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「無責任な餌やりはあかんで!」大阪市餌やり罰則条例の有用性

「無責任な餌やりはあかんで!」大阪市餌やり罰則条例の有用性

管理もできない物事に、無責任に手を出すことは何においても控えるべきである。

たとえば自分の手に負えない仕事を適当にやってしまえば、周囲の大勢に迷惑をかける。できもしないのに「できます」と言い切ってさまざまなこと自己判断に基づいて強行しても、どうしようもない事態を招くだけだ。

これは動物に関する話にも通じる。

ときたま現れる、飼いもしないくせに「かわいいから」という理由だけで屋外の動物を餌付けする人々。

彼らは無責任に生き物を繁殖させ、糞害で周囲に不衛生をもたらし、挙句に自分たちを動物愛護精神にあふれた人間と認識していく。

生態系にも異常が生じるため、周囲に住む他の動物や近隣住民にしてみればたまったものではない。

悪質な餌やりに待った!常識で物を考えられない自称愛護家を食い止めるための条例

ここ最近、全国区のワイドショーでもたびたび話題になるほどに困った餌やり被害に直面している地域がある。

それが大阪市住吉区だ。

数年ほど前から野生のハトや野良猫に勝手に餌をやる者たちが現れ、近隣では毎日のようにあまった餌や糞尿の清掃を、付近住民が仕方なく行っている。

まさに間違った愛護活動のモデルケースである。

大阪市の松井一郎市長は9月11日、「餌やり行為に罰則を科す条例の制定」を求める陳情を受け「早急に条例を制定するように指示した」と、行政としての立場を明確にした。

あわせて市長自身も今年の夏には事態を把握しており、「本人は動物愛護と思っているが、付近住民からは有害鳥獣扱いされる」と状況について言及。

そのうえで「行政としては駆除を考えなければならない。動物愛護であれば、地域の皆さんの理解のもとで大切に育てていくのが一番」と発言している。

これは全く、松井市長の発言のとおりだと筆者も認識している。

行き過ぎた餌やり行為は餌の腐敗によって衛生面が著しく悪化し、周囲に多大な迷惑をかけてしまう。そして無責任な餌やりによって体力をつけた動物たちは次々に繁殖し、その結果糞害や付近での感染症の蔓延、交通事故死などの事例も増やす。

まさに百害あって一利もない行為なのだ。

餌やりをする者さえいなければ、そもそも不幸な動物も発生しない。

さらに言えば、現にいま、増えすぎたハトや野良猫によって生活に実害が出ている世帯もあるという報道もある。

行政は住民のために仕事をしなければならない。この点において今回の条例制定に向けての動きは、非常に有意義である。

条例は早急に制定の見込みも…動物が人間によって振り回された今回の顛末

条例は今秋には議会で制定される見込みだ。

実際に現地では、相当数のハトや猫が増えていることから、行政も腰を上げざるを得ない事態となっている。この対応は、まさに妥当な判断である。

それにしても一番不憫なのは、この地域で勝手に餌やりをしはじめた面々によって餌付けされ、繁殖していった動物たちである。

条例が施行されれば、特に野良猫は処分されることになるはずだが、元をただせば人間が身勝手に餌付けをしなければ集まることも増えることもなかった。

一部の身勝手な人間のエゴと自己満足のせいで、彼らはその命を、おそらく今後相当数失うことになる。

しかしながら身勝手な自称・愛護家ほど、こういう事態の行く末を理解できない。

それどころか「なんで猫を殺すの」と批判することしかしない。こんなに憤りを感じる話もないものだ。

おわりに

餌やりとは、人が動物を一生涯面倒を見ようとしてはじめて正当化される行為だ。

なぜ屋外の動物への餌やりがダメなのかについては、普通に考えれば誰もが理解できることである。

それなのにどうして、身勝手な餌やりをする人はその不始末を他人になすりつけるのだろうか。

この話にしたって、結局のところ餌やりをしていた連中の尻拭いを行政が負うこととなった。とんでもない話だ。

今回の住吉区の事例以外にも、似たような話は全国津々浦々で目にする。

筆者の周囲にも、そういう困った人が出没する公園がある。本当に頭の痛い問題だ。いくら真っ当な愛護団体が適切な動物との接し方について説いても、真っ当ではない人がそれをかき乱すのだからたまらない。

そしてその挙句に餌付けされた野良猫やハトが不幸な結末に向かってしまう。

できることならこの住吉区の一件を受けての条例制定が、今後の間違った愛護観への反証となってくれることを願いたい。

文/松本ミゾレ

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