• 病気事典

お尻を地面にこすりつける

肛門嚢の分泌液が溜まっている可能性がある。分泌液が溜まると、細菌感染などを起こしやすくなるので定期的に肛門嚢を絞ることを心がけること。ほかに、寄生虫の感染や下痢が続くときなどにもお尻を気にしてこすりつける動作をすることがある。

ここをチェック!1つでもあてはまったら要注意!

① お尻の周りに炎症などがある
② お尻の周りにしこりがある
③ しきりにお尻を舐める
④ 分泌液が出ている
⑤ お尻を触られるのを嫌がる

■後ろ足が立たず、腰が抜けた状態でお尻が地面についてしまっているのではないことを確認

「お尻を地面にこすりつける」という場合、後ろ足がきちんと立って、腰が抜けた状態ではないことを、まずは確認すること。後ろ足が立たずにお尻を引きずっているケースは、前脚だけで歩く「歩行異常が見られる」を参考に。お尻を舐めたいけれど、届かないために、地面にお尻をこすりつけている場合、肛門やその周囲の異常とともに、肛門から糞として排出しきれなかったヒモ状の異物が垂れていないかもチェック。

★飼い主さんが自宅でできる予防

肛門周囲の皮膚を清潔に保つ
人の食べ物を与えない(未消化の繊維物質が肛門から出る場合も)
定期的に肛門嚢の処置をする
肛門周囲の毛をカットして排泄物の汚れが付着しないようにする

獣医師江本宏平先生のワンポイントアドバイス

小型犬や老犬、肥満犬は肛門嚢の分泌液が出にくいケースがあります


お尻を地面にこすりつけている時、まず肛門から異物が出ていないかをチェックしてみましょう。糞が付着していたり、ヒモ状の排泄物が肛門から垂れていないかを見ます。お尻を地面にこすりつけて歩くことをスクーティングといいます。犬によっては地面ではなく、椅子の足や壁にお尻をこすりつけてみたり、ひっくり返ってあおむけになって腰をくねくね動かすほか、ぐるぐる回ってしっぽを追いかけて根元を咬んだり、変な姿勢で座ることもあります。異常な行動が見られたらホームドクターに相談してみてください。健康な状態では、糞を出すのと一緒に肛門嚢が絞られて分泌物が排出されますが、小型犬や老犬、肥満犬は絞り出す力が弱く、上手に出てこない場合があります。
(ペット往診専門動物病院 わんにゃん保健室、院長江本宏平)
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