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災害直後、異変に気付いて家族の危機を救った猫

災害直後、異変に気付いて家族の危機を救った猫

僕は子供の頃から動物好きで、これまで実にいろんな生き物を飼ってきた。今は猫と魚ぐらいしか家にいないけど、一時期は自宅が軽い動物園状態になっていたこともある。

さて、どうもこの僕の性質は遺伝によるもののようで、祖父母の代から犬や猫、それから小鳥に昆虫などを長い間飼育してきたらしい。今回はそんな祖父母が以前飼っていた、1頭の猫の聡明なエピソードを紹介したい。

増水による家屋の危機を知らせる天才キャット

これは、うちの祖父母がもう40年以上も前に、堤防越しに川がすぐ近くにある土地に住んでいた頃の話だ。
当時その付近はまだ治水が今ほど完璧でなく、たびたびの台風の折にはしょっちゅう水が堤防を乗り越えて、付近一帯を水浸しにしていたという。

幸いにもその水害で死者が出ることはほとんどなかったそうだが、とにかく台風シーズンが億劫だったことには違いない。

そんな生活を送っていた祖父母が、この頃飼っていた動物が猫だ。

今となっては性別も毛皮の柄も不明(祖父が他界し祖母もまだらボケなので)で、その猫の写真も残っていない。名前すら分からない有様だ。

が、どうもかなり頭のいい猫で、家の中では常に大人しくしていて、屋外への出入りは自由だったがほとんど家にいたらしい。

ある夏の晩。折からの台風のせいでまたも堤防の向こう側が増水していたが、祖父母はうっかり寝入ってしまっていた。

ほどなくして堤防を越えて水があふれ、祖父母の家にも一斉に水が押し寄せた。

このとき祖父母の寝床に入ってきたのが、件の飼い猫。普段は大人しいこの猫が、しきりにフギャフギャ鳴いて2人を起こしたという。

あまり見ることのないしぐさだったので祖父母も目を覚まして「どうした?」と心配したが、すぐに家の周りに水が来ていることに気が付いたそうだ。

慌てて、もしものために用意していたボートで猫と脱出したそうだが、この段階で既に床下まで水が浸入していた。まさに危機一髪。水責め回避成功の瞬間であった。

猫は決して薄情な動物ではない!

祖父母がかつて飼っていた、名前ももう忘れられ、写真1枚すら残っていない猫。そんな猫が実際に昔いたということは、僕個人にとってはかなり印象的な話である。

一般的に、猫は薄情な生き物と言われている。

昔話でも、飼い主を殺してしまう化け猫なんかはよく登場するし。

でも、実際に猫と暮らしてみると分かるが、猫はよく言われるほど薄情ではない。

むしろ温情があって、飼い主のちょっとした変化にもよく目が向くし、身の回りの状況の変化にも敏感だ。だからこそこの猫も、自分の住処である祖父母宅の危機に気づいたのだろう。

しかも、猫の性格によっては仲間の喧嘩を仲裁しようとする個体もいるほどだし……。

おわりに

そう言えば以前、阪神大震災が発生した直後に建物に閉じ込められた人を、いつの間にか近くにやってきた猫が励ましていたという話をどこかで聞いたことがある。

この人物、無事に救出されたと記憶しているが、そのときに「猫は?」と回りに質問しても「知らない、いなかった」と返されたそうだ。

危機に瀕して精神的に昂ったために見た幻覚だったのか。それとも、本当にこの人物を心配して猫がそばにいてくれたのか。僕は後者だと思っている。

文/松本ミゾレ

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