• 病気事典

皮膚からにおいがする

定期的なお手入れをしているのに普段と違うにおいがする場合は病気の可能性がある。全身からにおいを発する場合は、膿皮症や脂漏症などの皮膚病が原因になる場合も。発疹や化膿の有無、被毛や皮膚の乾燥具合、脂っぽさなどをチェックして、普段と違う部分がないか確かめよう。

ここをチェック!1つでもあてはまったら要注意!

① ひどく痒がっている
② 皮膚が赤い
③ 脱毛している
④ 特に汚れていない

★においの場所とにおいの原因を追究

耳や口、眼の周り、お尻だけが臭い場合でも、皮膚全体がにおうと感じることがある。耳だけが臭い場合は外耳炎、口は歯周病、眼の周りは涙焼け、お尻は肛門嚢炎など、それぞれ個別の病気を疑う。犬の体のにおいの異常は、どこから出ているかをきちんとチェックしておくことが大切。身体の一部分だけが臭いのか、全体的ににおうのかで、治療方法が異なる。
強いストレスを感じると、体臭が強くなるケースがある。また、皮膚のにおいの異常で、夏場に多いのが、マラセチアと呼ばれるカビが原因による皮膚炎である。異常なにおいの原因を突き止め、原因を排除することで、解消できることが多い。

★飼い主さんが自宅でできる予防

アトピーや食物アレルギー、甲状腺機能低下症などの病気がある場合は、皮膚の免疫力が低下してしまい、皮膚炎を起こしてにおいが出ることがある。普段からストレスをためず、適切な食餌と運動で、健康な身体づくりを心がけることが、病気の予防につながる。
シャンプーやトリミングを定期的に行うことで、皮膚のにおいを抑え、異常を早めに発見することも可能となる。
フードを変えると体臭が変化することもあるので、その子に合った、できるだけ質の高いフードを普段から探しておく。
シーズー、コッカースパニエル、キャバリア、プードル、ダックス、シェパード、ブルドッグ、パグ、ゴールデン・レトリーバーなど、特に皮膚病になりやすい犬種は、普段から皮膚を清潔に保ち、異常を感じたらすぐにかかりつけの獣医師に相談することで、重症化や慢性化を防ぐことができる。

獣医師江本宏平先生のワンポイントアドバイス

普段からなんとなく「うちの子のにおい」を知っておきましょう

いつも一緒にいて同じ部屋にいると慣れてしまって、愛犬のにおいを気にする飼い主さんは少ないかもしれません。でも、うちの子の「普段のにおい」を知っておくと、異臭がした時、すぐに気が付くことができます。この「普段のにおい」は人間でいう体臭のようなもので、ツンとくるような刺激的なものだったり、嫌な感じのするにおいではありません。
わんこも人間と同じで、それぞれ体臭をもっています。同じ犬種やきょうだいでも、ちょっとずつ違うにおいがするはず。普段と違うにおいから、歯周病を発見したり、中耳炎を察知することも可能です。「普段のにおい」を知っていると、病気の予防が可能になります。
皮膚病で多いマラセチアはシャンプー後の乾燥が大切です。飼主さんはドライヤーで必死に乾かそうとして、嫌がられていませんか?被毛で保護されている犬の皮膚は、人間よりもデリケートです。人間の髪の毛を乾かすように、熱いドライヤーを地肌にあてないようにしてください。皮膚から30センチ以上、離してかけるのがコツです。
(ペット往診専門動物病院 わんにゃん保健室、院長江本宏平)
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