2020-02-12 農場長を務める猫の仕事は「おんぶ」されること。 おんぶ猫保護猫猫画像看板猫 農場長を務める猫の仕事は「おんぶ」されること。 福岡県大牟田市にある園芸店「わたなべ花壇」さん。ここには、看板猫ならぬおんぶ好きの「猫農場長」がいたのです! おんぶ好きの農場長 花苗を見回る農場スタッフさんの背中に乗っているのは「ちびちゃん」。わたなべ花壇さんの農場長を務める猫さんです。 どう見てもくつろいでいるようにしか見えませんが、これはスタッフと共に農場をパトロールするという立派なお仕事なのであしからず。 ちび農場長はとても仕事熱心な方なので、たまに仕事に熱が入りすぎてこんな風につい手を出してしまうこともあります。 「ちょっとちょっと、もっと腰を入れて~」 スタッフへのご指導は厳しめのようですね! また、店舗勤務をすることもあるという農場長。こちらはお正月飾りやアレンジメント制作指導中の光景です。 ここでもスタッフにぴったりくっついて熱心に目を光らせていらっしゃいますね! ラッピング作業の進捗を見守っている農場長。背中の上でこんなに器用に箱座り?ができるとは…さすが長年の経験がなせるプロの技!そこらの猫には真似できないでしょう。 さらに、スタッフ指導だけでなくお客様の接客も農場長の大事なお仕事です。わたなべ花壇の常連さんになれば、こんな熱い抱擁のサービスがいただけることも。(※) ※農場長の気分次第です もちろん、日々がんばって働くスタッフを労うことも忘れない農場長。 おんぶを強制するパワハラに見えるって?いえいえ、これは自らのモフモフボディでスタッフを癒しているところなのですよ! 農場でもお店でも、とっても働き者のちび農場長なのでした。 農場が繋いだ猫の命 ちびちゃんとの出会いについて、飼い主さんであるわたなべ花壇の店長さんにお話を伺ってみました。 今から5年と半年ほど前、推定3か月の野良猫だったちびちゃんはふらりと現れ、農場でご飯をもらうようになりました。現在の姿からはとても想像がつきませんが出会った当時はお触りNGのシャーシャーちゃんだったそう。 数か月後、ちびちゃんの妊娠が発覚し、真冬に農場の外で出産してしまうことを心配したスタッフさんたちが保護。温かいハウスの中に用意されたケージと産室のおかげで、無事に出産を果たすことができました。 出産後、すくすくと元気に育った仔猫たちは無事に里親さんの元へ。出会いから約1年半の歳月が経ち、ちびちゃんはようやく人間に触らせてくれるようになったのだとか。 その後、ちびちゃんの避妊手術や家出、マムシに噛まれるなどの事件を経て、午前中は農場・午後はお店で過ごすという農場長の仕事スタイルが確立されたそうです。 「おんぶや抱っこは、お店で過ごし始めてから特に頻繁にせがむようになりました」という店長さん。しかし最初はスタッフ以外の人には全く慣れず、ドアを開けられただけで隠れてしまう超ビビリさんだったそう。 今ではよほど苦手な人以外はお触りOK。気に入ったお客さんなら背中に乗せればおんぶもさせてくれるそうですよ。 生粋の野良で人に触れられることを拒んでいたというちびちゃんが、おんぶ大好きな甘えん坊ニャンコになったなんて。スタッフさんたちの優しさと献身的な愛情を感じさせられるエピソードでした。 農場長改め、ちび広報部長 実は昨年の6月に農場長を勇退されたちびちゃん、現在の役職は広報部長です。 主な業務は接客やお店のPR活動、時にはこんな風に経理のお手伝いをしていることも。決して邪魔しているわけではありません、ええ決して。 ちなみに、二代目農場長に就任したのはこちらの「クロさん」。相棒の「チョビちゃん」と共に、農場の平和を守るため鋭意勤務中!のハズですが… こんな風に仕事をサボってデートに行ってしまうことも!まだまだちび農場長の仕事ぶりには敵わない、新任農場長の今後に乞うご期待です。 猫に優しい園芸店 わたなべ花壇さんのブログやツイッターでは、お花と同じくらいニャンコがよく登場します。農場周辺ではクロさんやチョビちゃん以外にもTNRされた猫さんたちがのびのびと過ごしていて、地元保護団体の募金活動にも参加されているそう。 気がついたらスタッフ全員が猫飼いになっていたというわたなべ花壇さんでは、農場出身の子や元保護猫ちゃんなど総勢14匹の大ファミリーがそれぞれのお家で幸せに暮らしているのだとか。 ちび広報部長の活躍もあり、今では猫に会いに訪れてくれるお客さんもいます。スタッフさんもお客さんも猫好きだらけの園芸店なのでした。 猫に優しい園芸店で暮らす、おんぶ好きの元・猫農場長ちびちゃんをご紹介しました。 わたなべ花壇店長 こもぎぎさんのツイッター https://twitter.com/VCnKKcafoHgtS3L わたなべ花壇のブログ http://watanabekadan.blog.fc2.com/ 取材・文/黒岩ヨシコ \ この記事をみんなにシェアしよう! / この記事をみんなにシェアしよう! ウミネコ、ネコザメ…猫以外の動物が猫と呼ばれる理由 (2.25) 飼い主の帰宅が遅い!繊細な心を持つ犬猫写真14選!! (2.25) ロボット掃除機が近くで動いてもさして気にしなくなった。 (2.25) グレーの被毛が神秘的!「ロシアンブルー」の特徴は? (2.24) 注目のグッズ 犬猫どっち派?村松誠の「2021年版 犬猫カレンダー」 ドラえもんに大変身!犬猫用『ドラえもん コスチューム』 お待たせ。「俺、つしま」グッズ大特集! ヘビロテ確定。「俺、つしま」のTシャツが登場! ロボット掃除機が近くで動いてもさして気にしなくなった。 グレーの被毛が神秘的!「ロシアンブルー」の特徴は? 公園がなくなったことを知ったワンコの顔に注目(笑) 掃除機(ウィンウィンウィンウィン…)ポメラニアン・オン・ザ・ロボット掃除機 \ PETomorrow をフォローするには下のボタンをクリック! / PETomorrow をフォローするには下のボタンをクリック! Facebook にいいね!する Twitter をフォローする Instagram をフォローする Pinterest をフォローする