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マンションで複数の飼い主にシェアされていた猫の末路

「その猫、ホントにあなたの飼い猫?」マンションで複数の飼い主にシェアされていた猫の末路

先日、急な豪雨の中コンビニに駆け込もうとしたら、店の入り口で2人の男性が言い争いをしていた。

傘を盗った、盗っていないの押し問答をしていたのだ。

お互いに主張は譲れないようだったが、盗られたと主張する男性が取り返そうとしているのは、何の変哲もない透明のビニール傘。

一方で疑われている側の男性は「これは今朝キオスクで俺が買った!」と譲らない。

このように、世間では自分の所有物だと思い込んでいるけど、傍から見るとその真贋がつきにくい事例はいくつもある。

今日はこの話に関連して、猫にまつわる事例を紹介したい。

ジョン、元気、ペータロウ…複数の名を持つ猫

その猫、ホントにあなたの飼い猫?1

今でこそ飼い猫は室内で安全飼育がベストであると認知されているが、ひところ昔はそういう限りでもなかった。

今よりもまだ室内飼育の必要性が主張されてなかった、2000年代前半のことだ。

あるペット可マンションの一室で、猫を飼っている人物がいた。

この人物は飼い猫にジョンという名前をあたえていたが、ことあるごとに部屋から出して外を自由に散歩させていたのである。

困ったことにジョンには首輪がなかった。

当然、同じマンションに住む別の住人は、「捨て猫かな」と思い込む。猫好きな住人の中には、ご飯をあたえる人も出始め、やがては「うちの子にしよう」と考える人も現れた。

同じマンションの別の階で、ジョンはある世帯に招き入れられ、そこで元気と名付けられた。

また別の階では、ジョンはペータロウと呼ばれて可愛がられるようになった。

こういうことが他にも何例かあったようで、いつしかジョンはマンション内でさまざまな名前で呼ばれることになる。本人(猫だけど)もこんがらがって仕方がなかったことだろう。

ジョンは「飼い猫の管理は大事」だと警鐘を鳴らしてくれた…

その猫、ホントにあなたの飼い猫?2

1頭の猫が同じマンションの複数の居住者に飼育されていて、それぞれが別の名前で呼ばれる程度であれば、さほど問題はないようにも思える。

しかし、その1頭の猫を複数の住人が「うちの子だから」と思い込んでいれば、当然餌をそれぞれの世帯であたえることになる。するとどうなるか。瞬く間に肥満体になり、ジョンはそのうちに病気がちになった。

結局ジョンがあまりにも急激太り過ぎたので、マンション内の誰かが一計を案じて試しに首輪をつけてみたところ、ジョンの飼い主がこれに気づいた。

そこではじめて、複数の部屋の住人がジョンを自分の飼い猫と思い込んでいた事実が発覚することとなる。でも、もはや手遅れ。肥満と運動不足がたたり、これが最後まで改善できないままにジョンは早死にした。

今でも似た話をしばしば聞くことがある。

こういう飼い方に対しては、個人的には無責任だなぁという思いに駆られてしまうところだ。自分の猫は、自分がしっかり管理しなければ、ジョンのように善意と愛情のせいで寿命を縮めることになりかねない。

おわりに

その猫、ホントにあなたの飼い猫?3

というか、猫に限らず自分のペットをしっかりと管理して飼育することって、基本的な部分は全然難しくない。100%完璧に安全な環境を目指すのは修羅の道だったりするけど99%まず問題ないと自負できる環境なら、飼い主の努力で提供できる。

そういう安心できる状況で飼育すればこそ、自分のペットの健康状態もしっかり把握できるし、周囲にも迷惑をかけずに済む。

ということで最後に、いまだに屋外に飼い猫を放している方に一言。

「あなたの飼い猫は毎日別の飼い主のところで、違う名前で呼ばれて余計な栄養を摂取してるかもしれませんよ」

文/松本ミゾレ

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