TOP>ニュース > 大人も楽しめる図鑑絵本『ねこのずかん』を知ってる?

  • ニュース

大人も楽しめる図鑑絵本『ねこのずかん』を知ってる?

大人も楽しめる図鑑絵本『ねこのずかん』を知ってる?

子どもに動物の飼い方を上手く教えるのは、とても難しい。大人向けの一般的な飼育本だと小さな子どもは興味を示しにくく、理解できないことも多いように思う。だが、親として、我が子には動物の生態やお世話の仕方を理解した上でペットを家族の一員として大切にしてほしいものだ。

そんな時に活用させたい絵本がある。『ねこのずかん』(白泉社)だ。本作の最大の見どころは作者の大森裕子さんが、猫の持っている美しさを見事にイラストで描いているところにある。

大森さんはこれまでに『おすしのずかん』(藤原昌高:監修/白泉社)や『ぱんのずかん』(白泉社)といった食べ物系の図鑑絵本を手がけており、この2作も大人気に。見ているだけでお腹が空いてしまいそうなほどリアルで繊細な大森さんのイラストは子どもだけでなく、大人をも魅了し続けている。

そんな大注目中の作者が図鑑絵本第3弾のテーマとして選んだのが、猫。食べ物系の図鑑絵本から漂う大森さんの持ち味はそのまま活かされつつ、異なるタッチも加え、本作は完成した。

本作を手に取った時、真っ先に目に飛び込んでくるのは大森さんの画力の高さだ。様々な毛柄や毛色をした猫の愛くるしさや個性を紙上に見事、描きあげている。猫を描く絵本作家さんやイラストレーターさんはたくさんいるものだが、大森さんによって生み出された猫たちは本物そっくりなだけでなく、どこか温かみも感じられる。一匹一匹の猫の絵からは大森さんの猫愛が伝わってくるようにも思え、いち猫好きとして心が温かくなった。

子ども向けの動物飼育本は分かりやすいよう、どうしても内容が簡潔になりがちだが、本作は中身も充実した一冊だといえる。それもそのはず。数多くの猫本にも携わっている、動物学者の今泉忠明さんが監修を手がけているからだ。作中には猫語やお世話の仕方など、猫好きでも意外に知らない知識がたくさん盛り込まれており、猫という動物の奥深さに改めて興味が湧いてしまう。子どもに読み聞かせたり親子で眺めたりするのはもちろん、大人だけでも楽しめる作品となっているのだ。

「猫ブーム」という言葉が使い古されるほど、近年は猫に多くの注目が集まっているように思う。私たちは猫が見せてくれるかわいさや愛くるしさに魅了され、「一緒に暮らしてみたい」と憧れることも多いものだ。だが、「かわいいから暮らしたい」という感情だけでは命を守っていくことが難しい場合も少なくない。猫はどのように人間とコミュニケーションを図り、病気の時にはどんなサインを見せるのか。そうした知識をあらかじめ知っているのと知らないのとでは命の守り方が違ってくるように思う。だからこそ、家族の一員として猫を家に迎える前にはしっかりと飼育法を知り、猫の心の声に耳を傾けられる飼い主になる必要があるように思う。

堅苦しくなく、優しい気持ちにもなれる本作は猫と人が絆を育む架け橋となってくれることだろう。

文/古川諭香

\ この記事をみんなにシェアしよう! /
この記事をみんなにシェアしよう!
関連記事
関連記事
  • ニュース

恐怖!夜になるとやってくる野良猫と一緒に寝たらノミの餌食に (1.21)

  • ニュース

キジトラ猫の宅配便?いろんなおもちゃをくわえて持ってくる猫ちゃん (1.21)

  • ニュース

イノシシ退治をした猫の塚のある我が家 (1.20)

  • ニュース

猫の尿の健康状態を可視化。ロイヤルカナン初の猫トイレ用顆粒「尿中ヘモグロビンチェッカー」新... (1.20)

もっと見る

注目のグッズ

犬猫どっち派?村松誠の「2021年版 犬猫カレンダー」

ドラえもんに大変身!犬猫用『ドラえもん コスチューム』

人気記事
人気記事
\ PETomorrow をフォローするには下のボタンをクリック! /
PETomorrow をフォローするには下のボタンをクリック!


ページトップへ戻る