のボタンをクリック! Facebook にいいね!する Twitter をフォローする Instagram をフォローする Pinterest をフォローする