• 病気事典

おなかが膨れる

食べ過ぎや肥満、便秘、妊娠のときにはおなかが膨れやすいが、心当たりがない場合は、病気が原因の可能性が考えられる。水やガスが溜まる、腫れものができるなども疑われる。おなかをやさしく触り、張り具合を確認すること。また、咳や発熱、むくみ、尿に異常があるなど、ほかの症状が出ている場合には病院に相談することが望ましい。
波動感がある
内臓の病気が進行すると腹水がたまる。片方のおなかの側面に手を当て、もう片方の側面を軽く叩き、振動が伝わるか確認してみよう。

ここをチェック!1つでもあてはまったら要注意!

① いつもと同じ分量を食べている
② 食事の内容はいつもと同じ
③ 食欲がない
③ 肥満ではない
③ 元気がない
③ いつも通り排便している
③ 去勢手術をしている
④ 熱や咳などのほかの症状がある
⑤ 体重が減ってきた
⑥ 脱毛する
⑦ げっぷをひんぱんにする
<こんな症状は要注意>
  • おなかが熱を持っている
    おなかが膨れて熱を持っている場合、寄生虫が原因の疑いも。
  • 水を多量に飲む
    内分泌疾患が疑われる。
    また、メスの場合は子宮に膿がたまるなど、生殖器の病気の可能性が。
  • ぐりぐりとした塊がある
    内臓のどこかに腫瘍ができている可能性があるのですぐに動物病院へ。
  • 波動感がある
    内臓の病気が進行すると腹水がたまる。片方のおなかの側面に手を当て、もう片方の側面を軽く叩き、振動が伝わるか確認してみよう。
<予防>
  • 病気だけでなく外傷にも気を付ける。交通事故や、家具の上などの高い所から落下により、臓器が何らかの損傷を受け、出血が起きて、お腹が膨れることもある。家庭ではこうした事故を起こさないように。また、散歩時には必ずリードをつけて話さないようにすることや自転車のカゴに乗せないようにする、または高いところに上らせないようにするなどの対策を。
  • 胃拡張・胃捻転は、食餌や水を一気に摂取したあとにすぐ運動することにより起こることが多く、発症しやすい犬種は食後の休息を。
  • 犬の死因の第一位でもある腹腔内腫瘍は早期発見が大切。そのためには日ごろからお腹を触ってみたり、定期的な健康診断を行う。
  • フィラリアは予防薬を使うことで防ぐことができる。確実に予防するために、蚊が出現するひと月前と、蚊がいなくなった、ひと月後にも予防薬を使う。予防期間は住んでいる地域によって異なるので、ホームドクターに相談する。

獣医師江本宏平先生のワンポイントアドバイス

肥満かな?と思ってもまず獣医さんに相談
最近何となくお腹が大きいような?でも、単なる肥満だったら恥ずかしいし、どうしよう・・・・・・そんな風に思っている飼い主さんも多いでしょう。お腹が膨らんでいるように見える病気の中には、治療の難しい病気もたくさんあります。そのためには早期発見がいちばんです。単なる肥満の場合でも大丈夫。ストレスの少ないダイエット方法を指導することもできるので、ぜひ声を掛けてみてください。
(ペット往診専門動物病院 わんにゃん保健室、院長江本宏平)
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