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そもそも「輪入道」ってにゃんだっけ?

今飼っている猫のうちの1頭がまだ赤ちゃんだったころ、ちょっとヒヤヒヤする事態に直面したことがある。

完全に飼い主である僕の落ち度だったのだが、部屋に置いてあった僕の集めているラジコン玩具のタイヤに首を突っ込んでしまい、すっぽりとハマってしまったのだ。

幸いにも呼吸に支障がなかったが、取り外そうにも自力では無理だったようで、慎重に首とこのタイヤを離す作業をすることになった。

無事に外せたとき、僕の額には脂汗がじっとりと滲んでいた。あれは焦った……。

以降そのラジコンはすぐに処分し、他にも危険と思われるものは猫の手の届かない場所に封印した。ところでこの手の事例って、みなさんもニュースで見たことがないだろうか。

たまにタイヤのホイルに頭を突っ込んでしまって、抜け出せなくなる犬や猫が発生しているのだ。

そもそも輪入道って何だっけ?

現実にもしばしば現れる輪にゃん道

今回このコラムには、可愛い可愛い「輪にゃん道」のイラストがセットになっている。

言うまでもなくこれは、日本妖怪の輪入道をモチーフとした創作妖怪だ。

最近では輪入道と言えばラッパーの輪入道がつとに有名だが、元々は燃え盛る車輪の中心に男性の顔がついた異形の妖怪である。せっかくなのでこの輪入道について軽く説明しておきたい。

隙あれば妖怪語り。僕の悪い癖。

輪入道の顔がついている車輪は、昔懐かしい牛車のものである。非常に恐ろしい妖怪で、自分の姿を見た人間の魂を次々に抜いていったとされている。

しかし簡単なおまじないをすることで退散するため、凶悪だけど最強の妖怪というわけでもなかったらしい。でもビジュアル面ではかなりインパクトがあることは間違いない。

まるで輪入道!うっかりホイルに首をはめ込んでしまう犬猫たち

まあ、妖怪の話はこの辺にして、ここからは現実の話をしよう。

冒頭で書いた事故が示すように、どうも犬や猫はしばしば、ちょっと無理をしてでも穴に顔を入れたがる習性を持つ個体が多いようだ。だからこれまで何度も、ニュース番組などでタイヤのホイルに顔を入れて抜けなくなった犬や猫についての報道がなされている。

たとえば2015年の7月には、アメリカ・インディアナ州でタイヤのホイルにがっちり首が挟まってしまった状態のピットブルが発見されている。第一発見者の女性はすぐに消防に連絡し、消防隊が救助にあたったがなかなか難航したようだ。

石鹸や油を使って脱出させようとするが失敗。

最終的には特殊な工具でホイルを切断し、このピットブルは自由の身になれた。

で、こういうことって明日、もしかすると私たちの目の前で発生しないとも言い切れない事態でもある。

動物好きにしてみれば、ああいう場合はそのままに放置したくないもの。しかし具体的に個人がどうこうするのも難しい。

もし、リアルに輪にゃん道状態で四苦八苦している犬猫を見つけたら、焦らずにすぐに警察、消防に連絡するのが一番だろう。とにかく専門家に任せてむやみに引っ張らないことが大事と僕は考える。素人は技術も発想も限界があるし……。

おわりに

ところで妖怪・輪入道には似たようなバリエーションが他にもあるという。たとえば車輪に付いている顔が女性のものなら、それは片輪車という別の妖怪になるそうだ。

どちらも似たような妖怪だけど、顔が違えば名前も違う。

妖怪の世界では、男女の個性をそれぞれしっかり尊重していることの表れなのかもしれない……。

さて、今のところ車輪に犬や猫の顔がついた妖怪は目撃されていない。しかし妖怪という概念は、気が付くとさまざまな種類に増えているもの。

もしかするといずれ、そういう奇妙な連中が発見されることもあるのかも。

文/松本ミゾレ

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